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2009年2月21日 (土)

BLOOD THE LAST VAMPIRE

★★★

 テアトル新宿で2週間限りの特別イべントを行っている。『クールアニメ・セレクション』とネーミングして、12作の人気アニメを日と時間をずらして上映しているのだ。
 その12作の内訳は、『ルパン三世VSクローン』、『うる星やつら2』、『AKIRA』、『老人Z』、『パーフェクト・ブルー』、『少女革命ウテナ』、『人狼』、『BLOOD THE LAST VAMPIRE』、『時をかける少女』、 『パプリカ』、『秒速5センチメートル/ハルヲ』、『へルズエンジェルス』である。

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 本日の上映は、『AKIRA』、『秒速5センチメートル/ハルヲ』、『人狼』、『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の順だ。僕は会社帰りに最後の『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を観た。

 工藤夕貴が「声の主演」の押井守原作・寺田克也デザインのアニメであるが、観客がたった11人、1列を1人で占領しても、まだお釣が来るという惨澹たる有り様である。この映画館は深夜のアニメ上映が得意で、いつも行列気味なのに、一体どうしたことなのか…。

 実は『クールアニメ・セレクション』といっても、本日の4作を全て観れるわけではなく、そのうち1作を選んで観るだけなのだ。それで1作1500円!。
 かなり古い作品ばかりで、DVD化されているのだから、この上映料では高過ぎるよな。そのうえ本作の上映時間はたったの48分なのだ。僕は株主優待消化のために観ただけだが、1500円払って観た観客は、きっと熱狂的な押井信者なのだろう。本当にありがたいことだ、ただただ頭が下がるばかりである。

 映画そのものは、キャラデザインがスタイリッシュで、可愛い少女が日本刀を振り回わすという、米国人オタクが興奮する構成になっている。あのタランティーノが絶賛し、ヒット作の『キル・ビル』に取り入れたという。
 ただ低予算のためか、ストーリーが単調で、アニメの動きが余りなめらかではないし、「少女と日本刀」にしても、外人が驚愕する程のインパクトはない。5月に実写版の『ラスト・ブラッド』が上映予定だが、むしろこちらのほうに興味をそそられた。

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コメント

あみかさんは、かなりの押井ファンのようですね。僕もファンではありますが、熱狂的というわけではありません。予告編で観た「宮本武蔵」も観てみたいです。

投稿: ケント | 2009年2月23日 (月) 12時48分

こんにちは。
この「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は押井塾と呼ばれる会によって作られた実験的な作品で
当時はまだ珍しかったCGを全面的に使った事で有名です。
また押井さんが原作とは言えこれは後からこの映画の世界観を広げて書かれたものでありますし、押井守監督は企画協力として実際の製作にはなんら関与はしてません。
ただ本当に極少数の劇場で公開されたため今回のような企画が無いと大画面で見られる事がほとんど無く私も時間さえ取れれば見に行きたいと思っております。

投稿: あみか | 2009年2月21日 (土) 19時53分

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