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2009年1月23日 (金)

ラーメンガール

★★★★

 日本まで追いかけて来たのに、恋人は逃げるように仕事で移動する。そしてついて来るなと捨てゼリフを残したまま、一切の連絡を絶ってしまう。一人東京に残されて途方に暮れるアビーは、ある晩偶然に食ベたラーメンの虜となり、そのラーメン屋に弟子入りすることを決意するのだった。

          Ramen

 ハリウッドが日本で創ったラーメン版『フラガール』という感じの映画である。セリフのある外人は、主演のブリタニー・マーフィーを含めて約4人で、あとは全て個性的な日本人ばかり。
 ラーメン修業は辛く厳しい。そのうえ日本語も判らないときてる。普通なら10年かかる修業を1年で修了してしまうところがちょいと嘘臭いが、ここは細いことにこだわらずに太腹で鑑賞しよう。

 頑固なラーメン屋の店主に西田敏行、その妻に余貴美子といったピッタリの配役。余は僕の大好きな女優さんなので言うことなしだが、いつもながら西田の演技は巧いし、ラーメン同様良い味を出していたよね。
 弟子を怒鳴ったりいじめたりしながらも、心の底では優しくいたわる人情派だ。しかし海外でこの微妙な職人堅気の心意気が理解されたのかと、いらぬ心配をしてしまう。かなりアドリブも入っていたようだし、きっと英訳は困難を極めたのではなかろうか。

 また西田の師匠役として、チョロ出演した山崎努の怪演も凄かったな。昔、伊丹十三監督の『タンポポ』というラーメン映画に出演していたのも何かの縁だろうか。とにかく巧いというより神がかり的な存在感があった。

 残念なのは、終盤にラーメンスピリットを掴めたのか否かが曖昧なまま、中途半端な「ラーメン勝負」シーンを挿入したことかな。もしかしたら、かなり長編になってしまったので、前後のシーンがカットされてしまったのかもしれない。だがラストシーンは、実にハリウッド的で爽やかだったよね。

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コメント

 この映画の製作者は『タンポポ』にオマージュをささげているんですね。
 アメリカでも『タンポポ』は紹介されました。
 実際、日本に渡ってラーメン屋になったアメリカ人男性がいますから。
 フランス人のフローラン・ダバディさんもタンポポを観て。
 日本に興味を持ったそうです。

 もう1つは『料理の鉄人』ですね。
 日本の食文化から出てきた映像作品からの影響がこのような映画を産んだんでしょうね。

投稿: 龍女 | 2009年1月31日 (土) 20時58分

龍女さんコメントありがとう
この映画の製作者は『タンポポ』にオマージュをささげていたのですか。なるほどそれで良く似た展開だったのですね。
それにしても恐るべしラーメンですね。
僕もラーメン大好き人間で、あちこちのラーメン屋を探索した時機がありましたが、最近はコレステロール低減のため、かなりラーメンを食べるの機会が減り、またある程度好きな店に限定して行くようになりました。

投稿: ケント | 2009年2月 1日 (日) 13時45分

コメントをいただきましてありがとうございます。
映画と本 そして 珈琲の亮です。

この映画も気になります。
実は、私、「たんぽぽ」が大好きなんです。
ラーメンばかりでなく、オムライスにチャーハン・・・
とても美味しそうな食事がたくさん出てきたのも、あの映画の醍醐味の一つですよね。

ハリウッド版フラガール、これも気になります。
観たい作品ですね。

投稿: | 2009年2月10日 (火) 00時31分

亮さんこんばんは
まだあの時代はラーメン専門店が余りなく、中華屋さんという感じでしたからね。今は逆に昔ながらの中華屋さんが少なくなりましたよね。
オムライスもオムライス専門店になってしまいましたしね。
フラガールまだ観ていないのですか?
良い映画ですから、是非レンタルして観てください。

投稿: ケント | 2009年2月10日 (火) 22時39分

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