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2009年1月 7日 (水)

2009年はどうなるの

 去年は中国毒入ギョーザなど食の安全を疑う事件や秋葉原無差別殺人、岩手大地震、サブプライムローン問題に発した不動産業界の大型倒産、超円高による輸出企業の大赤字、株価大暴落などなど。数えあげたら切りがないほどの、思い出すのも嫌なニュ一スばかり。
 そしてマスコミが必要以上に煽るわ煽るわ…こいつらはマスコミというより、悪いニュースにばかりたかるハイエナだな。逆に言えば日本人は、悪いニュースや他人の不幸にばかり興味を持つのだろうか。それにしてもかなり悲しい事実だよな…。

         Asahi

 それから僕個人としても、家族が怪我をしたりなどなど、不運な出来事が重ってしまった。よく考えてみたら厄年だったのである。それで今年は後厄なので、早めに厄払いをしようと、近くの神社に初詣に出掛けたが、余りにも待ち時間がかかるので後日に延期してしまった。やはり皆さん苦しいときの神頼みなのだろうか…。

 卜ヨタが初めて赤字になると大騒ぎしている。しかし視点を変えてみれば、今まで儲け過ぎたとも考えられないだろうか。ある意味決算という制度が、1年を単位にしているから起こる錯覚とも考えられる。もし10年というスパンで見れば、結局トヨタはまだまだ大儲けしているはずなのだ。
 このことは個人の生活レベルにも当てはまるのではないだろうか。たとえ今回の不況で賃金が下がっても、バブリーな生活が出来なくなり、普通の生活に戻るだけなのだと考えてみよう。やれ海外旅行だ、ブランド品だ、グルメだの贅沢三昧を棚上げすればいいじゃないの。

 また勉強嫌いの子供を無理に大学に入れることもないだろう。三流大学に入学して、遊びほうけて仕事の嫌いな人間に育てても、結局は家族や本人にとって良い事は起こらない。
 そんな子供は、とりあえず高校を卒業したら、「職人修行」でもさせて日本一の料理人とか大工さんを目指させたほうが、どんなにか世のため人のためになるか計り知れない。そしてそれが一番本人のためにもなるのだ。
 世の中にはいろいろな人がいても良いはずであり、またそうでなくては社会は成り立たない。それを一億総ホワイトカラーサラリーマンを目指して無意味に大学に入れて、個性を殺すこともないだろう。

 戦争直後は、もっともっと貧しい時代だったはずである。だが焼け跡の先には希望があった。そこが現代と大きく異なるところであろう。子供たちに新しい夢と希望を与えるには、現代の先進諸国は余りにも進化し、肥大化されてしまったのかもしれない。
 歴史というものは、一朝一夕に築かれるものではない事は誰でも周知の事実だ。とは言っても、何か大きな変革が起こらなければ歴史の流れが変わらない事も真実だろう。
 かつてはその役割の大部分を「戦争」が担っていたと思う。だがもはやそれを繰り返す事は出来ない。人類いや地球の終焉に繋がるからだということは誰でも知っているからだ。
 では一体我々はどうすれば救われるのか。教育か、宗教か、政策なのか…すぐに答を出すのは非常に難解である。しかし我々が何かを考え創出しなくては、子供たちに未来はやってこない。
 2009年はそのことを念頭に置いて、我々一人一人が固定概念や自已中心的な発想を捨て、真白で純粋な心を育て、「これから人はどう生きれば良いのか」を、真剣に考え始める年にしなくてはならないのだろう。

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コメント

v740gle さんこんにちは
最近、建築周りの職人さんは激減ですか・・・
残念ですが、それが現状でしょうね。だからこそ若者に職人修行をさせて職人をふやしたいのです。
まだまだりっぱな職人もいるはずからね。(^^♪

投稿: ケント | 2009年1月12日 (月) 22時40分

>「職人修行」でもさせて日本一の料理人とか大工さんを目指させたほうが、

残念ながら、職人がほとんどいないです。
父親が昔建具屋で知り合いに日本で有名な建具職人さんと仲がよく、そこに修行に来ていた小僧のことを心配していました、「やつはいまの時代やっていけないぞ。」
案の定いまは建具関係以外の仕事に、
なんと、建具、欄間にこだわる人がいなくなってしまいました。日本間なんて作る人少ないですから。まして戦後生まれの人は、良いものは隣の人より良ければよいになっているので。そんなにすごいものは必要ないんです。ぽこぽこと機械で見栄えの良いものができれば、
またそんな考えのひとが親方なんていっているので、笑っちゃいます。( ´艸`)プププ
すいません私も戦後生まれです。(/ω\)ハズカシーィ
最初に出てくる有名な親方という方はちゃんとしています。

投稿: v740gle | 2009年1月12日 (月) 00時55分

mottiさん、コメントありがとう
mottiさんの家には中学生のお子さんがいるのですね。まだまだこれからいろいろ大変ですね。
男女ほとんどの人が大学に入る時代に、中途半端に大学に行くよりは、自分の個性を活かせる技術を身に付けたほうがどれだけ素晴らしいことか。
そんな簡単な事に、どうして一歩踏み出せないのでしょうかね。やはり自分の子女だけは、という自己中な考え方に固執しているのでしょうかね。
mottiさんの「2、3年 社会に出て自活でもして何かわかってきたら それから進学したら」は、とても良いアイデアだと思います。またつまらないばら撒きなんか辞めて、国が優秀な子供にはもっと支援すればいいと思いますね。医者なんかも不足しているのだったら、国立の医学部をもっと増やして門戸を開いた方がいいと思います。

投稿: ケント | 2009年1月 8日 (木) 21時55分

ケントさん
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
よいお話を読ませていただいて、「ほんとにそのとおり」と思ったので足跡を残してゆきます。
中学生の子供がいるので、子供の行には特に納得。
学歴ありきよりも「やりたいこと」ありきで学校をえらぶべきと思うんですが中学生や高校生くらいで本当にやりたいことを見つけられるのかというのも疑問だし難しいところです。
いっそ2、3年 社会に出て自活でもして何かわかってきたら それから進学したら身になると思うんなぁ(授業料もすべて親が負担しないですむだろうし?)

投稿: motti | 2009年1月 8日 (木) 13時18分

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