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2008年12月24日 (水)

悪夢探偵2

★★★★

 シリーズ2作目は駄作というのが通り相場なのだが、本作においてはその定石が覆されたようである。むしろ逆にストーリー、映像、キャストなどの全てにおいて、第1作をはるかに凌いでいたのではないだろうか。

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 渋谷シネセゾンでは、欧州人が妻と娘を連れて僕の前の席を占拠していた。こんな映画を観て判るのだろうか、と心配していたのだが、得意になって妻子に説明する姿がうざったい。だがこんな場所でも塚本晋也監督が、欧州で高評価を得ているのを垣間見た思いであった。

     Aku2

 さて本作では、悪夢探偵こと影沼京一の素性が明かされ、彼が暗い人間に成り果てた理由が解明する。また彼と同じく他人の心が読める母逸子の存在と、その死の謎にも迫っっている。
 そして逸子同様、怖い怖い」と叫び続ける狂気の女高生「菊川」と、その友人二人の死がドラマを盛り上げる。またこの「怖い怖い」が、この作品を観る者にも伝染して、さらに恐怖心を煽るのだ。

 他人(ヒト)の心が読めるばかりに、知らなくともよい他人(ヒト)の心の闇が見えてしまう恐怖。真実と他人の心とは、非情で残酷なものなのである。それが信頼する肉親や友人であればなおさらであろう。
 前半は暗く冷淡で、ホラー映画そのものであり、なんとなく『呪怨』を髣髴させる創り方でもある。ところが後半は一変して優しさに満ち溢れた展開となってくる。

 ことに終盤で母の逸子がハンバーグを作るシーンがなんともノスタルジックで懐かしい。そしてその出来たてのハンバーグが、実に美味しそうだこと…。僅か数分のシーンだが、僕自身もタイムマシーンに乗って、若き日の母に食事を作ってもらっているような気分になってしまったな。

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» 『悪夢探偵2』鑑賞 [◆小耳書房◆]
-ネタバレあり- 今年の初映画はこれです。 シネセゾン渋谷で観てきました。東京では唯一、ここだけ? でも今月末までやってます。 【あらすじ】 他人の悪夢に潜ることができる影沼。このところ、幼いころの母の夢をみてうなされていた。 母はなんにでも「怖い、怖い」と常に怯えていた。そして自分を指さして「怖い」と。 影沼にはいい思い出がない。その家には死んだことも知らず遠足を続ける集団や、寝入りばな窓を開けてやってくる女の霊(?)、そして母もそんな状態だし。 暗い生活の中でやがて母は…。 ... [続きを読む]

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