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2008年10月13日 (月)

イントゥ・ザ・ワイルド

★★★★

 すべてを捨て去り、一人でアラスカまで旅をする青年を描くヒューマンドラマ。実話をアレンジした話であるが、この青年がなぜ自分採しの旅に出る必要があったのかを、時間を前後させながら克明に描いてゆく。

     Intowild

 それにしても、この青年の心は、余りにも繊細で純粋過ぎる。まるでガラス細工のようで美しくてもろい。おそらく、幼年期から不仲な両親を観て育ったことが、彼の心を閉ざし彼自身を別世界に誘ってしまったのだろう。
 青年は旅の中でいろいろな人に出会う。農場の主人、ヒッピ一の恋人、歌手を目指す流浪の少女、老いて孤独な革職人。青年はこれらの人々と触れ合うことで、少しずつ成長してゆくが、アラスカへの旅にはこだわり続ける。
 しかし大自然の中では、人間一人の力などたかが知れている。人は協力し合わなければ、長く生きてゆけない生物なのだ。大勢の人たちに接してゆくうち、青年の深く閉ざされた心も、ゆっくりと開き始める。
 だがそこに皮肉な運命が待ち構えていたのである。ラストは非常に辛く厳しい。だがそれが現実というものなのか…。ただ不思議と、暗く重い気分にはならない。大自然の映像とウェスタン調の音楽に心が癒されたせいだろうか、きっとそれがこの作品の素晴らしさなのだろう。

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