小説 西の魔女が死んだ
先日映画を観たばかりであるが、この原作を読んで、映画がいかに原作に忠実だったかがよく判った。逆に言えば、まるで脚本のような原作なのだ。
西の魔女が死んだ (新潮文庫) 著者:梨木 香歩 |
といっても、やはり小説では「まい」の心情が手に取るようにわかる。心の動きを映像で表現するのは難しいが、自然や風景は小説より映画のほうが判り易いし、美しく表現することも出来る。つまりどちらもその持ち味を十分に発揮し合って五分と五分であった。
それにしてもこのお話は、上手に出来上がっている。映画を観たとき以上に、その構成力の素晴らしさに舌を巻いてしまった。ことにラストが良い、というかラストに繋がってくる前半・中盤の下ごしらえの丁寧さに感心してしまうのだ。
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コメント
hitoさんコメントありがとう
hitoさんも、確か原作読んでいましたよね。
普通は原作を後に読んだほうが良いのですが、この映画の場合はどちらが先でも楽しめるでしょうね。
投稿: ケント | 2008年8月11日 (月) 16時10分
原作いいですよね!
私は原作はだいぶ前に読んでいたので細かなエピソードは忘れている状態での映画鑑賞でした。
原作での印象的だったのは花や家事等のことを教えてもらって規則正しく生活していく様子、とてもいいな~と思ったものです。
映像では自然が美しく、ベリー摘みやジャムつくりやパンなどに癒されました~
投稿: hito | 2008年8月11日 (月) 12時41分
Dora さんも、小説読んだのですね。
なかなか原作を超える映画は少ない中、かなり良い創り方をしていましたね。本を読んで映画の良さを再確認しました。また原作の良さも判りました。どちらも良い出来映えです。
「自分のことは自分で決める」まあ、現実にはなかなか難しいかもしれませんが、「自分のことは自分で責任を持ちましょう」という事なのではないでしょうか。
ではまた
投稿: ケント | 2008年8月11日 (月) 09時38分
文庫本の中では
1位だか2位だかの人気らしいですね。
確かに映画と本、
それぞれの良さがありますね。
おばあちゃんの教え
「自分のことは自分で決める」
そうすればどんな結果でも
後悔ないですものね
でも大人になると
自分のことだからって
自分だけで決めるわけにはいかない、
こと多いですけどーーーー
投稿: Dora | 2008年8月11日 (月) 00時06分