カレンダーボーイ
『カレンダー・ガールズ』という英国映画があったが、本作は全くそれとは関係がないので念のため…。本作は、中年の男性2人が、同時に少年時代にタイムスリップして、あの3億円事件を阻止し、クラスメートの少女を救うというお話である。
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カレンダーボーイ 著者:小路 幸也 |
タイムスリップものは数々あれど、2人同時に心だけがタイムスリップし、毎日寝るたびに過去と現在を往復するという話は珍しい。浅田次郎の『地下鉄に乗って』とやや似てはいるが、心だけタイムスリップというところが全く異なっている。
また昭和時代のノスタルジーに浸るという展開は、広瀬正の『マイナスゼロ』を思わせる。なかなか楽しくて、一体どのような結末を迎えるのか、ワクワクしながらページをめくり続けた。
だがラストの収束がかなり大雑把で判り難いね。なんだか急に面倒くさくなって、適当に幕を下ろしてしまった感がある。それまでは、かなり面白い話だったので、非常に残念な気分になってしまった。
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コメント
ベルさんコメントありがとう。
TB先を間違えてごめんなさい。こちらに直しておきました。せっかく三億円事件をテーマにしたのだから、もう少し掘り下げた展開でもよかったですよね。
投稿: ケント | 2008年6月15日 (日) 09時46分
すみません、私も間違えて「モーニング」の記事をTBしてしまいました。改めて「カレンダーボーイ」の方をTBしておきますので、お手数ですが「モーニング」の方は削除して下さい(削除の方法がわかりません~^^;)。
投稿: べる | 2008年6月14日 (土) 21時57分
はじめまして。TBありがとうございました(なぜか『モーニング』の記事でしたが^^;一応こちらからもTBチャレンジしてみましたが上手く出来ていなかったらすみません。
私もラストの展開にはがっかりしました。肝心の三億円事件のくだりをもっときちんと掘り下げて書いて欲しかったですね。
投稿: べる | 2008年6月14日 (土) 21時53分