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2008年5月24日 (土)

少林少女

★☆

 一体この映画は、いくつの作品をパクっているのだろうか。燃えよドラゴン』、『マトリックス』、『少林サッカー』、『トム・ヤム・クン』、『ドラゴンボール』、『カンフーハッスル』ときりがない。
 まあどのみち荒唐無稽な映画だから、パクリであろうとパロディーであろうと一向にかまわない。だがそれは、もう少し上手に真似たらの話だ。
 とにかく、どうしてこんなに下手糞なんだろうか、不思議でたまらない。アニメのような安っぽいCG。スピード感の全くない、ど素人丸出しの格闘演技。

            Scan10336

 退屈なのは終盤近くまで、ほとんど少林寺挙法での戦いがないことだ。それに江口洋介が柴咲コウに、「お前は戦うな、俺がお前を守る」と言っておきながら、さんざん痛ぶられて結局何もしないとは…。
 そのうえ、柴咲コウが戦うことを決意すると、あっさりとそれを認めてしまう。おいおい偉そうな説教だけたれて、一体お前は何してんだよ。これじゃ殴られ損の恥かき小僧じゃないか。
 それにラストの戦いにも参加しないし、彼の出演自体に意味がないじゃないの。これじゃあ彼のファンでなくとも、消化不良でストレスが溜まっちゃうよな。
 また中村トオルが「これからは力ではなく美だ」と宣言しながら、力ばかりにこだわっている。一体何なのだ、この嘘つきばかりのオンパレードは。酷評ばかりで申し訳ないが、この際行きがけの駄賃にもう少し悪たれを続けよう。
 そもそもが、この作品は何をテイストにしたいのか、そしてストーリーの方向性も全く見えて来ない。描きたいのは、少林寺拳法なのかラクロスなのか…。
 またTVの学園スポコンドラマと、安っぽいヒーローものをゴチャ混ぜにしたようなバランスの悪さ。まるでごはんに牛乳とジャムをブッかけたような無神経ぶりに、飽きれてものも言えない。
 もちろんカンフー映画にシリアスな展開や現実感は不要である。だがそれにしては、中途半端で大人し過ぎるのだ。もっともっとオバカで奇想天外で、思いきりド派手な演出と展開が必要なのじゃい!。
 どうして邦画は、徹底的な超エンタメ作品が創れないのだろうか。デビルマン』しかり、鉄人28号』しかり、あずみ』しかりだ。
 ハリウッドに比べると、製作費不足だからだと言い訳をするなよ、香港映画だってちゃんと出来るんだぜ…。やはり日本人は、妙な真面目さを捨てきれないんだね。もっと大胆に、脳天気になりきらなくてはダメだな。

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コメント

見ちゃいましたか^^。
私も今日見てきましたが、ホントにつまらなかった・・・。
評判が良くなかったので、期待しずに見に行ったのですが、その期待以下でした・・・。
「少林サッカー」の二番煎じくらいの方がまだ面白かった気がします。

投稿: cherry | 2008年5月24日 (土) 20時57分

cherry さんコメントありがとう
とにかく内容だけではなく、技術的にもひどい映画でしたね。ネットの評価で初めから覚悟していたものの、それ以上に酷い映画でした。監督はもう引退したほうがいいですな。

投稿: ケント | 2008年5月24日 (土) 21時35分

実は『デビルマン』は好きなんです。
隣に座って観ていた小学生が悲しそうな顔をしていたのが忘れられません・・・w
少林少女の方は普段はヒットメーカーが作っただけあって、『デビルマン』よりも罪深いかと・・・

投稿: kossy | 2008年5月24日 (土) 22時27分

ケントさん、こんばんは!

キャラクターの一貫性と、それぞれの関係が浅くて、ひどい脚本でした。
僕はチャウ・シンチーが好きなので、期待を裏切られたダメージも大きかったです。
彼の次の映画(ミラクル7号)に出ているキティ・チャンが出ていたりして、プロモーション臭がしていやだったです・・・。

投稿: はらやん | 2008年5月24日 (土) 22時53分

こんばんは。
ひどいにも程がありますよね。
このつまらなさ、本当ありえないです。
ストーリーも本当中途半端だし、柴崎コウは自分勝手だし、江口洋介の「戦わない」にこだわるのも全然背景が描かれてないし。
それでもまだそれなりに観客が入ってしまっているところが怖いですよね。

投稿: masako | 2008年5月24日 (土) 23時33分

いやはや、この映画に関しては皆さん本当に厳しいですね。
全くデタラメな内容以上に、内容が伴わないのに、あざとい商売っ気だけはプンプン臭ってくるからではないでしょうか。
作り手が映画をなめている、と思います。
基本的に映画は自由な物と思いますが、こういう映画がヒットすることは、映画の自殺行為ですね。

投稿: ノラネコ | 2008年5月25日 (日) 00時22分

こんばんは。TBコメントどうもです。

今年のワーストワンはダントツで確定でしょうか。
一番いけないのは、完成試写の段階で、出来のヒドさに誰も気付かなかったのか…という点でしょう。あるいは気付いたが、封切日が決まってるので、欠陥商品と知ってて公開を強行したのかも。
情けないけど、それでも商売になってしまう所に構造的な問題がある気がしますね。困ったもんです。

投稿: Kei | 2008年5月25日 (日) 03時27分

ケントさん こんにちは~♪
ケントさんもこの作品についてはかなり憤慨されておられますね。
当然ですよねぇこの出来では・・・。
とてもプロが作った映画だとは思えないほどの駄作でしたね。
もちろん試写もしたでありましょうに・・・。
誰かがこの矛盾だらけの、ポリシーの無い内容に待ったをかける人はいなかったのでしょうかね。

今日『山のあなた』を観たのですが、とても良かったのです。
ところがそちらの製作にも亀山千広が絡んでいるんですよ。
このギャップに信じられないですこの人。

投稿: なぎさ | 2008年5月25日 (日) 18時04分

kossyさんもデビルマン観たのですか。
デビルマンとサタンの戦いのシーンは結構良かったですね。この映画よりはずっとマシですね。


はらやんさんコメントありがとう
とにかく酷い脚本を書くものですね。あれでプロなら、小学生以下ですよね。なんで邦画は超エンタメ的な映画が創れないのかと思うと、哀しくて泣けてきますよ。

投稿: ケント | 2008年5月27日 (火) 23時04分

masakoさんはかなりお怒りのようですね。
おっしゃる通り、興行的には成功なので、懲りずにまた変な映画が創られるのかと考えただけで身震いしますよね。


ノラネコさんオヒサです
おっしゃる通り、映画を舐めているし、天に唾しているようなものです。
まっこと悲しい出来事としかいいようがありませんなぁ。

投稿: ケント | 2008年5月27日 (火) 23時07分

Keiさんこんばんは
もちろん今年のワーストワンです。
それどころか歴代でもワーストテン入りしそうですよね。悲しい悲しい。邦画をダメにするなよ。


なぎささんもだいぶお怒りですね。
一体どういうつもりでこの映画を創ったのでしょうかね。
山のあなたは、僕も観て来ましたが、かなり空いていましたね。良い映画がガラガラで、話にならないような駄作が大ヒットという矛盾が悲しいです。

投稿: ケント | 2008年5月27日 (火) 23時11分

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