悲しき人形つかい
タイムトラベルとは全く関係のない梶尾作品を初めて読んだ。タイトルは口バート・A・ハインライン『人形つかい』のオマージュであろう。
悲しき人形つかい 著者:梶尾 真治 |
エイリアンが人体に侵入して人間を操るという『人形つかい』に対して、本作では介護用のボディフレームを、死人に装着するという荒唐無稽な発想だ。そして終盤では、このボディフレームを使ってやくざと戦闘するというお笑いドタバタ風味の作品なのである。
まるで『ロボコップ』、『エイリアン2』、『鉄人28号』、はたまた落語の『らくだの馬さん』をごちゃまぜにしたような展開には笑ってしまうだろう。しかしまあよくもこんなバカバカしいネタだけで長編小説を作ったものである。
小説というより、これはもうマンガの世界に近いしろものなのだ。あのロマンチストの 梶尾真治が描く世界感とは思えない。
と言いながらも、面白い作品であることは否めず、数時間であっという間に読破してしまった。
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