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2008年4月16日 (水)

パンズ・ラビリンス

★★★★☆

 少女が主役で、妖精やモンスターが登場するファンタジー映画なのだが、『ナルニア物語』とか『ライラの冒険』などの娯楽フアンタジーとは全く異なる作品である。
 というのも、この映画のファンタジー部分は、主人公の少女オフェリアが、現実逃避するために創り出した架空世界だから…。

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 その現実とは、1944年のスペイン内戦で父を亡くし、恐ろしい独裁者の軍人と再婚してしまった母親と、嫌いな義父との共同生活。そしてフランス軍とゲリラたちとの度重なる不毛な戦い。残虐な拷問と悲惨な殺戮。
 架空世界とは、地下深くに存在する幻想的な世界で、昔そこでオフェリアは王女だったという。しかしそこに戻るためには、三つの試練をクリアしなくとはならない。
 はじめのころ、オフェリアの心は幻想と現実の狭間を交錯する。だが母の死とともに現実の全てを拒否し、幻想世界だけを求め始めるのだ。

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 幻想世界の入口で、門番をしている牧神パンからもらった白紙だけの本。しかし1人になって、思いを込めてこの本を見つめると、絵と文字が自然に浮かび出てくる。そしてそこには、三つの試練が記されているのだった。
 その三つの試練とは、不潔で気味が悪いもの。一歩間違えれば、怪物に捕まって食べられてしまう恐ろしいもの。そして欲望や誘惑を絶ち切り、正しい心を示さなくてはならないもの。
 この童話的な世界観は、オフェリアが現実世界でいつも読んでいたお伽話からの発想だろう。また彼女が自分自身に三つの試練を課したのは、嫌な男との結婚を引換えにした母の安易な逃避を許せなかったからに違いない。
 身重の母を心配しながらも、もう一方の心では母を怨んでいたのかもしれない。それがあの大出血シーンに繋がったともいえる。だから心は母よりも、同じように悩みを持つ使用人メルセデスのほうに傾きつつあった。
 偶然の一致だと思うが、オープニングとエンディングが、メビウスの輪のように捻れて繋がってゆくさまは、まるでマーク・フォースター監督の『ステイ』そのままである。
 重くて暗いテーマだったが、そこにオフェリアの描く幻想世界を見事合体させ、斬新なストーリーに仕上げている。映像も美しい、まさに映画の持ち味を生かし切ったという意味では、稀にみる秀逸な作品といえるだろう。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

番の骨子は、母に対する恨みなのかもしれませんね。またそう考えると全ての出来事がスッキリと納得出来るのですよね。

投稿: mr bean games | 2014年4月25日 (金) 07時32分

はらやんさんコメントありがとう
そうですね。この物語の一番の骨子は、母に対する恨みなのかもしれませんね。またそう考えると全ての出来事がスッキリと納得出来るのですよね。

投稿: ケント | 2008年4月22日 (火) 12時47分

ケントさん、こんにちは!

>身重の母を心配しながらも、もう一方の心では母を怨んでいたのかもしれない
そうかもしれないですね。
母親にとっても厳しい現実ですが、彼女は大人になるうちに現実と折り合いをつけていく術を学んだのでしょう(人は誰しもそうですが)。
オフェリアは母親のようにまだ現実世界との折り合いなどつけられるわけでもなく、自分だけで現実を納得してしまっている母親を恨みつつ、幻想世界に逃げ込んでしまったのかもしれません。

投稿: はらやん | 2008年4月20日 (日) 14時45分

パピのママさんこんにちは
そうですね。現実も非現実もともにダークでしたね。
輝いていたのは死後の世界だけでした。
昨年、皆さんの評価が高かったので、DVDで借りてみましたが、期待通りの名品でした。


ノラネコさんこんばんは、プチお久ですね。
「死が生を侵食し、混沌を形作っているのと同時に、幻想もまた現実を侵食しているように思います。」
なかなか鋭い指摘ですね。
おっしゃる通りですが、平たく言えば「死後の世界が本当の世界で現実は虚無の世界というような・・・」人の世界なんてそんなものかもしれません。

投稿: ケント | 2008年4月19日 (土) 00時35分

きららさんこんばんは
つらいファンタジーでしたか。
そうですね。オフェリアは悲しい少女でしたね。
あの時代、あの国では多くの子供が犠牲者だったのかもしれませんね。


ひらりんさんコメントありがとう
結末は考えようかもしれません。僕は救われたのかと思いましたが・・・


投稿: ケント | 2008年4月19日 (土) 00時28分

ギレルモ・デル・トロの最高傑作でした。
ファンタジー部分は、私は必ずしも妄想とは思いませんでした。
何というかこの映画のファンタジーはもう少し観念的、抽象的な意味合いがある気がします。
死の象徴なのはその通りだと思いますが、死が生を侵食し、混沌を形作っているのと同時に、幻想もまた現実を侵食しているように思います。
はたして悪夢の様な現実と、どちらが現実感があるかと考えると、もはや幻想と現実の分化はこの映画の終盤では不可能になっていたのではないでしょうか。

投稿: ノラネコ | 2008年4月18日 (金) 23時01分

こんばんは!、コメントありがとう。
この作品は、オフェリアの幻想世界での試練の物語と、現実のスペイン内戦の悲劇とを並行して描いている事ですね。
この構成の巧みなところは、ダーク・ファンタジーのダーク(暗黒、残酷)な部分を現実の戦争の場面に集中して描く事によって、少女のイニシェーションの物語をお伽噺的な純粋さの中で保つ事が出来たのでしょう。
昨年鑑賞しましたが、ベスト10の3位だったと思います。
物語としても、映像と音楽も全般的に良かったです。

投稿: パピのママ | 2008年4月18日 (金) 01時10分

トラ・コメどうもです。
非情な現実世界に生きる少女の妄想にしては、悲しすぎる結末でした。

投稿: ひらりん | 2008年4月17日 (木) 23時53分

ケントさん、こんばんは☆
私もオフェリアの想像の世界は願望とか妄想のものだと思いました。
それもまた悲しい出来事なんだけど、、、
こんなにつらいファンタジーは初めてでした。
でもホント!まれに見る秀作、、、私も同感です!!

投稿: きらら | 2008年4月17日 (木) 22時30分

migさんコメントありがとう
切ないファンタジーでしたね。
しかしこういう作品が好きです。
一つ目の化け物は、CGではないですよね。着ぐるみにしては良く出来ていましたね。

投稿: ケント | 2008年4月17日 (木) 21時13分

真紅 さんコメントありがとう
大作ではありませんが、こういうのを珠玉の名作と言うのでしょうね。
ハリウッド作品にはない素晴らしさがありますね。
確かに子守唄の旋律も良かったですね。

投稿: ケント | 2008年4月17日 (木) 21時08分

たおさんコメントありがとう
あの過酷な現実とファンタジーのアンバランスがとても斬新に感じました。
僕はハッピーエンドだと解釈しています。


motti さんこんばんは
ステイ観たのですか。ホントちょっとリンチの世界に似ていましたよね。ラストはちょっと反則ぎみな感じがしないでもありませんが・・・
本作は映画の極限に挑戦したような秀逸な作品でしたね。

投稿: ケント | 2008年4月17日 (木) 21時05分

mezzotintさんコメントありがとう
現実に対する失望から生まれた願望の世界だったのでしょうね。
ステイは、現代ものですが、ストーリーの流れが似ていました。時間があればDVDで観てください。


MANAMIさんこんばんは
あの世界の両親が登場したシーンは、何を意味していたのでしょうかね。僕にはいまひとつ解析出来ていません。
ちらっとしか登場しなかったので実の父母なのか、地下世界の王と妃だったのか・・・はっきり見えませんでした。

投稿: ケント | 2008年4月17日 (木) 21時00分

ケントさん☆こんばんは、コメントTBありがとう。

この映画、好きですよ〜
もうちょっとあの不思議な、ファンタジックな世界を観ていたかったです、1つ目の化け物よかったです☆
それにしても、切ないラストでした、、、、

投稿: mig | 2008年4月17日 (木) 20時59分

ななさんこんばんは
ハリウッド映画でない映画は、だいたい秀作が多いですよね。そうでないと外国で上映されませんからね。
内容については好き嫌いが判れる作品ですが、映画としての完成度はかなり高いと思いました。


kimionさん
おっしゃる通り、母の安易な選択に対する失望感がありましたね。
また母を義父に奪われた悔しさもあったのでしょうね。そういう意味で可愛そうな少女でした。

投稿: ケント | 2008年4月17日 (木) 20時55分

マリーさんコメントありがとう
普通の冒険ファンタジーを期待して観たらびっくりしますよね。あのチラシだけではそう見えますからね。死というものこそ真実の世界だと考えれば、少女の死は哀しくありません。やっと真実の世界に行けたのだと・・・監督もそう考えて作ったのかもしれません。


myauさんこんばんは
マリーさんと同じですね。何度も言いますが、誰も死後の世界を知りません。僕はあれが天国という死後の世界なのだという世界観を持って観ました。

投稿: ケント | 2008年4月17日 (木) 20時46分

ケントさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございました。
TBがまた入らないようで、すみません!

「稀に見る秀逸な作品」全く同感です。大傑作だと思っています。
重層的で斬新な物語、美しい映像と美術、どれをとっても非常に完成度が高いですね。
子守唄の旋律も印象的でした。
思い出して考えると、また新たな解釈が生まれてくるような映画・・。凄いです。
ではでは、また来ますね。

投稿: 真紅 | 2008年4月17日 (木) 10時59分

ケントさんこんにちは。

そういえばステイも細かな謎解きをちりばめてあって楽しめましたよね。アレ好きでした。ちゃんと説明がつくデビットリンチみたいな映画でw

パンズ~は映画という形態において普遍の寓話性をもって語りつぐことのできるお伽話の要素をうまく取り込んでいるところがミソですね。

僕の求める映画の楽しみに完璧なまでに強力なパンチで打たれましたもんコレ。

TB,コメントありがとうございました♪

投稿: motti | 2008年4月17日 (木) 10時47分

こんばんは♪
TBありがとうございます!
“御伽噺”というと、なんかフワフワした感じのものを思い浮かべることが多いんですが、あまりに過酷な現実を反映しつつも、ほんの少しだけ現実から逃避できるって意味では、本作はまさに御伽噺だったと。満足の作品でした!

投稿: たお | 2008年4月17日 (木) 00時17分

コメント&TBありがとうございます。

ラストに描かれているものはオフィリアの魂の救済なのだと解釈しました。肉体は滅んだけれど魂は復活し、"本当"の(現実の早くなくなってしまった父や義父に頼ってしまった母とは違う)両親の元に温かく迎え入れられたわけですから...。

不気味な妖精たちも不思議と美しく、長く印象に残りそうな作品でした。

投稿: MANAMI | 2008年4月16日 (水) 23時56分

ケントさん
今晩は
重い内容でしたが、作品の完成度も高いし、
素晴らしいと思います。ラストは本当に辛かった
けど・・・・。オフェリアにとっては迷宮の国
は唯一心の救いのなったのでしょうね。確かに
この国は存在しないものだと思います。
ケントさんおっしゃるとおり、彼女の心に存在
する願望の国でしょうね。「ステイ」は残念ながら
未見ですが・・・・。

投稿: mezzotint | 2008年4月16日 (水) 22時44分

TBありがとう。
オフェリアは母親のみを案じつつ、母親に対して、失望感を持っていますね。このあたりの少女の無意識の描き方が秀逸だと思います。

投稿: kimion20002000 | 2008年4月16日 (水) 22時25分

ケントさん こんばんは

TB、コメントありがとうございました。
なぜか「大好き」な作品ではないのですが,
構成といい,テーマといい,映像といい
ものすごく完成度の高い,素晴らしい作品で
これは誰も真似できないのでは?と思いましたね!
スペイン映画,恐るべし!って,最近特に思いますね~~~

投稿: なな | 2008年4月16日 (水) 22時18分

ケントさん
TBありがとうございました。
ラストは本当に切ないですね。
だからこそあの世界が存在していて欲しい、と思いました。

投稿: myau | 2008年4月16日 (水) 21時35分

こんばんは~
TB&コメントありがとうございます。

この作品は、こちらでは かなり遅れて公開されまして今年初映画として鑑賞しました。
あまりの内容にびっくりして、苦しくて・・・
選択を誤ったかな~~なんて思ってしまった。

私もファンタジー部分は少女の幻想だと思うのですよ。でも~あえて、本当にあの世界は存在して彼女は遂に戻れたんだ!と思うようにしました。
私も現実逃避してますよね(苦笑)

映像が本当に神秘的で、独特の美しさがありました。
ケントさんご紹介の『ステイ』公開なかったので観てませんが~興味が沸きました。

投稿: マリー | 2008年4月16日 (水) 21時23分

hitoさんこんちは~
重苦しい作品でしたが、斬新で良かったと思いました。記憶に残る一本かもしれませんね。

NONさんこんにちは
僕もかなり完成度の高い映画だと思います。
劇場で観れなかったのが残念でしたが、余りメジャーでなかったので見逃してしまいました(^_^;)
とにかく切ないですね。
しかしオフェリアは、地獄の現実から開放されて天国に行けたのだからと納得しています。


投稿: ケント | 2008年4月16日 (水) 18時10分

こんにちは♪ TB、コメントありがとうございました☆

ダークで辛い物語ではありましたが、完成度の高い映像とストーリーで、去年のベスト映画に挙げました。

オフェリアが、あのグロテスクなファンタジーにしか逃げられなかったという点がとても辛かったですよね。
そしてあのラスト・・・切なすぎました・・・

投稿: non | 2008年4月16日 (水) 17時11分

素晴らしい映画ですよね!音楽も映像も綺麗で~

重くてあまりにも痛々しいし、決して面白かったとか楽しいという感想はないのですが、とても忘れられない作品になると思います。

投稿: hito | 2008年4月16日 (水) 14時08分

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