エディット・ピアフ~愛の讃歌~
★★★★
日本では馴染みが薄いが、フランスでは国民的なシャンソン歌手である。彼女は身長が142cmしかなく、「ラ・モーム・ピアフ(小雀)という芸名でブレイクしたという。 究極の貧困生活を経験し、路上で歌を歌い大歌手に昇り詰めた経緯は、日本人なら『美空ひばり』 を髣髴させられるよね。
この作品は、そんな彼女の伝記映画なのだが、晩年で彼女が途切れ途切れに思い出すシーンを、時間軸をランダムに並ベているため少し分り難くなっている。だがそのお陰で、単純な伝記映画に納まらず、芸術的な匂いが残る名作に仕上がったのであろう。
なんと言っても、歌そのものが一番感動的であったのは、ピアフ本人の歌を合成して吹き替えたからである。なにせあのしわがれた声がイイね。『愛の賛歌』、『パダンパダン』、『ばら色の人生』、『フルフル』、『ミロール』 のオンパレードには酔いしれてしまったな。 最後にもうひとつ、ピアフを演じたマリオン・コティヤールの迫真の演技にも絶大なる拍手を贈りたい。
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» ★ 『エディット・ピアフ~愛の賛歌』 [映画の感想文日記]
2007年。フランス。LA MOME.
オリヴィエ・ダアン監督・脚本。
マリアンヌ・コティヤール主演による、エディット・ピアフの生涯を描いた物語。... [続きを読む]
受信: 2008年4月15日 (火) 23時03分
» エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜 [ネタバレ映画館]
かつては結婚披露宴の定番ソングだった「愛の讃歌」。新婦の伯父さんあたりがよく歌う・・・ [続きを読む]
受信: 2008年4月15日 (火) 23時17分
» エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜 [★YUKAの気ままな有閑日記★]
誰でも一度は耳にした事があるであろう『愛の讃歌』を大画面で聴きたくて鑑賞―【story】『愛の讃歌』など、数々の名曲で世界中を魅了した伝説の歌姫エディット・ピアフの生涯を描く伝記ドラマ―歌手を目指す母アネッタ(クロチルド・クロー)の娘エディット(マリオン・コテヤール)は、祖母が経営する娼館で娼婦のティティーヌ(エマニュエル・セリエ)らに育てられる。やがて母のように道で歌い始めたエディットは、名門キャバレーのオーナー、ルイ・ルブレ(ジェラール・ドバルデュー)に見出されるが― 監督 : オリヴィ... [続きを読む]
受信: 2008年4月15日 (火) 23時21分
» エディット・ピアフ ~愛の讃歌~ [虎猫の気まぐれシネマ日記]
あまりにも有名な,シャンソンの名曲「バラ色の人生」と「愛の讃歌」はもちろん知っていたけど,ピアフの歌声を聴いたのは,実は初めてだった。・・・・衝撃だった。彼女の声の,まるで魂をふりしぼるような,力強さと,豊かさ。・・・・ややハスキーな声で,オペラ歌手のような美しい声ではないが,一度聴いたら決して忘れ... [続きを読む]
受信: 2008年4月16日 (水) 00時05分
» ★「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」 [ひらりん的映画ブログ]
フランスの伝説的シャンソン歌手エディット・ピアフの伝記映画。
主演は最近よくお目にかかってるマリオン・コティヤール。 [続きを読む]
受信: 2008年4月16日 (水) 02時18分
» 「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
「エディット・ピアフ ~愛の讃歌~」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:マリオン・コティヤール、シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー、エマニュエル・セニエ、ジャン=ポール・ルーヴ、クロチルド・クロー、ジャン=ピエール・マルタン..... [続きを読む]
受信: 2008年4月16日 (水) 04時20分
» エディット・ピアフ~愛の讃歌~ [空想俳人日記]
ばら色に 人生染める 我が血かな
最近のCMでのおすぎさんのコメントは反作用。他の映画と同じく仰々しい感動のコメントに、なんぼのもんかな、そう思ってしまいます。だから、ほんとは、この映画観ていなかったかもしれません。この映画を観て、まず言いたい一言。お... [続きを読む]
受信: 2008年4月16日 (水) 06時07分
» 映画『エディット・ピアフ~愛の讃歌』 [コラムニスト宣言]
エディット・ピアフについては、とりたてて関心も知識も持ち合わせているわけではない。だから、この映画の主演女優がピアフの雰囲気によく似ているとかいないとか、特徴をつかんでいるとかいないとか、そのような感想をもつことからあらかじめ解放された立場で、私はこ...... [続きを読む]
受信: 2008年4月16日 (水) 09時37分
» エディット・ピアフ -愛の讃歌- [ジャスの部屋 -映画とゲーム-]
映画「エディット・ピアフ -愛の讃歌-」の感想です [続きを読む]
受信: 2008年4月16日 (水) 11時31分
» エディット・ピアフ 愛の讃歌 [UkiUkiれいんぼーデイ]
はぁ〜っ もぉねぇ 想像以上に良かったの一言です。:゜(´□`。)゜:。
フランスでは10人に1人が鑑賞したという本作。
愛に恵まれずに生きた一人の女性が謳い上げる「愛の讃歌」・・・
・・・泣けました(p_;)
とにかく、ピアフを演じたマリオン・コティヤールの神がかった演技に脱帽です!!!
ご本人のことは曲と名前を聞いたことがあるくらいでしたが
いやもう、私の中では
シャンソン+フランス人歌手=「夢見るシャンソン人形」のダニエル・ビダルさん
くらいしか... [続きを読む]
受信: 2008年4月16日 (水) 15時36分
» 第80回アカデミー賞決定〜 [京の昼寝〜♪]
第80回アカデミー賞の授賞式と全作品の受賞作品が発表されました 脚本家組合のストは回避され、その授賞式の様子はまだ観ていないのですが無事開催されたことは良かったですね。
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受信: 2008年4月16日 (水) 17時40分
» エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜 [Akira's VOICE]
愛と歌で駆け抜けた生涯。
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受信: 2008年4月16日 (水) 18時04分
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監督・脚本:オリヴィエ・ダアン出演:マリオン・コティヤール、ジェラール・ドパルデュー公式サイトはこちら。<Story>1915年にパリのベルヴィルで生まれたエディット(マリオン・コティヤール)は、幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せる。一度は失...... [続きを読む]
受信: 2008年4月16日 (水) 20時33分
» 【エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜】 [+++ Candy Cinema +++]
【LA VIE EN ROSE】
監督・脚本 オリヴィエ・ダアン 製作年度 2007年 日本公開 2007年9月29日
上映時間 2時間20分 製作国 フランス... [続きを読む]
受信: 2008年4月16日 (水) 20時57分
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歌に生き、愛に生きた、47年の奇跡。世界の歌姫__涙と喝采の物語。
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受信: 2008年4月16日 (水) 23時32分
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映画館にて「エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜」
数々の名曲で世界中を魅了した伝説の歌姫エディット・ピアフの生涯を描く伝記ドラマ。
おはなし:大道芸人の父親と歌手を目指す母親の間に生まれたエディット(マリオン・コティヤール)は、祖母が経営する娼館で育てられる。やがて母のように道で歌い始めたエディットは、名門キャバレーのオーナー、ルイ・ルプレ(ジェラール・ドパルデュー)に見出される。
神様は“才能”という素晴らしいギフトを与える時に、波乱万丈の人生というものをもれなく同時に与えるのかもしれないで... [続きを読む]
受信: 2008年4月17日 (木) 22時16分
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【 エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜 】9月29日(土)公開
... [続きを読む]
受信: 2008年4月17日 (木) 22時38分
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「哀しみ」なくして「偉大」にはなれないのだろうか……。
『エディット・ピアフ/愛の讃歌』
"LA MOME"
"THE PASSIONATE LIFE OF EDITH PIAF"
"LA VIE EN ROSE"... [続きを読む]
受信: 2008年4月20日 (日) 15時21分
» 『エディット・ピアフ 〜愛の賛歌〜』 (2007) / フランス・チ... [NiceOne!!]
監督・脚本:オリヴィエ・ダアン出演:マリオン・コティヤール、ジェラール・ドパルデュー公式サイトはこちら。<Story>1915年にパリのベルヴィルで生まれたエディット(マリオン・コティヤール)は、幼くして両親と生き別れ、祖母が営む娼館に身を寄せる。一度は失...... [続きを読む]
受信: 2008年5月 5日 (月) 15時19分
» 『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』'07・仏・英・チェコ [虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ]
あらすじ歌手を目指す母アネッタ(クロチルド・クロー)の娘エディット(マリオン・コティヤール)は、祖母が経営する娼館で娼婦のティティーヌ(エマニュエル・セニエ)らに育てられる。やがて母のように道で歌い始めたエディットは、名門キャバレーのオーナー、ルイ・ル...... [続きを読む]
受信: 2008年5月 6日 (火) 23時04分
コメント
ミチさんコメントありがとう
ホントに、実物は若くて綺麗な女優さんなのにねぇ。あの変身は凄いですね。役者の手本かな。
パピのママさんこんばんは
モルヒネ老婆は痛ましかったです。でもあのときまだ40代だったらしいですね。怖い怖い、クスリは怖いですよね。
歌は吹き替えで良かったと思います。早速CD買いましたよ。
香ん乃さんコメントありがとう
なかなかピアフのCDは売っていないので、ツタヤで見つけた時は思わずバンザイでした。
子役がフランス国歌を歌う姿が素晴らしく、大感動しました。
投稿: ケント | 2008年4月28日 (月) 23時42分
ケントさん、こんばんは。
過日はトラックバックとコメントをありがとうございました。お礼が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。
私はもともとピアフのファンだったので、彼女の音源が存分に使われた今作を観られて、とても嬉しかったです。それも、マリオンや子役たちの演技が素晴らしい、見応えのある作品で、感動しきりでございました。
ではでは、失礼致しました。
投稿: 香ん乃 | 2008年4月27日 (日) 20時24分
こんばんは!~コメントありがとう
やっぱり、マリオンの渾身の演技に拍手ですね。
「クィーン」でアカデミー賞を獲得したヘレンもそうでしたが、ピアフに成り切ったマリオン、歌は吹き替えでしたが、モルヒネで老婆のようになった彼女の演技は最高でした。
投稿: パピのママ | 2008年4月17日 (木) 23時48分
こんばんは♪
マリオンの渾身の演技が素晴らしかったです。
オスカー授賞式での彼女があまりに可憐でビックリでした。
この映画のイメージが強すぎて、あんなに若くて華奢な人だとは思ってもいませんでした。
投稿: ミチ | 2008年4月17日 (木) 22時18分
Any さんこんばんは
マリオンの迫真の演技には、誰も異論はないようですね。アカデミー賞は当然でした。
時間軸を切り張りしたことで、ピアフがクスリ漬けでヨレヨレになっていることを示唆しているんでしょうね。
シャーロットさんオヒサです。
通常のマリオンは全然別人の美女なのに、映画の中ではそっくりでしたね。やはり演技とメークの勝利と言えるでしょうね。
ピアフのCDを買いたくなりました。
投稿: ケント | 2008年4月17日 (木) 21時18分
こんにちは。ピアフご本人のドキュメンタリー映像もDVDで出てまして、そちらを先に見ました。
マリオンはそっくりです。色々研究をしたのだと思いますよ。晩年の様子は少し演出がオーバー気味ですが(爆)
音楽ものが目白押しだったこの頃、私にはマイベスト上位の作品となりました。
投稿: シャーロット | 2008年4月17日 (木) 09時41分
ケントさん、こんばんは♪
TB&コメントありがとうございました。
私もマリオンの迫真の演技に絶大なる拍手を贈りたいですね。
後半はもう涙目状態でした~あまりの痛々しさに…
場面の切り替えや曲の入れ方も絶妙だったと思います。
単調な伝記ものにならず巧く魅せてくれましたね。
幼少期のセットも素晴らしかったなぁ~
投稿: Any | 2008年4月16日 (水) 21時32分
ひらりん さんこんにちは
ひらりん的にはいまひとつですか?
本物の歌が聞けて、口パクのほうが良かったかもしれませんよ。
なぎささんこんにちは、TBはされていますよ。
逆に僕の方からは届かないみたいです。
ほんと、確かに小さく見えましたよね。肩を丸めていたからでしょうか。最近は不思議なものはみなCGのせいにしてしまいますが、CGとは思えませんが・・・
僕も本物の歌声に吹き替えて良かったと思っています。
投稿: ケント | 2008年4月16日 (水) 18時05分
由香 さんコメントありがとう
生理的に受け付けなかったのですか。
でもあの演技と歌は良かったでしょう。
並みの演技ではないですよね。アカデミー賞も納得ですかね。
ななさんこんにちは
声楽をやっているのですか?
アマからみても凄い歌。プロからみても凄い歌なんですね。
歌は経験の中からにじむような心がこもっていないとダメなんですね。マリオン・コティヤールのなりきり演技あってこそですがね。
投稿: ケント | 2008年4月16日 (水) 18時00分
ケントさん こんにちは♪
TBが未送信になってしまいましたのでコメントだけ残させていただきますね。
小さかったピアフを、やや大柄なマリオンが演じているのに、なぜか大きく見えなかったのはCG処理でもされていたのでしょうかねぇ。(笑)
彼女の演技は言うまでもないですが、歌声をそのままピアフのもを使ったのも結果として良かったですよね!
あの歌声はどうしても普通の人が出せるものじゃないと思いますし。
私も時間軸をずらした描き方が単純な伝記ものにならず良かったと思いました♪
投稿: なぎさ | 2008年4月16日 (水) 15時43分
口パクでオスカーは無いんじゃないの???
と言われてたけど、見事演技力で受賞しちゃいましたね。
投稿: ひらりん | 2008年4月16日 (水) 02時22分
ケントさん,プチお久です
TB,コメントありがとうございました。
声楽をかじってる身としては,ピアフの歌声はすごく素晴らしかったです。
歌声の美しさ,というよりは,心情のこめ方が他にはまねできないというか
波風の立たない人生を送ってきたものには太刀打ちできない
迫真の表現力があると思いました。
マリオン・コティヤールのなりきり演技も素晴らしかった
アカデミー受賞も納得です!
投稿: なな | 2008年4月16日 (水) 00時13分
こんばんは!
TB&コメントありがとうございました。
私は、正直に言うとこの作品を生理的に受け付けないところもあったのですが(汗)、マリオンの迫真の演技は凄いなぁ~と思いました。
アカデミー賞主演女優賞を受賞しましたね~
授賞式でのマリオンの涙は印象的でした。
投稿: 由香 | 2008年4月15日 (火) 23時24分