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2008年3月 1日 (土)

チームバチスタの栄光

★★★

 予告編をちらっと観たとき、この映画はマンガ『医龍』のパクリなのだろうか。そして主演の竹内結子はバチスタメンバーなのだろうと、勘違いしてしまった。
 確かにバチスタチームを中心にしている点は『医龍』と同じだが、そもそも竹内結子はバチスタメンバーではなかった。彼女は心療内科の医師で、バチスタチームに潜む殺人鬼を調査するおとぼけ探偵役だったのだ。

           Bachi

 そしてストーリーのほうも、『医龍』のように医学界の内情や抗争、医療技術や医者の力量などをテーマにしたものではなかった。バチスタ手術中に起こった「連続密室殺人事件」を解明するミステリーという小さなお話なのだ。
 そもそもバチスタ手術とは、拡張型心筋症に対する手術法であり、考案者のランダス・バチスタ博士の名前に由来している。そしてこの手術は、拡張した心臓の左心室の一部を切り取り、縫合するという高度の技術を必要とする。だがいまだに不確定要素が多く、リスクが高いため、心臓移植が難しい場合の最後の手段として行われているという。

 このバチスタ手術の際中に、あえて手術を失敗に導き、殺人を成し遂げた殺人鬼がいる。だが犯行現場は手術室という密室であり、犯人はバチスタチームの7人に絞られるのだった。
 それを竹内結子の素人探偵が調査するが途中で挫折してしまう。
 さあそこでホームズじゃなく、阿部寛名探偵が満を持して登場。次々に難題をクリアして、見事解決、犯人逮捕となる。めでたしめでたし。
 なんだろうこの映画?。タイトルは大風呂敷だが、バチスタ手術ということを除けば、昔から良くある単純な犯人探しミステリーじゃないか。
 それに一番犯人らしくない人が犯人、というミステリーの定石通りの展開だから、すぐに犯人の見当がつく。余りにも古くさくて素直過ぎるよな。
 だからと言って、決してつまらない作品という訳ではない。しかし何も心に残らないし、胸にジーンと押し寄せるものもないのだ。結局は竹内結子による、竹内結子ファンのための映画だったのだろうか。
 

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コメント

こんにちは~

原作は面白かったんですけどね~
新しいタイプの医療ミステリーという感じ。
著者が現役医師ということもあって、手術場面での臨場感はさすがでしたし。

何故か映画はコミカルな要素が微妙に入り込んで(全部が全部じゃないから余計微妙)いてどこに焦点あてているのか解らない仕上がりになってしまっていましたね~

竹内結子ファンの為の映画・・その通りなのかも!

投稿: hito | 2008年3月 1日 (土) 17時41分

こんにちは。
私はそれなりに楽しめましたが、原作ファンを中心にあまり評判は良くないですよね。

タイトルは、原作そのままですしね。原作自体がミステリーらしからぬミステリーとのことなので、これは仕方がなさそうです。
けれど、キャストも変えていることだし、わかりやすく映画用のタイトルに変えても良かったかもしれませんね。


投稿: たいむ | 2008年3月 1日 (土) 17時48分

こんばんは。
原作が面白かっただけに正直映画はちょっと残念でした。手術シーンもあまり上手く撮れてなかったですよね。
つまらないとは言わないですが、面白くはなかったなぁという感じでした。

投稿: masako | 2008年3月 1日 (土) 22時37分

こんばんは!
TB&コメントありがとうございました。
海堂尊さんの原作が物凄く面白かったので、こういう映画になってガッカリ!!でしたcrying
本当は主役の田口医師は男性だったんですよ・・・
それを女性にして竹内さんが演じる、と知った時点で嫌な予感はしたのですが・・・
印象の薄~いサスペンス映画でしたよね。
手術シーンにも臨場感が感じられず、少々白けてしまいました。

投稿: 由香 | 2008年3月 1日 (土) 23時08分

hitoさんこんにちは
著者は現役医師だったのですか。知りませんでしたよ。それなら医療内容については、間違いないですよね。逆に言えば業界の悪口は言いづらいので、医療機関内部の批判がなかったのでしょうね。仰る通りコミカルな部分は余計でしたね。


たいむさんコメントありがとう
たいむさんは、いつも間口が広いし寛大ですね。余り批判めいたことは言わないですものね。
仰る通り、タイトルと映画の内容がそぐわなかったと思います。

投稿: ケント | 2008年3月 2日 (日) 16時01分

masako さんこんにちは
確かに面白くはなかったですよね。
原作は読んでいませんが、皆さん原作はベタほめなので、機会があったら読みたいですね。


由香さんいつもありがとう
>印象の薄~いサスペンス映画でしたよね。
全くおっしゃる通り、薄っぺらでしらける映画でした。1800円の価値はないですよね。あれならTVドラマで十分だと思いました。

投稿: ケント | 2008年3月 2日 (日) 16時05分

ケントさん こんばんは☆
ほんとこれは竹内結子ファンのために作られたような気がします。
だってあのソフトボールのシーンなんて、あれ必要?
彼女にあのユニフォームを着せたかったからじゃないかと思ってしまいました。

これでは映画化した意味が分かりませんねぇ。

2時間ドラマでも充分だったかも。

投稿: なぎさ | 2008年3月 2日 (日) 19時10分

なぎささんこんばんは
そうあのソフトボールのシーンってなんだったの。
竹内結子の太股を見せたかっただけかな・・・(笑)男性は目の保養だけど女性には全く無意味でしたよね。
これはTVドラマでいいです。

投稿: ケント | 2008年3月 2日 (日) 21時46分

ケントさん、こんにちは。

スワロはこの映画は見ていないのですが、小説で読んでいます。
小説を読み終わった段階から
「どんな映画になるんだろう」と地味にワクワクしていましたが、
主演・竹内結子の文字を見たときに見るのを止めようと決意しました(苦笑)
なんでやねん~!!なんで女性になっちゃうのよ~!?
公開前はかなり話題を集めていたのに、
いざ蓋を開けたらそれほど騒がれずに終わりましたね・・・
小説でもあのラストにはかなり落とされた感を感じましたよ(苦笑)

投稿: swallow tail | 2008年3月18日 (火) 08時36分

swallow tailさんコメントありがとう
小説を読まれたのですか。
どちらかと言えば、小説のほうが好評のようですね。
僕は小説を読んでないので、なんともいえませんが、ワクワクするようなミステリーでもなく、胸を打つドラマでもなかったような気がします。

投稿: ケント | 2008年3月18日 (火) 12時59分

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