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2008年2月24日 (日)

13階段 

 本作は、第47回江戸川乱歩賞に輝いた社会派ミステリーで、2003年に映画化されている。
 ストーリーのほうだが、刑務所の刑務官南郷正二と、殺人罪で仮釈放中の三上純一がコンビを組んで、ある死刑囚の冤罪を晴らす、という変った設定になっている。

13階段 (講談社文庫) Book 13階段 (講談社文庫)

著者:高野 和明
販売元:講談社
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 南郷は死刑囚樹原の記録を読んで、もしかして樹原は冤罪なのではないかと疑った。それは樹原が犯行時刻の記憶を失っていること。そして最近彼が、記憶の断片を甦らせたことにあった。
 その記憶の断片とは、犯行現場で「階段を見た」という記憶だけなのだが、そこに南郷はこだわり続ける。そして、そのわずかな手掛かりだけを頼りに、南郷と純一はそれぞれが抱えている葛藤と戦いながら、次第に調査に没頭してゆく。

 この小説を読んで、死刑執行までの手順や、その背後に渦巻く官僚と政治家の権謀術策など、いろいろ勉強になることが多かった。そして殺人犯、被害者の家族、死刑執行人たちそれぞれの心情が、これでもかとばかり見事に綴られているのだ。
 さらには刻々と迫るタイム・リミット、ラストの迫力ある攻防に心臓がドキドキと脈打つ。そのうえ最後の最後にも、再びドンデン返しが用意されているのだ。
 この文句のつけようがない素晴らしい出来栄えに、思わず故松本清張の作品を思い出してしまった。

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» 13階段 【高野 和明】 [*読み出したら止まらない*]
死刑囚の冤罪を晴らすために雇われた、刑務官南郷と、傷害致死罪の前科を持つ青年三上。 被告・樹原亮は事件直後の事故で記憶を無くしてしまい、犯行を否認することもできず死刑が確定してしまったという。 彼が唯一思い出したのは『階段』の記憶だけ。 死刑執行まで、あと3... [続きを読む]

受信: 2008年2月24日 (日) 13時34分

» 13Steps/高野 和明 [≡幕の内ブログ≡]
[[img(http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/d4/6e/feverfavorflavor/folder/1381221/img_1381221_53609921_0)]] 調べてみたら2001年の作品。 「今更なにゆうてんねん」という突っ込み覚悟で申しますが、 活字を読み進むのに極端に時間を要する自分みたいなひとでも 争うように先を読みたくなるほど これは すごく おもしろい。 ミステリー性も高いと感じましたし、テーマは重め。..... [続きを読む]

受信: 2008年2月24日 (日) 15時11分

» 13階段 [三十路過ぎ・・・独身レジバイト]
旦那さんが、仕事のお客さんからもらったという本。 カバーがないのですが・・・(カバーをしおり代わりにしてるので、ちょっと不便w) 映画にもなりましたねぇ・・・反町隆史主演です。 映画・・・観てません。 映画のあらすじだけ観てたら、興味はあるけど、別に・・・とい... [続きを読む]

受信: 2008年2月24日 (日) 18時51分

» 本 「13階段」 [はらやんの映画徒然草]
この小説の映画化作品は劇場で観ました。 江戸川乱歩賞をとった小説が原作だったので [続きを読む]

受信: 2008年3月 1日 (土) 21時45分

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