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2008年1月12日 (土)

転々 (小説)

 前半は映画の『転々』と同じで、借金で首が回らなくなった貧乏学生の主人公が、100万円貰う約束で借金とりと転々と東京散歩をするのだ。映画を先に観たせいか、小説の中にもオダギリ・ジョーと三浦友和の顔が浮かんでくる。

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 ただカンフーを使う時計屋、絵描きのネェちゃん、妻の勤務するスーパーの同僚や愛玉子屋などは出てこない。もちろん岸部一徳もだ。それらは映画の中でもやや不自然だったから、たぶん笑いネタとして無理やり挿入されたのだろう。
 逆に主人公が恋こがれる、美鈴というストリッパーが登場する。後半はこの娘の話しに終始して、散歩はどこかに消えてしまう。
 それから映画で南野洋子が演じた偽装妻は登場したものの、大好評だった擬似家庭風景はなかった。さらにラストでこの偽装妻の正体が明かされて、びっくり仰天なのだ。
 映画にはのどかさと笑いと癒しがあったが、なにか内容をはぐらかされている感があった。一方原作のほうは、少しシリアスタッチで、主人公の過去探求に重点をおいている。
 映画のようにまったり気分にはなれなかったが、原作が映画より劣っているわけでも、優れているわけでもない。たぶん映画と原作は全く別の感性で創られているのだろう。

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