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2008年1月 6日 (日)

べオウルフ 呪われし勇者

★★★☆

 べオウルフは8世紀から9世紀にわたり、デンマークを舞台にして活躍した英雄の叙事詩であるという。
 この映画でも、ヘラクレスのような超人パワーを持つ勇者べオウルフと、森の洞窟に潜む魔物との戦いを描いている。僕はまさにゲームの世界観を描いたような、こういうファンタジー映画が大好きなのである。

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 確かに魔物やドラゴンとの戦いは、凄まじく迫力満点だし、アンジェリーナ・ジョリー扮する「きらめく魔獣」との遭遇シーンには、心が踊らされた。 
 だがこれは実写ではなく、特殊処理を施したアニメーションなのだという。もちろん魔物たちはCGに決まっているが、人間たちも実写そっくりのアニメーションなのである。そう言われれば、王妃の顔などは『シュレック』に登場するお姫様に似ているよね。
 ただ最初に出現する巨人グレンデルがグロテスク過ぎることや、勇者がスッポンポンで戦ったりする意味が、きちっと説明されないのがこの映画の欠陥であろう。だから品の悪い映画となり、女性の評価が著しく低くなるのだ。
 もっとロマンチックな展開を織り込めたはずだし、ロード・オブ・ザ・リングのように大長編にして、魔物の苦悩なども描きながらゆったりと描けば大ヒットしたかもしれない。

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コメント

ミチさんこんばんは
やはり女性には余り肌が合わないようですね。
僕は3Dで上映しているとは露知らず、2Dで観てしまったのですが、もし3Dで観たらと思うと残念で溜まりません。

投稿: ケント | 2008年1月 8日 (火) 20時49分

ケントさん、こんにちは♪
新しい映像といわれれば見てみたくなるのは映画ファンの常ですが、このような有名俳優のCG映画というのはもうあまり需要が無いかもしれませんね。
やはり肌の質感がいまひとつ好みに合いませんでした(汗)
でも、物語としては面白かったです。

投稿: ミチ | 2008年1月 8日 (火) 18時55分

由香さんコメントありがとう
神話的なお話が大好きですか。ということはファンタジーも好きですよね。僕と同じですね。
僕はあの映像が嫌いではありませんが、やはり表情の変化がないのだけは気になりました。


nonさんこんにちは、いまだにあのスッポンポンの意味は誰も判らないようです。製作者のちょっとしたいたずら心なんでしょうかね。それにしては莫大な損失になりましたよね。

投稿: ケント | 2008年1月 7日 (月) 12時47分

きららさんこんにちは、やはり笑えましたか。それにしてもあのスッポンポンには、ただただ笑うしかありませんね。

なぎささんありがとう。あれは3Dだったのですか。銀座で観たけれど、まったく立体画像はありませんでした。劇場によって違うのですかね。

hitoさんコメントありがとう。いまのところは、どんなに巧く創っても、CGでは細かい表情の変化を創れませんね。でもやがてはそれも可能になるかもしれませんね。技術の進歩は早いですからね。

投稿: ケント | 2008年1月 7日 (月) 12時43分

たいむさんコメントありがとう
そうなんです。創り方によってはロード・オブ・ザ・リングのような作品になっていたと思うと残念というか、勿体ないですよね。


mig さんコメントありがとう。女性にはトゲトゲしくて下品な作品に写ったことでしょうね。


ルナ さんありがとう
確かに、CG化で精悍な勇者に修正していましたが、やはりおじさんはおじさんですね。ロード・オブ・ザ・リングのように若者を主人公にしないと、若い人はつまらないでしょうね。おじさんとしては、ちょっと悲しいけどね・・・

投稿: ケント | 2008年1月 7日 (月) 12時38分

こんにちは♪ TB、コメントありがとうございました。

この作品に品がなかったというのは、本当に同感です。
特にあのモンスターと、主演の真っ裸はいただけなかったですねぇ・・・(汗)

投稿: non | 2008年1月 7日 (月) 10時41分

こんにちは!
TB&コメントありがとうございました♪
神話的なお話が大好きなので、物語は楽しめたのですが、あの映像は最後まで馴染めませんでした。
どうしても不自然に思えてしまって・・・せめて役者さんの顔の表情くらいは実写で観たかった気がします。

投稿: 由香 | 2008年1月 7日 (月) 09時51分

こんにちは~

戦闘シーンの迫力はさすがCGでしたね~圧倒されました。
そうなんですよね、何故全裸??っていうのが・・どうも納得いかず、無意味な全裸でした~

顔もCGっていうのが、まるで「シュレック」で残念なところ。表情があまりにも乏しくなってしまって・・フルCGではなく、使い分ければもっとよりリアルで楽しめたような気がします。

投稿: hito | 2008年1月 7日 (月) 09時40分

ケントさん おはようございます♪
まだまだ日本では"3D"で観れる劇場が少ないというのに、これはそれだったんですよねぇ。
なんでも"3D"と言えば、あの赤と青のめがねをかけて・・・というのが常識でしたが、そのめがねも不要で鑑賞できるような工夫がされていたのだとか。

そういう映像面に頼り過ぎたのか、ストーリー的にはイマイチ説明不足というような描写もありましたね。

投稿: なぎさ | 2008年1月 7日 (月) 08時55分

こんにちはー☆
確かに、、、なんでわざわざ服脱ぐのかわかりませんでしたー。
笑えました。
それでも3Dでの鑑賞は楽しかったです♪

投稿: きらら | 2008年1月 7日 (月) 06時39分

女性の評判がいまひとつなのは、やはり勇者ベオウルフが
おじさん!だったからというのもあるかも!(~_~;)
やっぱり勇者は、カッコ良くないと・・・・(笑)
若い頃からおじさんじゃあね〜。
でも、ドラゴンはなかなかイケてました!

投稿: ルナ | 2008年1月 6日 (日) 23時46分

ケントさん、こんばんは♪
TBコメントありがとうございますー☆

楽しめた人も多いみたいだけど、わたしは今イチノレませんでした〜、、、、
ほんと今のCGの技術はすごいですよね〜。^^

投稿: mig | 2008年1月 6日 (日) 22時35分

すっぽんぽんの意味、わかりでしたねー。
面白くて興味深いファンタジーなのに、大作には一歩届かないのは勿体無かったですね。

投稿: たいむ | 2008年1月 6日 (日) 22時31分

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