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2008年1月の記事

2008年1月31日 (木)

モザイク

  主人公のミミは、生れ出る前に父が病死し、それを苦にした母も自殺をしてしまったため、もの心ついたころから祖父母に育てられた。
 そして小さいころから、古武道の達人である祖父に、武術を通じて超越した精神を磨かれる。
 彼女は自衛隊を除隊した後に、『移送屋』という変わった組織に加入する。そこでは、ひきこもりで精神を病んでいる青年を説得し、精神病院に運ぶのが彼女の仕事だったのだが、途中青年に逃げられてしまう。
 青年は渋谷の街に潜んでいることが分かり、彼女は青年を探して渋谷を彷徨するのだが・・・ 

モザイク (幻冬舎文庫) Book モザイク (幻冬舎文庫)

著者:田口 ランディ
販売元:幻冬舎
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 この小説には、携帯電話と人の繋がりを宇宙的な観点から記述しているが、その中で『メールは一方通行で、ある意味「片思い」のような感覚を抱いてしまう』というような記述があり、なるほどと思った。そしてそこからいらだちが起こり、ストレスが発生するのかもしれない。
 この小説は現代人のかかえるデジタル社会の苦悩を、ケータイを利用した全く新しい形の超新興宗教で救出しようとする実験的な作品であり、興味深く読ませてもらった。
 それにしても、田口ランディーのセックス描写はいつも凄まじく、とても女性の感性とは信じられない。とにかく不思議で謎の多い女性作家である。

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2008年1月27日 (日)

ガソリン税国会はやめてくれ

 いま国会は、租税特別措置法で期限切れとなる臨時ガソリン税の継続か廃止で大揺れである。民主党は国民生活のため、自民党は道路財政の維持を旗印として戦い続けている。
 だがそれは表向きの理屈に過ぎず、その真意は共に次の選挙に勝つことしか脳裏にはない。ただ反対だけして国民に媚びる民主党。そして地方議員と官僚と土建屋の御機嫌を伺う自民党。どちらも本質的には、将来の日本のことなどこれっぽっちも考えていない。
 CO2による環境破壊が叫ばれる中、いまさらガソリン税廃止もないだろう。私も毎日車を使っているが、公害をたれ流しているのだから、多少の税負担は仕方ないと思っている。

    Dooro

 いま原油価格は、一部のハゲタカファンドのために異常なほど高騰している。日本だけではなく世界中が迷惑しているのだ。この諸悪の根源である石油先物取引を放置しておいて、ガソリン税もへったくれもない。
 政府が緊急に成すべきことは、サミットなどでこの『石油先物取引』の規制を提案することではないだろうか。一部の国と投機家にとっては濡れ手に粟かもしれないが、多くの国や人々が困っているのだから、主要国が率先して早く手を打つことである。
 さて話が少しそれたので、またガソリン税問題に話を戻そう。いずれにしても民主党のように後先を考えない政策では、いつまで経っても本質的な解決にはつながらないだろう。
 だからといって自民党の政策が正しいとも思えない。もうこれ以上の基幹道路は必要とは思えない。畑の中に無理やり道路を開通させたところで、一体何人が利用するのだ。
 それよりも無駄な道路作りはやめ、余った財源を、壊れた橋や生活道路の整備などに、あるいは環境保全のために使用して欲しい。場合によっては、目的と異なるかも知れないが、国債や地方債の償還に充てても良いではないか。
 本来政治家こそは、時代を先読みし、柔軟な発想とパワプルな行動力を発揮しなくてはならないはずである。だが彼等のやることといえば、いつも保守的で目先の利益ばかりを追いかけている。
 こうしたつまらない政治家しか生まない環境を作ったのは、結局つまるところ「やはり目先の利益だけにしか興味を示さない国民たち」なのである。納税するのは誰でも好きではない。しかしそれ以上に税の使われ方に着目してゆこうではないか。

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2008年1月26日 (土)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

★★★★

 終盤から貧血気味で、気分が悪くなってしまった。銀のカミソリと真っ赤な血、そして人肉の塊をミンチに切り刻む。そしてゴキブリとネズミがところかまわず徘徊する。

     Scan10299

 これでもかとばかりに、残酷シーンのオンパレードが続き、不快感で胸が悪くなる。こんなグロい映画は去年観た『パフューム』以来である。
 オープニングシーンでは、赤い血が床を這い、歯車の中を通り抜けて、下水道へと流れ込んでゆく。気味の悪いオドロオドロしい雰囲気が漂うのだが、中盤まではなんとか平静を保つことが出来た。だが物語が進むうち、ミュージカルだということも意識から遠のき、まるで心臓をえぐられる思いでスクリーンに吸いこまれてしまった。
 それだけティム・バートンの演出と、ジョニー・デップの成り切り演技に魅了されてしまったのだろう。デップの迫真の演技力は相変わらず見事だが、魔女のような悪女を演じたへレナ・ボナム=カーターの存在も決して忘れてはならない。
 この悪魔と魔女の二つのダークパワーが絡みあってこそ、この異常な狂気の世界を構築することが可能になったのだから…。
 ストーリー的には、「妻子を奪われ15年間無実の罪を負った男の復讐」という単純な構成であるが、観客は奇抜な音楽とネットリとした映像に惹きこまれてしまうのだ。
 しかしその描写が余りにも残虐過ぎて、たびたび眼を覆いたくなってしまう。技術的には絶賛すべき作品だが、体調の悪い人や妊婦には薦めたくない映画でもある。

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2008年1月23日 (水)

ネバー・サレンダー/肉弾凶器

★★★

 サブタイトルの『肉弾凶器』にB級の臭いがプンプン漂ってくるが、観てみたらやはりバリバリのB級映画だった。
 ストーリーは単純明快。ダイヤ強盗団に誘拐された愛妻を救出するため、主人公の夫がひたすら強盗たちを追いかけ回すというアクション映画である。

ネバー・サレンダー 肉弾凶器 DVD ネバー・サレンダー 肉弾凶器

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2008/01/12
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 この主人公は元海兵隊員で、戦闘能力抜群なのだが、規則に従順ではないため除隊命令がくだされる。このゴリラ男を演じるのは、マッチョマンプロレスチャンピオンのジョン・シナだから、格闘シーンはもの凄いよ!。

 途中で何度も危機に巡り合うが、全てをこともなくクリアしてして強盗団を追いかけるのだ。このタフネスさとしつこさは、まるでターミネーターである。また追われる強盗団のボスが、ターミネ一ター2でT-1000を演じたロバート・パトリックなのだから、まさに人間ターミネーター映画なのだ。
 B級でアクション以外に全く内容のない映画だが、とにかく凄いパワーとエネルギーに満ち満ちている。ことに車がバラバラになるまで追跡するカーアクションや、猛烈な爆破シーンは脅威的だね。
 それから妻役のケリー・カールソンは、とてもキュートでセクシーである。あんな可愛い妻のためなら、僕も死にもの狂いで追いかけるかもね。

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2008年1月19日 (土)

シルク

★★★

 この映画、とにかく音楽と映像は文句なく美しい。ことに日本の風景は幻想的ともいえる。それにしても欧州では汽車に乗っているのに、日本ではチョンマゲだったとは、幕末まで時間の止まっていた日本を改めて体感してしまった。

     Scan10300_2

 さて本作は英国、フランス、イタリア、カナダ、日本の五ヵ国合作という珍しい映画だが、日本でのシーンが一番印象的であった。
 また俳優たちも日本人のほうが存在感があり、外国人たちはどこか影が薄かったね。キーラ・ナイトレイに至っては、単なる客寄せパンダでしかなく、完全なミスキャストのような気がする。
 本来この作品は、壮大な大河ドラマであるはずである。それを2時間以下でまとめてしまったところに苦しさがにじみ出ているのだ。
 それに余りにも淡白で、無感情で、静的過ぎるため、感情移入するタイミングが得られない。だから映画というより、絵巻物や写真集を観ている感があった。
 ついでに言えば、日本までの旅もお手軽過ぎるのではないだろうか。それに三度目に来日したときには、せめて命からがら死にもの狂いで偶然村に辿り着く~というシナリオでなくては不自然だ。ましてや二度目までは目隠しで村に連れてこられたのだし、内乱中で案内人もいなかったのだからね・・・
 そしてあの少年の処刑シーンも不要ではないだろうか。普通なら日本人の少年より、外人の主人公が殺されているはずである。ただ日本語の手紙と、ラストのドンデン返しだけは見逃がせない。実に見事な収束であるが、それまでの妻の苦悩がほとんど描かれていないのが残念である。
 この映画は、大作を意識したのが失敗の元であり、ミニシアター系の小品として創り上げたほうが完成度の高い名作となっただろう。

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2008年1月16日 (水)

アース

★★★☆

 地球に住む生物たちの、神秘的な命のドラマを描く壮大なドキュメンタリーである。北極から南極まで、神々しい大自然の風景が、そして真摯な生命の息吹が、輝くばかりの美しい映像となってスクリーンに蘇る。そしてべルリン・フィルハーモニーによる管弦楽のBGMが心に泌み込んでくる。

       Arth_2

  北極グマが冬眠から目覚め、巣穴から這い出てくるシーンから始る。二匹の子グマが「歩くぬいぐるみ」のようで、なんとも可愛いじゃないか。
 だが温暖化の影響で北極海の氷解が早まり、エサのアザラシを捕らえるのが難しくなったらしい。このまま温暖化が進めば、やがて彼等は絶滅するという。

 広大な砂漠の砂嵐を浴びながら、ひたすらオアシスに移動するアフリカ象の群れ。彼等は途中でライオンに襲われたり、仲間とはぐれたりしながら、目的地までの長い旅を延々と続ける。

 赤道近くの海域から、南極まで泳ぎ続けるザトウクジラの親子。途中荒波ではぐれたら、子クジラの命はない。それで互いに大きなヒレを海面に叩きつけ、その音を頼りに寄り添うように泳いでゆく。
 南極に着いたら何をするのかと思ったら、大好物のオキアミを腹一杯食べるだけだった。何故あんな大きな体で、こんな小さな生物しか食べないのか不思議で堪らない。そして南極に夜が訪れる頃、彼等はまた赤道近くの海域に戻ってゆくのだ。

 世界最高峰のヒマラヤ山脈を超えてインドへと渡ってゆく鶴の群れ。この荘厳なる高空散歩が実に素晴らしい。鶴たちにとっては大変なリスクを背負った旅であるが、彼等は本能のまま毎年決死の渡りを繰り返す。

 さて50万年前の大昔、地球に巨大隕石がぶつかって地軸が傾いたという。そのお陰で四季の移ろいが訪れるようになった。
 その移ろいに応じて、動物たちは水や食料を求めて移動する。彼らは人のように食物を保存する術を知らないし、冷・暖房設備も持っていない。彼等に出来ることは、自らの体を使い、命がけで自らを守ることだけなのだ。
 ところが彼等のそうした必死の行動を、無意味に阻止する者が地球に存在する。そうどこまでも無謀で自分勝手で、大自然さえ制覇しようと企む人間達のことである。人間の侵略は限りがなく、次々に破壊を繰り返しては増殖してゆく。
 やがて人間たちは自然を破壊し尽くし、野性の生物たちは死に耐えることだろう。そして最後には、その破壊者たる人間自身も破滅してゆくのだ。
 小学生にも判る簡単な論理だが、人間はそれ知ろうとしない。なぜなら「目先の利益にしか興味がない」という、致命的な弱点から脱却出来ないからである。

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2008年1月14日 (月)

プレステージ 

★★★☆

 一流のマジックは次の3つのパートで構成されているという。まずタネも仕掛けもないことを観客に確認させる「プレッジ」。次にパフォーマンスを展開する「ターン」、最後に予想を超えた驚きを観客に見せる「プレステージ(偉業)」と続く。

プレステージ DVD プレステージ

販売元:ギャガ・コミュニケーションズ
発売日:2008/01/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この作品は二人の天才奇術師の復讐と名声への執着による戦いと苦悩の記録である。お互いにトリックをあばき合い、より高度なマジックをめざすアンジャーとボーデン。
 ついには二人とも「瞬間移動」を演じるのだが、アジャーはどうしてもボーデンの「瞬間移動」を見抜くことが出来ない。それで彼は天才科学者のニコラ・テスラ博士に、脅威的な機械の研究を依頼するのだった。
 キャストはアンジャーにヒュー・ジャックマン、ボーデンにはクリスチャン・ベールと、まるでXメンVSバットマンである。そのほかニコラ・テスラにはデヴィッド・ボーイ、助手のオリヴィアには、スカーレット・ヨハンソンとビッグネームが連なるのだ。
 そのうえ監督は『メメント』、『バットマン・ビギンズ』のクリストファー・ノーランとなれば、嫌でもこの映画を観ない訳にはいかない。
 マジックは観客が驚いてなんぼのものであり、種明かしをしてしまうと全く面白くないものである。この映画も同様に、結末を語ってしまうと誰も観る人がいなくなるだろう。
 ことに「瞬間移動」のトリックについては、一つは余りにも当り前であり、もう一方は荒唐無稽なので、かなり巷の評判が悪い。ことに終盤はSF映画になってしまったので、これを反則と考える人や、ストーリーの一貫性にこだわる人には向かないかもしれない。
 だが僕にとってはとても楽しい映画だったし、あのSF的展開も途中で読めてしまった。逆にもう一方の常識的なネタのほうが、全く読めずに驚かされた。まあ人それぞれだね。
 話は変るがデヴィッド・ボーイが演じた、ニコラ・テスラは実在の人物であり、交流発電などを発明し、あのエジソンよりも優秀だったらしいね。
 

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2008年1月12日 (土)

転々 (小説)

 前半は映画の『転々』と同じで、借金で首が回らなくなった貧乏学生の主人公が、100万円貰う約束で借金とりと転々と東京散歩をするのだ。映画を先に観たせいか、小説の中にもオダギリ・ジョーと三浦友和の顔が浮かんでくる。

転々 (新潮文庫) Book 転々 (新潮文庫)

著者:藤田 宜永
販売元:新潮社
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 ただカンフーを使う時計屋、絵描きのネェちゃん、妻の勤務するスーパーの同僚や愛玉子屋などは出てこない。もちろん岸部一徳もだ。それらは映画の中でもやや不自然だったから、たぶん笑いネタとして無理やり挿入されたのだろう。
 逆に主人公が恋こがれる、美鈴というストリッパーが登場する。後半はこの娘の話しに終始して、散歩はどこかに消えてしまう。
 それから映画で南野洋子が演じた偽装妻は登場したものの、大好評だった擬似家庭風景はなかった。さらにラストでこの偽装妻の正体が明かされて、びっくり仰天なのだ。
 映画にはのどかさと笑いと癒しがあったが、なにか内容をはぐらかされている感があった。一方原作のほうは、少しシリアスタッチで、主人公の過去探求に重点をおいている。
 映画のようにまったり気分にはなれなかったが、原作が映画より劣っているわけでも、優れているわけでもない。たぶん映画と原作は全く別の感性で創られているのだろう。

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2008年1月 9日 (水)

機械たちの時間

 映画は断然ハードSFに限るが、小説はどちらかと言えば、ソフトタッチのファンタジーのほうが好きである。しかしたまには、ハード系のSF小説も悪くはないね。

           Scan10298

 本作はタイトルからしてガチガチのハードSFのように感じるが、同じハードでもハードボイルドタッチに仕上げられているので読み易かった。
 未来の火星からやってきた主人公の邑谷武は、脳に組み込まれたTIPによって戦闘モードに変身すると、まるでターミネーターだ。そして敵の無期生命体マグザットは、マトリクッスに登場するイカ野郎のセンティネルを髣髴させられる。
 また本作では、時間軸を行ったり来たりするのだが、機械の未来は人間の過去であり、人間の未来は機械の過去だという発想がユニークである。だからこそ、著者が渇望した「未来に原因のあるSF」が完成したのであろう。

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2008年1月 6日 (日)

べオウルフ 呪われし勇者

★★★☆

 べオウルフは8世紀から9世紀にわたり、デンマークを舞台にして活躍した英雄の叙事詩であるという。
 この映画でも、ヘラクレスのような超人パワーを持つ勇者べオウルフと、森の洞窟に潜む魔物との戦いを描いている。僕はまさにゲームの世界観を描いたような、こういうファンタジー映画が大好きなのである。

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 確かに魔物やドラゴンとの戦いは、凄まじく迫力満点だし、アンジェリーナ・ジョリー扮する「きらめく魔獣」との遭遇シーンには、心が踊らされた。 
 だがこれは実写ではなく、特殊処理を施したアニメーションなのだという。もちろん魔物たちはCGに決まっているが、人間たちも実写そっくりのアニメーションなのである。そう言われれば、王妃の顔などは『シュレック』に登場するお姫様に似ているよね。
 ただ最初に出現する巨人グレンデルがグロテスク過ぎることや、勇者がスッポンポンで戦ったりする意味が、きちっと説明されないのがこの映画の欠陥であろう。だから品の悪い映画となり、女性の評価が著しく低くなるのだ。
 もっとロマンチックな展開を織り込めたはずだし、ロード・オブ・ザ・リングのように大長編にして、魔物の苦悩なども描きながらゆったりと描けば大ヒットしたかもしれない。

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2008年1月 5日 (土)

マリと子犬の物語

★★★★

 涙には悲しくて流す冷たい涙と、嬉しくて流す熱い涙がある。僕は身近な人が死んで流すだけの、悲しい涙を誘うような作品は好きではない。
 だが辛く悲しく冷たい涙を、燃えるような熱い涙に変えてゆくような作品は大好きである。本作はそんな熱い涙で、汚れた心を清らかに洗い流してくれるだろう。

         Scan10292

 ストーリーはベタで誰にでも判りやすいので、家族連れで観るには絶好の作品だと思う。子供向けの作品かもしれないが、大人もピュアな気持ちになれば十分楽しめるはずだ。

 全搬的に評判の良い作品だが、たまに素直になれない人や映画通をきどって、この作品をこき降ろしている輩をみかける。ひどいものになると、あれだけ犬に演技させるには、どれだけムチを打ったかなどと皮肉をとばすおじさんもいた。そのくせ皆、泣くだけは泣けたと書いているのだ。
 またお涙ちょうだい風に作っているから嫌だという人に言いたい。そもそも映画とは創作であり、涙に限らず、笑いであろうと、ドキドキ感であろうと、全てそうさせようとして創られたものではないのか。創作が嫌ならドキュメンタリーを観るしかないだろう。
 また誰にでも判り易い作品をけなす人にも言いたい。映画の目的はより多くの人に感動を与え、かつ多くの興行収益をあげるためにある。どうしても特定の人にしか判らないような難解な作品を観たければ、商業べースの映画など観ないで、アングラな映画や演劇だけを観たほうがよい。

 作品の良し悪しは、決して難解であるか否かで決めるわけではない。逆に判り易い作品の良さを評価出来ない者には、 難解な作品の評価が出来るわけがないのだ。抽象画で有名なピカソだって、生き生きとした人物画や静物画も沢山描いているじゃあないの。
 いまや伝説的なマンガ家である「つげ義春」の厭世感漂う作風を、芸術として持ち上げ難解な芸術論をぶっていた評論家にしてもしかり。つげ義春本人いわく、単に夢に見た事を描いただけだと正直に告白している。あれこれきどって評価するのは勝手だが、結局その真意は本人にしか判らないのだ。
 話がこんがらかってしまったが、とどのつまり「熱い涙を流せた」のなら、つべこベ小うるさいことを言わなくても良いじゃないか。素直に感動しようよ。それが人間の温かい気持ちなんだよ。

 犬の演技もたいしたものだが、とにかく子役の女の子の演技が抜群に凄い、凄すぎるのだ。それに犬を使っているものの、この映画のテーマは「家族の絆と母の愛」だと思う。映画館では子供も大人も若い人も皆が泣いていた。熱い涙を流したい人は、是非この映画を観ようね。

 最後になりましたが、中越地震の被災者の方々にお悔やみ申し上げ、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

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2008年1月 1日 (火)

2007年映画ベストシネマ10

 明けましておめでとうございます

    2_2

  このブログが誕生して2年目を迎えましたが、応援していただいている皆様のお陰でやっと軌道に乗りました。いつもどうもありがとうございます(^^♪

 さていつの間にか2007年も終わり、映画のほうは年間約100本観て終了しました。この程度の映画鑑賞でおこがましいのですが、恒例の『ケントが観た2007年ベストシネマ』を発表したいと思います。
(各タイトルをクリックすると、その記事にリンクします)
本年もごひいきのほど宜しくお願い申し上げますm(__)m

「2007年ベストテン」
ドリームガールズ

ミス・ポター

クィーン

不都合な真実 

それでもボクはやっていない

ALWAYS 続・三丁目のタ日 

ブラックブック

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

僕のピアノコンチェルト

世界最速のインディアン

「特別賞」
歌謡曲だよ、人生は

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