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2007年12月18日 (火)

マリア 

★★★★

 イエス・キリストを描いた作品は数多くあるが、聖母マリアと父ヨセフを描いた映画は珍しい。だから予告編を観たときからこの作品に注目していた。
 とりたてて変化に富むストーリーはなく、神の子を受胎したマリアが、馬小屋で出産するまでを淡々と描いている。だから前半は少し退屈なのだが、クライマックスのイエス誕生のシーンでは、胸が熱くなり思わず大粒の涙を流さずにはいられない。

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 この映画の邦題は『マリア』であるが、原題は『The Nativity story』である。だからキリスト降誕シーンがハイライトになるのは当然であろう。もちろんキリスト降誕も感動的ではあるが、「生命の誕生」という神秘的儀式の尊さに心が洗われる思いがした。
 また養父ヨセフの無償の愛にも胸が熱くなる。妻と子を守る。これこそ父親本来の姿なのだ。この父性愛こそがイエスに引き継がれたのだろうか・・・。
 人は何のために生まれたのか、その答えがこの作品にある。「人は人を産んで育てるために生まれたのだ」。
 キリスト教会系の人たちなのか、かなり多勢の外国人たちが劇場に入場していた。彼等が時々笑うのだが、どうも日本人的には笑えるシーンとは思えない。
 やはり感性が違うのか、それとも字幕が適切ではなかったのだろうか。外人たちはいちいち感情を声にする。なんとなくやかましいのだ。
 だがさすがにキリスト降誕シーンのときは、一瞬静まりかえってしまった。そのあと今度は鼻をすすり始めた。魂を揺さぶる根源的な感動だけは、きっと世界共通なのであろう。 

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コメント

こんばんは!
TBありがとうございました。
静かな映画でしたが、とてもいい映画でしたね。
新約聖書に載っているエピソードに忠実でありながら、ヨセフとマリアの人間性を優しく描いていて・・・感動的でした。
キリストの降誕シーンでは、私も胸が熱くなりました。

投稿: 由香 | 2007年12月18日 (火) 21時13分

TBありがとうございました。
本当にヨセフにやられました。
久々に素敵な父親を見たような気がしました。
この父親だからマリアが選ばれたのかとも思ってしまうくらいに。

投稿: sakurai | 2007年12月18日 (火) 22時40分

TBありがとうございます。

マリアは、生みの母であり、育ての母ですが、血縁関係のないヨセフには、なかなか注目が集まらないのでしょうね。マリアが、聖母として信仰の対象にもなっているのに較べると、注目度が低すぎますよね。今回、そのヨセフに光が当てられたところが、良かったと想います。

投稿: MANAMI | 2007年12月19日 (水) 00時29分

ケントさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございました。
笑う場面はなかったと思うのですが、字幕の訳し方もあるのかもしれませんね。
マリアとヨセフがあの後どんな夫婦になったのかも知りたいと思いました。
映画化されないかな。。
ではでは、またお伺いします!

投稿: 真紅 | 2007年12月19日 (水) 09時04分

由香さんコメントありがとう
ほんとに静かで清楚な映画でしたね。イエスの父母を神格化せず、普通の人として描いたところにこの映画の真髄をみた思いがします。

sakurai さんコメントありがとう
そうですね。ヨセフの無償の愛こそイエスの思想に繋がっていくのでしょうね。

投稿: ケント | 2007年12月19日 (水) 10時22分

MANAMIさんいつもありがとう
養父であるヨセフに光が当てられた。本当にそうですよね。本当は邦題を「ヨセフ」にしてもよかったと思いますが、興行的に「マリア」が必要だったのでしょうね。

投稿: ケント | 2007年12月19日 (水) 10時24分

真紅さんこんにちは
コメントありがとう
そうですね。マリアとヨハネと小さいイエスの生活を見てみたいですよね。

投稿: ケント | 2007年12月19日 (水) 15時08分

ケントさん、お久しぶりです。
そうなんです~livedoorのブログ、なんか最近メンテナンスしていないようですね。
他の方からも、TBが入らないと言われているのでご迷惑をおかけします。
この作品は、みなさんご存知のイエス・キリスト誕生までの母マリアと夫ヨセフの物語。
二人で苦難を乗り越える、そして愛を育む。
現代にはない、信頼やいたわりの心に涙が止まりませんでした。

投稿: パピのママ | 2007年12月22日 (土) 20時57分

パピのママさんコメントありがとう
ライブドアメンテナンスしてないのですか。
一度作ったブログを乗り換えるのは大変ですが、潰れた会社ですから、いずれ切られるかもしれませんね。その前に引越ししたほうがいいのでは。
このピュアな映画には、僕も心を洗われる思いでした。

投稿: ケント | 2007年12月23日 (日) 21時27分

こんばんは。
淡々とマリアとヨセフのことが描かれているだけなのにとても興味深い作品でした。
ヨセフの善良さには感動でした。

投稿: masako | 2008年1月10日 (木) 00時16分

masakoさんコメントありがとう
ほんとに淡々としていましたね。
マリアも良かったけれど、ヨセフの優しさには脱帽しますね。
『マリア』の上映もそろそろ終わりですね。テアトルタイムズスクエア次の『レンブラントの夜警』も良さそうな映画ですよ。

投稿: ケント | 2008年1月10日 (木) 13時14分

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