おもいでエマノン
ノーネーム(名無し)の逆さ綴り「EMANON」を通称とする少女「エマノン」。彼女は太古の時代からの記憶を持ち続けている。
だがその記憶は、子供を産むと、その子に引き継がれ、自分自身の記憶からは消去されてしまうのだ。そして記憶を引き継いだ娘がエマノンとなり、全国放浪の旅に出る。
おもいでエマノン (徳間デュアル文庫) 著者:梶尾 真治 |
なかなか斬新なアイデアである。このエスパー少女を主人公にして、オムニバススタイルのショートストーリーが連なっている。本書にはタイトルの「おもいでエマノン」ほか全8作のストーリーが詰め込まれている。
著者の梶尾真治は、初めの「おもいでエマノン」だけで完結にするつもりだったらしい。そのあと好評を得たため、何となくエマノンを登場させているうちにシリーズとなってしまったようだ。
本作以外にも『さすらいエマノン』、『かりそめエマノン』、『まろうどエマノン』と、たて続けに出版されている。そして今も継続中である。小説のほうは無理の引き延ばしている感があり少し食傷気味だな。
だが鶴田謙二が描くカバーイラストがとてもいいね。亜麻色の長髪をなびかせた大きな瞳の少女は、エマノンのイメージぴったりだ。このイラストに惹かれてこの本を手にする人も多いことだろう。
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コメント
黒猫さんコメントありがとう
鶴田さんのイラストいいですよね。
投稿: ケント | 2007年12月25日 (火) 12時51分
こんばんは。TBありがとうございます^^
昔読んだある漫画の中でこの作品に触れているのがあって、存在は知っていのですが・・・本屋で見かけた時はやっぱり鶴田さんのイラストで一気に惹き付けられました。
作中のイメージとぴったりですよね^^
投稿: 黒猫 | 2007年12月24日 (月) 23時22分