象の背中
★★★
タイトルの意味は難しい。ストーリーの中で、胃がんに侵された笹野高史が、「象は死期を悟ると一頭だけ群れを離れ、死に場所を探す」と言う。
だが肺がん宣告を受けた主人公の役所広司は、逆に昔の友人や初恋の人に逢いにゆく。人は象とは逆に、群れを探し求めて彷徨い続ける。仲間たちに自分の背中を見つめて貰いたいという願望なのだろうか。
それにしても、この映画は美し過ぎる。映像もさることながら、主人公を取り巻く人々の心が美し過ぎるのではないか。
そして主人公は余りにも恵まれ過ぎている。大企業で出世して、大きな家を持ち、美しく優しい妻と、良く出来た子供たち。それに若く美しく自立した愛人までいるのだ。
また会社の同期や、昔の友人、実兄も良い人ばかりである。だから若くして他界しても、この人は幸福な人生だったのかなあ、としか感じないのだ。
そんなこともあってか、涙もろい私にしても、全編ほとんど泣けないのである。ただ岸部一徳扮する実兄と、スイカを食ベながら語り合うシーンには、思わず涙せずにいられなかった。
そして岸部一徳が淡々と「なんとなく長男って面倒だよね」とつぶやく言葉には、しみじみとした男の哀愁を感じてしまった。私にはこのシーンこそ、この物語の全てが凝縮していたように感じるのだ。
主演の役所広司は、この役作りのために12キロ減量したという。むろん痩せただけではなく、その迫真の演技力にも惹かれた。
ただこの作品には、原作者秋元康氏の男の願望ばかりが臭ってきてうざったい。それが同じようなテーマを扱った『明日の記憶』との決定的な違いといえよう。
最後に妻役の今井美樹ちゃん。スリムで上品で、知的な美しさを感じたが、生活感が全く漂ってこないのだ。こんな女神のような奥さんがいるのに、なぜ不倫する理由があるのか。ここのところが今ひとつ絡みあわないのだね。
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» 象の背中 4点(100点満点中) [(´-`).。oO(蚊取り線香は蚊を取らないよ)]
承知しねえぞこぶ平!
公式サイト
秋元康の同名原作小説を、役所広司主演で映画化。
不治の病で死ぬ人の話、というジャンルはベタながらも、自分にとって大切な人が死んでしまう、あるいは大切な人を残して自分が死ななければいけない、どちらにしても誰にでも共感が....... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 17時46分
» 『象の背中』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「象の背中」□監督 井坂聡 □原作 秋元康(「象の背中」扶桑社刊) □脚本 遠藤察男□キャスト 役所広司、今井美樹、塩谷瞬、井川遥、白井晃、益岡徹、伊武雅刀、岸部一徳
■鑑賞日 10月27日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5) <感想> 人生において、こういう事態に直面する機会がないと誰が言い切れるだろう。 おそらく今年観た映画の中では、間違いなく流した涙の量は一番多かった。 この映画を観始めてすぐに、同... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 17時51分
» 像の背中 [花ごよみ]
秋元康の小説が原作。
主人公は役所広司 、妻に今井美樹 、
子供達に塩谷瞬 、南沢奈央 、
愛人に井川遥 、
岸部一徳が主人公の兄を演じています。
末期ガンで死を迎えるようになった
男の心の旅路を描いています。
思ったほど、泣くことはなかったです。
宣伝に乗せられ、
きっちりハンカチの用意をしていましたが、
涙は時々、にじむ程度に終わりました。
奥さん役の今井美樹、
生活のにおいが感じられないし、
言葉使いも冷静な感じで、
気になってしまいました。
あんなきれいな奥さん、
素晴ら... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 19時47分
» 『象の背中』鑑賞! [★☆★風景写真blog★☆★healing Photo!]
『象の背中』鑑賞レビュー!
余命半年—。
「今」この幸せを
生きていく。
2007年/日本
公開日::::2007年10月27日(土)
上映時間::::124min(2時間4分)
カラー/シネマスコープ
配給::::松竹
★review★
本作は、秋元康の小説の映画化
末期の肺ガンで余命半年と宣告される
“役所広司”演じる主人公
不動産会社の部長『藤山』が軸だ
病と闘わず一切の治療を断る
しかし、決して後... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 19時50分
» 像の背中 [花ごよみ]
秋元康の小説が原作。
主人公は役所広司 、妻に今井美樹 、
子供達に塩谷瞬 、南沢奈央 、
愛人に井川遥 、
岸部一徳が主人公の兄を演じています。
末期ガンで死を迎えるようになった
男の心の旅路を描いています。
思ったほど、泣くことはなかったです。
宣伝に乗せられ、
きっちりハンカチの用意をしていましたが、
涙は時々、にじむ程度に終わりました。
奥さん役の今井美樹、
生活のにおいが感じられないし、
言葉使いも冷静な感じで、
気になってしまいました。
あんなきれいな奥さん、
素晴ら... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 19時51分
» 象の背中 [そーれりぽーと]
凄い凄いなんて、前評判がなにかと話題の『象の背中』を観てきました。
★★★
人生に友人に恵まれたおじさんが、癌で余命わずかとわかり、残りの人生を悔いのないよう悔いを消化して過ごす悲しいお話。
でも、泣かせようという意図がバシバシ伝わってきてぜーんぜん悲しくないの。
逆に頭の上に疑問符の浮かぶような場面も多々。
役所広司の演技はさすがで、彼の演技にグッと来る瞬間が何度か有ったのは事実ですけど。
多少なりとも年代的なところも影響していたんでしょうけど、特に主人公にほとんど感情移入できなかったのが痛... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 20時11分
» 『象の背中』 [ラムの大通り]
-----これって秋元康の原作ニャんだって?
「そうらしいね。
新聞小説で連載されて話題を読んだみたい」
----どんなお話ニャの?
またホラーだったりして…。
「いや、予告編を観たら分かるけど、
これが末期癌を宣告された男の話なんだ。
会社でも辣腕を振るう部長の藤山(役所広司)。
あと半年の命を宣言された彼は治療を拒否して、
わずかな残りの人生を
これまでと同じように生きていこうとする」
----じゃあ、家族には話さないの?
「息子の俊介(塩谷瞬)にだけは話し、
妻の美和子(今井美樹)と妹・はるか... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 21時29分
» 肺がん [肺がん]
癌による死亡の中で最も多いのが肺がんによるもので、世界でも年間約300万人が肺がんで死亡しています。...
[続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 21時45分
» 「象の背中」残された時間の過ごし方を描いた家族愛ストーリー [オールマイティにコメンテート]
「象の背中」は余命半年と宣告された48歳の中年男性が延命治療をせず、残された時間で家族や今までお世話になった人に対してケジメをつけていくストーリーである。残された時間で何ができるのか?それを考えさせられる内容として観る事ができるだろう。... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 21時48分
» 【2007-159】象の背中 [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
人気ブログランキングの順位は?
象は、なぜ死を覚悟したとき、群れから離れ
死に場所を探す旅に出るのだろうか?
「今」この幸せを、生きていく──
人生で最も輝いた、夫婦の180日間。
... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 22時21分
» 「象の背中」 [てんびんthe LIFE]
「象の背中」試写会 ヤクルトホールで鑑賞
連れの第一声「日本には役所広司しか俳優はいないのか?」はっと思って私も「いない。」と答えてしまいました。
試写の段階で既に賛否両論のこの作品。エンタメ作品としてみるか、現実として受け止めるかによって入り込み方がかなり違ってきます。テーマがね、肺がん、余命半年のサラリーマン。原作が秋元康なのでやりたいことがみえみえなのが、観客側としては悲しいところ。だから、泣くに泣けない何かがあったわけです。結局秋元康=エンタメでしょう。本当は近い将来ありそうな現実で... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 22時59分
» 象の背中 [とりあえず、コメントです]
秋元康氏の同名小説を映画化した作品です。役所広司さんの演技が印象的でした~
毎日仕事で忙しい日々を送っている藤山(役所広司)は、病院で受けた検査で肺に癌が見つかってしまう。
転移をしていて手の施しようがなく余命半年と言われた彼は病気を誰にも伝えず、
延命治療を受けずに動けるまでこれまでの生活を続ける決心をした。
大学生の長男にのみ男同士の秘密の約束として妻と娘の力になるように伝え、身辺整理を始める。
そして彼は長年会っていなかった人々を訪ね、最後の別れを告げ始めた…
なんだか、う~ん…と考... [続きを読む]
受信: 2007年11月 7日 (水) 23時41分
» 象の背中 [Good job M]
公開日 2007/10/27監督:井坂聡出演:役所広司/今井美樹/井川遥/塩谷瞬/南沢奈央/高橋克実/伊武雅刀/岸部一徳 他【あらすじ】妻とふたりの子ども、幸せな家族4人。会社での地位も得て順風満帆に暮らす藤山幸弘は、今まさに人生の“円熟期”を迎えていた。だが、ある日突...... [続きを読む]
受信: 2007年11月 8日 (木) 00時25分
» 象の背中 [Yuhiの読書日記+α]
「象の背中」の試写会に行ってきました!で、なんと、この試写会には、スペシャルゲストがありまして、この映画の主題歌「最期の川」を唄っているケミストリーだったのです{/atten/}そのアナウンスがあった途端、もう場内は騒然{/roket/}
試写会へ行って、こういうゲストが来られたのは初めてだったので、すごく感激しました〜。
上映前・上映後にインタビューがあり、その後主題歌である「最期の川」をピアノの生演奏で唄ってくれました。
ケミストリーがすごく唄が上手いのは、音楽に詳しくない私でも勿論承知していま... [続きを読む]
受信: 2007年11月 8日 (木) 01時22分
» 象の背中 [5125年映画の旅]
幸せな家庭を築き、何不自由無い生活を送っていた中年サラリーマンの藤山幸弘。しかし彼はある日突然末期の肺ガンで自分の余命はあと半年であると宣告される。突然の事態に戸惑う幸弘だったが、自分の運命を受け入れ、残った半年の人生で自分に何が出来るのかを模索し始め...... [続きを読む]
受信: 2007年11月 8日 (木) 07時12分
» 「象の背中」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
映画「象の背中」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:役所広司、今井美樹、塩谷瞬、南沢奈央、井川遥、高橋克実、白井晃、小市慢太郎、久遠さやか、益岡徹、手塚理美、笹野高史、伊武雅刀、岸部一徳、他 *監督:井坂聡 *原作:秋元康 感想・評価・..... [続きを読む]
受信: 2007年11月 8日 (木) 07時30分
» 【映画】象の背中 [しづのをだまき]
2007年 日本 原作 秋元康
出演 役所広司 今井美樹
鑑賞 @松江SATY東宝
単に暇つぶしに見ただけで、ブログにのせる気はなかったのですが、
あまりのひどさに、かえって意欲を掻き立てられました。
「見ない方がいいですよ」と言っておこうと。まあ、選択肢の多い都市の
住民は最初からその危険はないでしょうが、万一ということもありますからね。
ガンで半年後の死を悟った男48歳が主人公です。
過去に交際した人、会って見たい人々を訪ねます
この設定は、「ぼくを葬る」「ブロークン・フラワーズ」
と一緒で... [続きを読む]
受信: 2007年11月 8日 (木) 13時10分
» 象の背中(10/19) [うたこの日記]
試写会です。
主人公は48歳のサラリーマン。妻と2人の子供を持ち、会社での地位もある幸せな彼は末期の肺がんだと宣告される。余命半年・・・延命治療を拒否し、「今」を有意義に生きようとする。原作は秋元康。
肺がんの夫に役所広司。それを支える妻に今井美樹。
役所さんさすがです。
話が進むにつれ、本当に頬がこけていくの。
顔色はさすがにメイクですが、あの痩せ方はすごい{/gp04/}
がんに苦しむ姿や心の葛藤など、こっちが思わず胸を押さえちゃったほど。
今井さんの懸命に夫を支える姿にも胸を打たれ... [続きを読む]
受信: 2007年11月 8日 (木) 22時28分
» 泣けるけど…(映画/試写会:象の背中) [美味!な日々]
試写会で映画『象の背中』を見てきました。今回はニッポン放送特別試写会で、ラジオ番組のイベントでした。そのせいか、嬉しいことに出演者の塩谷瞬と南沢奈央のトーク付きでした。 [続きを読む]
受信: 2007年11月 8日 (木) 23時18分
» 映画「象の背中」 [日々のつぶやき]
原作:秋元康
監督:井坂聡
出演:役所広司、今井美樹、塩谷瞬、南沢奈央、井川遥、高橋克実
「不動産会社に勤める48歳の藤山幸弘は妻と二人の子供と平凡に幸せに暮らしていて。しかしある日突然末期の肺がんであることを告知される。余命半年という医師の宣告に、残... [続きを読む]
受信: 2007年11月15日 (木) 10時27分
» 映画「象の背中」 [日々のつぶやき]
原作:秋元康
監督:井坂聡
出演:役所広司、今井美樹、塩谷瞬、南沢奈央、井川遥、高橋克実
「不動産会社に勤める48歳の藤山幸弘は妻と二人の子供と平凡に幸せに暮らしていて。しかしある日突然末期の肺がんであることを告知される。余命半年という医師の宣告に、残... [続きを読む]
受信: 2007年11月15日 (木) 13時41分
» 象の背中 観てきました。 [よしなしごと]
北極の景色がすてきな象の背中を観てきました。 [続きを読む]
受信: 2007年11月19日 (月) 02時41分
» 70『象の背中』を鑑賞しました。 [はっしぃの映画三昧!]
#63704;映画を鑑賞しました。#63893; 70『象の背中』 評価:★★★☆☆ ちょっと泣かされるのを判っていて観るのはどうするかなぁって思っていたんだけど。 DVDの「象の背中」やJULEPS(ジュレップス)の「旅立つ日」に触発されて観ちゃ..... [続きを読む]
受信: 2007年11月19日 (月) 09時52分


コメント
こんばんは~!
TBありがとうございました。
あまり泣けないんですよね。
きれいな奥さん、きれいな愛人、
なんで不倫するのか?
ケントさんの書かれていることと同感です
岸部一徳とのシーンはよかったですね!!
投稿 kazu | 2007年11月 7日 (水) 19時58分
kazuさんこんばんは
コメントありがとう
役所広司の迫真の演技力。いつも感心しています。ホントになんでも出来るオールマイティーな貴重な映画俳優ですね。今井美紀や井川遙も素敵だったけれど、どうも原作者の男の願望ばかりが臭ってきて辟易しました。
投稿 ケント | 2007年11月 7日 (水) 21時59分
TBありがとうございました。
トンデモのオヤジでしたね。タバコ吸って肺がんになって、治療拒否しながら、人に迷惑掛ける。
うちでずっと寝てて、そっと自宅でがんで亡くなったうちのばあちゃんを思い出しながら、ホスピスの金を、妻に残したらいいじゃん、とか思ってとにかく腹立ってしょうがありませんでしたよ。
愛人に対して、妻に深々とお辞儀させる神経がわかりません。一発、ビンタでもくらわせてくれた方がよっぽどシンパシーわきますわ。
投稿 sakurai | 2007年11月 7日 (水) 22時36分
sakuraiさんこんにちはコメントありがとう
「ホスピスの金を、妻に残したらいいじゃん」ですか、なるほどそうですよね。贅沢三昧、わがまま放題の主人公には共感しかねますよね。
投稿 ケント | 2007年11月 9日 (金) 13時19分