東京からは、中央高速から長野道の豊科インターを降りて、国道147号を糸魚川方面に約80分下った山の中にある一軒宿であります。
またローカル線の宿を楽しみたい人なら、大糸線平岩駅からも徒歩約10分位で行けます。
この宿は、ちょうど姫川と大糸線に挟まれてひっそりと建っていますが、過去に台風で宿の一部が流されて、平成7年頃全面リニューアルしたと聞きました。



そのため館内は非常に綺麗で、近代的な設備となり、整理整頓も行き届いているので、女性客に好評です。また部屋から観る山々と大糸線と、この旅館とを組合せた眺望が、なぜか、ピタりとハマっていました。
風呂は、男女それぞれガラス張りの大きな内湯と、姫川の大赤石を積み重ねた古風な露天風呂があり、ともに源泉かけ流しの豊かな湯量を誇っていました。
泉質はナトリウム系無色無臭ですが、湯底の石のせいか、薄緑色のようにも見えました。
夏の露天風呂は、大きなアブが多いため、風呂全体をネットで覆っているので、趣が薄れるのが残念です。しかしかくいう私めも、ネットを潜って入ってきたアブに、首の後ろ側をしこたま刺されて、2週間以上真っ赤に腫れあがってしまったので、くれぐれもご注意ください。
さてお風呂のお話しですが、ここは本館と風呂場がやや離れており、渡り廊下を通って風呂に行くのですが、これもなかなか風情があって楽しいものです。(この渡り廊下は屋根付、囲い付なのでアブの心配はありません)
また廊下の途中には、無料マッサージ機や、姫川の冷水サービス、喫煙所などが設置されています。
更に脱衣室もゆったりとしていて、貴重品入れも完備されていて、文句のつけようがありません。
それから、渡り廊下の中央あたりに新しい建物を増設中で、宿の人に尋ねたら、貸切風呂が3つ出来るようです。(現在は完成しています)
さて長々とお風呂の話をしましたが、何といってもこの宿の一番の自慢は、糸魚川の魚と近くの山で取れる山の幸等の豊富な食材を使った懐石料理でしょう。
またここの料理は、2重3重に丁寧に味付を重ねてあるので、どんなものを食べてもイヤ味がなく、上質なフランス料理を食ベているような気がしました。


最後にもう一度誉めたいのは、従業員のしつけが大変良かったということです。いつも明かるく、礼儀正しく、キビキビとした若い女性が多く、とても気分が良くなりました。
旅行の目的は、金と時間を使って『癒し』を手に入れることですから、当然旅館のほうも、客のニーズに沿って、『ロケーション、設備、温泉、食事、サービス』を充実させなくてはなりません。
それらの条件をほとんどクリアしているのが、この姫川温泉国富翠泉閣でした。
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