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2007年8月18日 (土)

ファウンテン 永遠につづく愛

★★★★

 ネットではかなり酷評が多く、上映館も少ないので、眠くなっても仕方がないと覚悟していたのだが、予想に反してかなり素晴しい作品であった。そのことを裏付けるが如く、最終日にもかかわらず、銀座テアトルでは座席の半数以上が埋まった。

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 テ一マは生と死と愛。既に語り尽くされたテーマだが、人間にとっては永久に解けない命題でもある。
 時空を超えて三つの世界を生きる主人公。そしてファンタジックに輝く美しい映像。それは最愛の妻が書き残した物語なのか、それとも主人公の精神世界なのだろうか。
 ファウンテンとは、聖書に記された「生命の泉」 。癌に冒された妻を救うため、必死になってそれを探す主人公。一方妻のほうは、死を受け入れる決心を固め、書き残した最終章の完成だけを夫に託すのだった。
 究極的には生も死も超越し、「人と自然と宇宙」がひとつに融合するのだろうか。あるいは死こそ本来の生への入口なのか。そんなことを示唆するような作品で、改めて人の進むベく道を考えさせられた。
 そして何といっても、ヒュー・ジャックマンとレイチェル・ワイズの熱演が、ジンジンと観る側の心に響いてくるよね。この映画は観る人によって感じることが、だいぶ異なるかもしれない。だが私にとっては、忘れていた「何か」を思い出させてくれた作品であった。
  
 

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

パピのママさんお元気ですか?
コメントありがとう
この作品は、限定的上映だったので、なかなかメジャーにはなれませんでしたね。
評判はいろいろですが、僕は楽しめましたね。
それにしても今回の台風で多摩川はもう少しで氾濫しそうでした・・・

投稿: ケント | 2007年9月 8日 (土) 17時48分

こんにちは!、お久しぶりです。
前から観たいと思っていた映画、やっとミニシアターにて鑑賞しました。
時空を乗り越えた、新しい愛の形。人と地球と宇宙がひとつのものに思えました。
生きるために死を遠ざけるか、死を受け入れるか、永遠のテーマですが、生きて行く上でもっと大切なもの、今生の命を全うすることを教えられた気がします。
ただ今、台風9号通過中~暴風圏まっただなかです。元気の素押していきますね!(^^)!

投稿: パピのママ | 2007年9月 7日 (金) 14時29分

シャーロットさんこんにちは、それにしても暑い一日でしたね。
おっしゃる通り、評価が真二つの作品ですね。

投稿: ケント | 2007年8月19日 (日) 18時22分

こんにちはー。
おお、★4つですね。
凄く良い!って思うか全くダメと思うか、両極端な感想を人に与えうる作品ですかね。
美しい映像と音楽に理屈抜きで感激しました。

投稿: シャーロット | 2007年8月19日 (日) 14時58分

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» 『ファウンテン 永遠に続く愛』 [ラムの大通り]
(原題:The Fountain) ----これって『レクイエム・フォー・ドリーム』の ダーレン・アロノフスキー監督作品だよね。 特異な作風で知られるだけに、 また何かやってくれそうだ。 「確かに。 この映画はどう解釈したらいいのやら…。 ひとことで言えば、 まったく異なる三つの時代に広がり展開する愛の物語。 一つは病に冒された妻イジー(レイチェル・ワイズ)の命を救いたいとの一心から 治療法の研究に没頭するトミー(ヒュー・ジャックマン)。 二つ目はその妻の描いている『ファウンテン』という物語。 そ... [続きを読む]

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受信: 2007年8月20日 (月) 01時26分

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受信: 2007年8月20日 (月) 10時13分

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何度生まれ変われば、僕は、君を救うことができるのだろう。何度愛し合えば、僕は、君と一緒に生きられるのだろう。 病に冒された最愛の妻の命を救いたい。その思いだけを胸に、特効薬の研究に没頭する医師のトミー。妻のイジーは、運命を受け入れ、残されたわずかな時間...... [続きを読む]

受信: 2007年9月 7日 (金) 14時30分

» 映画「ファウンテン 永遠につづく愛」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:The Fountain 創世紀によるとエデンの園の中央に2本の木があり、食べてはいけない善悪の知識の木の実を食しアダムとイブは追放、こちらは命の木ファンタジー~ 医師トミー(ヒュー・ジャックマン)が研究所で腫瘍特効薬の発見に没頭する... [続きを読む]

受信: 2009年3月 8日 (日) 20時27分

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