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2007年7月14日 (土)

太陽

★★★☆

 終戦時の昭和天皇を、これほど身近かに描いた映画は未だかつてない。天皇を演じるイッセー尾形は唸るほど巧いし、容貌もそっくりである。そしてあの「あっそ」を連発する。

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 まかり間違えれば、天皇を侮辱しかねない演技だが、ぎりぎりのところで踏みとどまっていた。流石プロとしか言いようがない。ただこれは外国映画である。さすがに日本では製作出来ないだろう。
 広島・長崎への原爆投下や、ラジオでの敗戦宣言に至る天皇の苦悩振りが描かれると思ったが、その期待は見事に裏切られた。この映画では、ほとんど政治向きのことは語られないのだ。唯一全く噛み合わない御前会議シーンがあるが、それ以外は生物学に夢中で、子供のようなピュアな心を晒す天皇ヒロヒトを追うだけであった。
 どうも戦後に見た昭和天皇に似ている。
 タブーに挑戦した心意気は買うが、なぜ今昭和天皇なのだろうか。また奥歯に何かが挟まったような脚本にも限界を感じた。

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コメント

こんばんは♪
やはり難しいテーマなのでしょうね。
外国人監督ですらここまでを描くのが限界だったのでしょうか。
でも、とても興味深く鑑賞しました。
「あっそ」という返事はとても懐かしかったです。

投稿: ミチ | 2007年7月14日 (土) 21時08分

ミチさんありがとう
確かに難しいテーマでしたが、僕も興味深く観ました。桃井かおりの皇后はご愛嬌ですかね。

投稿: ケント | 2007年7月15日 (日) 17時49分

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