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2007年7月21日 (土)

舞妓Haaaan!!!

★★★

 純日本風のおバカ映画。昔流行った「こまわり君」風味の、超ナンセンスマンガそのものである。主演の阿部サダヲって、一体何者なのだろう。もうハチャメチャで羞恥心ゼロのやたら騒々しいオタクという感じだ。

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 本業のカップ麺開発のあと、舞妓遊びにのめり込んだかと思うと、プロ野球の選手・格闘家・俳優・政治家と大変身の連続。そのうえパンツ一丁で街をうろつく変態ぶり。
 終映後に「面白かったね」と話していたカップルがいたが、面白いよりバカバカしいと感じるのはオジさんの証拠だろうか。ことに阿部サダヲの超ハイテンションにはついていけないし、大笑いというより苦笑しか湧いてこない。もう二度と彼を観たくないね。
 せっかく良い俳優が多く出演していたし、舞妓さんたちは美しかったのに、彼の一人よがりでぶち壊しだな。それにしても柴咲コウの役回わりに何か意味があったのか。そもそもあんな男を好きだという設定も納得出来ない。
 それでもこの映画は好評で、興行的にもかなり成功したようである。まあ奇抜なアイデアの勝利とでもいうのだろうか。それとTV育ちの若者たちには、阿部サダヲの超ハイテンション演技が受けるのかもしれない。
 唯一光っていたのが、舞妓の駒子を演じた小出早織である。その顔立ち、京都弁、優しさの中にある芯の強さは、京都の舞妓はんそのものだ。また堤真一との秘められた関係はとても切ないお話だったね。

   極端に好き嫌いの分かれる映画だが、駒子の存在に評点のを一つ追加してしまった。  ただ残念ながら、阿部サダヲ、柴咲コウ、堤真一、小出早織の四角関係の結末が中途半端なため、爽やかな感動を呼び起こさないのである。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは♪
TBありがとうございました!
ケントさんは阿部サダヲが苦手なんですね(笑)
あのテンションだから好き嫌いは分かれますよね。

小出さんはすごく似合ってましたね。
柴咲コウさんよりも舞妓らしくて素敵でした☆

投稿: こーいち | 2007年7月25日 (水) 18時22分

なぎささんコメントありがとう
なんか阿部サダヲって女性のアイドルみたいですね。もちろん本当の阿部サダヲは全然別人だと思いますが、僕はああいう騒がしいギャグが肌に合わないのかな・・・
まあ彼を観たのは初めてなので、違う映画でも観て見ますか。

投稿: ケント | 2007年7月22日 (日) 18時33分

ケントさん 言いにくいですが・・・
私も阿部サダヲ好きです。。。ウホォッ
ま、実生活ではこんな人ではないと思うのですが、コメディアンとしては良いかなぁと。

なので、この映画もかなり私には好印象でして。

少々辛いことがあっても吹っ切れる映画でした。

投稿: なぎさ | 2007年7月22日 (日) 17時18分

ミチさんも阿部サダヲが好きなのですか?
どうも女性の好みは霧の中です。トホホホホ・・・
なんで皆彼が好きなのでしょうか。おじさんが分かるように説明してもらえないかな。

投稿: ケント | 2007年7月22日 (日) 11時34分

こんにちは♪
阿部サダヲが好きなのでこの映画のハイテンションには付いていけましたよ~。
でも、ケントさんがおっしゃるように、主人公たちの四角関係がどうもスッキリしなかったのが残念でした。

投稿: ミチ | 2007年7月22日 (日) 09時31分

真紅さんコメントありがとう
はい確かに僕は「初・阿部サダヲ」でございます。
彼は普段は無口で暗い人間らしいですね。それと脱サラでここまで来たといいます。
それはりっぱですが、騒々しいマイペース人間は苦手であります。

投稿: ケント | 2007年7月22日 (日) 02時01分

ケントさま、こんにちは。TBありがとうございました。
確かに、ラストで恋愛の顛末に決着をつけてないため、不満が残りましたね。
もしかしたらケントさまは「初・阿部サダヲ」だったのでしょうか?
彼は誰にも真似できないハイテンションですね。私は大好きです(笑)
ではでは、失礼します。

投稿: 真紅 | 2007年7月21日 (土) 21時49分

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