アポカリプト
★★★★
英語を使わないハリウッド映画ということで、なかなか好感が持てる。舞台はマヤ文明後期の中央アメリカ。平和だった村は、未明にマヤ帝国の傭兵に焼き討ちされる。
そして目前で父親を殺され、捕虜となり連れ去られる主人公。彼は穴の中に残してきた妻子を救うため、帝国より脱出し、逃げて逃げて逃げまくる。
メル・ギブソン監督の作品は、いつも一味違うね。史実に忠実でない部分もあるが、ドキュメンタリーではなく、エンターティンメントなのだからこれで良いと思う。これこそ映画の王道であり、彼は映画のツボをつかんでいるようだ。
奴隷市場の風景では、1963年に製作された『長い船団』を思い出してしまった。また塔の上からころがる首、死体の山など、気の弱い女性には絶え難い映像が満載である。
しかしダイナミックな躍動感や、生への執着は見事に描かれている。先の読めない、一風変わった面白い作品に仕上がっていたと思う。
ただラストの展開が少し中途半端である。残された少年・少女達は一体どこに行ったのか。その後マヤ帝国はどうなったのか、なんだか続編があるような終わり方が、やゝ消化不良かもしれない。
↓応援クリックお願いでござるm(__)m
※スパム対策のため、TBとコメントは承認後公開されます。
↓ブログ村とクル天↓もついでにクリックお願い(^^♪
| 固定リンク | 0
| コメント (7)
| トラックバック (27)
最近のコメント