スキャナー・ダークリー
★★★
ア二メと実写の合体というのか、実写のアニメ化と言うべきか、とにかくこのような映像は初体験である。種明かしは、実写映像へのデジタルペイントだという。それによって、リアルだがオドロオドロしい映像が合成出来たのだ。

舞台背景は近未来。新種のドラッグ『物質D』を追う麻薬捜査官の、オトリ捜査がテーマになっている。
捜査官はオトリ捜査であることを見破られないために、自らヤク中になってしまうのだ。そんなダークな心象風景を表現するためは、そのオドロオドロしい映像がピッタリなんだね。
ただアニメタッチの映像だからといって、この作品を子供に観せてはいけない。会話シーンが多く難解であるだけではなく、麻薬中毒症状やセックスシーンもあるから要注意。
オープニングでゾロゾロ出現する虫は、とても気味が悪い。観ているほうまで痒くなってしまった。その後の派手な展開に期待したが、以外にも地味なシーンが延々と続く。そして主人公キアヌの、不安に揺らぐ精神描写ばかりで、中だるみ状態なのだ。
ところが、終盤になり一転して急展開。巧妙なドンデン返しも用意されていて、さあこれから・・と思いきや、あっという間にエンディングとなってしまった。
これはかなり好き嫌いが分かれそうだ。それで単館上映だったのであろうか。ただあの画期的な映像だけは、必ず話題になるはずである。
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この記事へのトラックバック一覧です: スキャナー・ダークリー:
» スキャナー・ダークリー@シネセゾン渋谷 [ソウウツおかげでFLASHBACK現象]
何にでも意義を求めようとするのは良くないと思っていながらも、つい理屈をこねたくなり、大した知識も価値観も持っていないのですぐ袋小路に入る。ギャランティーが半端ではない俳優を起用して実写で撮影し、それをわざわざ膨大な時間と手間をかけてロストコープすることにどんな... [続きを読む]
受信: 2007年1月10日 (水) 21時52分
» 『スキャナー・ダークリー』 [ラムの大通り]
----おつ、遂に公開前の映画の紹介だね。
「うん。これはずいぶんと前に観ていたんだけど、
いま、ちょっと思い出して。
『ビフォア・サンセット』などで根強い人気を持つ
リチャード・リンクレイター監督が
『ウェイキング・ライフ』と同じ手法で作った映画なんだ」
----『ウェイキング・ライフ』って
ロトスコープによるデジタル・アニメーションだったよね。
「そう、アニメーションで人物の動きをリアルに表現�... [続きを読む]
受信: 2007年1月10日 (水) 22時20分
» スキャナー・ダークリー [八ちゃんの日常空間]
デジタルロトスコープアニメーションという名称が付いた手法だが商標とか特許とかの関係だろうか。何でも名前を付けて登録するのが商業主義アメリカだからね。
というわけで、この映画は近未来に横行しる麻薬を取り締まる囮捜査官が、その麻薬に溺れてしまう話だが、背景に...... [続きを読む]
受信: 2007年1月10日 (水) 22時28分
» 【 スキャナー・ダークリー 】 [もじゃ映画メモメモ]
フィリップ・K・ディックの小説の映画化。覆面麻薬捜査官の主人公がドラッグ物質Dの供給源を探るため、おとり捜査を行うSFサスペンス。
画面全体にデジタル・ペインティングを施してあり、3DCGで作ったかの様な絵作りは面白い。俳優そのままでもいいんじゃないかなぁ...... [続きを読む]
受信: 2007年1月11日 (木) 01時18分
» スキャナーダークリー/ A SCANNER DARKLY [我想一個人映画美的女人blog]
大好きなリチャード・リンクレイター監督の最新作{/kirakira/}
これまでも『恋人までの距離(ディスタンス)』『テープ』『スクール・オブ・ロック』
など、ジャンルが全くバラバラな作品を撮ってきたけど
今回は『ウェイキングライフ』で試みたロストコープという手法の最新版{/atten/}
全米では夏に公開されたこの作品、気になってたので初日に観てきました〜{/heartss_pink/}
原作は読んでないけど
SF作家�... [続きを読む]
受信: 2007年1月11日 (木) 02時39分
» スキャナー・ダークリー A SCANNER DARKLY [travelyuu とらべるゆう MOVIE]
キアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダー、ロバート・ダウニーJr主演?
近未来カりフォルニアのオレンジ・カウンティ ジャンキーだらけです
麻薬捜査官のフレッドは麻薬犯罪について講義をするのですが
その正体を明かさないで 万人の前に立つにはスクランブル・スーツを
着用します これは1万人以上の人物の容姿を写して自分にかぶせ
本当の自分の姿を見せない様にするスーツなのです
捜査官同士の会話でもこのスーツを使用し、自分の正体を徹底的に隠し
麻薬の捜査の中で特定人物が麻薬ルートの知識を悪用したり
捜... [続きを読む]
受信: 2007年1月11日 (木) 12時41分
» 139.スキャナー・ダークリー [レザボアCATs]
自分的には、待ちに待った、リチャード・リンクレイター監督の最新作でした!今回もやっぱり、人を選ぶ作品で、下手に人にオススメは出来ない世界観。まさに、“イチゲンさん、お断り”の、手加減ナシの、リンクレイター・ワールド。下手に“キアヌ”と、“SF”だけで見てし....... [続きを読む]
受信: 2007年1月11日 (木) 14時46分
» スキャナー・ダークリー [パフィンの生態]
2006年、リチャード・リンクレイター監督。
キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダー目当てに観たが、
実験的な映像が物語に似合っており、切ないラストに胸がしめつけられる☆
究極のドラッグ”D”を撲滅するため、政府が容疑者の常時監視用に
”ホロスキャナー”を設置している近未来。
覆面麻薬捜査官ボブ・アークター(キアヌ)は、中毒者を装い、
供給源を探っていたのだが・・・。
ボブの同居人役にロバー�... [続きを読む]
受信: 2007年1月11日 (木) 23時26分
» スキャナー・ダークリー [PICO*THEATRE 映画感想]
お薦め度:.★★★☆.まあまあ…悪いところはないけれどよかったところも…といった印 [続きを読む]
受信: 2007年1月16日 (火) 00時15分
» 「スキャナー・ダークリー」 今までで最もディックの臭いがする作品 [はらやんの映画徒然草]
フィリップ・K・ディックの小説「暗闇のスキャナー」の映画化作品です。 ディックの [続きを読む]
受信: 2007年1月19日 (金) 07時43分
» スキャナー・ダークリー [★試写会中毒★]
満 足 度:★★★★★
(★×10=満点)
監 督:リチャード・リンクレイター
キャスト:キアヌ・リーヴス
ロバート・ダウニー・Jr
ウディ・ハレルソン
ウィノナ・ライダー
ロリー・コクレ... [続きを読む]
受信: 2007年1月22日 (月) 15時13分
» 映画「スキャナー・ダークリー」 [しょうちゃんの映画ブログ]
2007年5本目の劇場鑑賞です。スクール・オブ・ロック」「ビフォア・サンセット」のリチャード・リンクレイター監督作品。SF作家フィリップ・K・ディックの『暗闇のスキャナー』を、「ウェイキング・ライフ」で試みたデジタル・ペインティング手法を用いて映画化した近未来...... [続きを読む]
受信: 2007年1月23日 (火) 23時14分
» フワフワのゆらゆら「スキャナー・ダークリー」 [映画雑記・COLOR of CINEMA]
「ウェイキング・ライフ」で使用されたロトスコープ(※)を更に深めて制作されたリチャード・リンクレイター監督の新作「スキャナー・ダークリー」(原作フィリップ・K・ディック)。ただ、DigitalCame... [続きを読む]
受信: 2007年2月 3日 (土) 02時34分
» スキャナー・ダークリー鑑賞 [Simulacre de illustration]
果たしてディックは映画原作として優れているのか。
彼の小説が映画になるたびにいつも思う事だ。
話の改竄はあたりまえ、人物造形も似て非なる感じ。
いったい関係者は原作のどこが気に入って映画にしているのかと疑問を抱く。
ブレードランナーだって映画が面白かったからこそ問題ないが、テイストはかけ離れている。
映画化作品が多い分、ファンとしては物足りなかった訳です。
そしてやっと昨年、リンクレーターがほぼ原作通りの映画を製作!
ファンとしては感無量。
そんな理由で一般人はぶっちぎりで置いてきぼ... [続きを読む]
受信: 2007年2月 4日 (日) 15時02分
コメント
ちささんコメントありがとう
スクランブルスーツは良かったですよね。
確かに映像は、圧倒的に秀逸です。
ただ僕はエンディングが不満でしたね。
投稿: ケント | 2007年2月 4日 (日) 19時01分
ケントさん、はじめまして!
私は原作ファンなので映画も冷静に観られず大傑作と感じています(笑)そうではない方の感想を読むと、自分が少々恥ずかしくなってしまいます。
ケントさんは映像を褒めていらっしゃるので、つい嬉しくなってTBさせていただきました。
見る人を選ぶのは真実ですが、2001年宇宙の旅もブレードランナーも公開当時は受け入れられませんでしたし、時間をかけて残ってくれたらいいな、と思う映画です。
投稿: ちさ | 2007年2月 4日 (日) 15時52分
パフィンさんありがとう
「攻殻機動隊」良かったですか?
いちどDVD借りて観て見ますね。
rikocchinさんコメントありがとう
主人公の崩れた脳とは、まさに言い当てていますね。それを表現するために莫大な費用をかけたこの映画、まさにハリウッドにしか出来ませんよね。
投稿: ケント | 2007年1月14日 (日) 10時54分
ケントさん、こんばんわ~
TB&コメントありがとうございました~
今年もよろしくお願い致します☆
映像を作り上げるのに、気の遠くなるような作業が積み重ねられてきて、手間暇かかった作品ですが、大人のしかも限られた人にしか評価されなさそうな作品ですね。
主人公の壊れていく脳から映し出されるストーリー構成になっているため、観客も一緒に混乱しながら観るという集中力が必要な作品でした。
投稿: rikocchin | 2007年1月12日 (金) 23時13分
ケントさん、TBとコメントありがとうございます♪
地味な展開だったから、ラストが切なく感じたと思います。攻殻機動隊のアニメ映画は
同じ近未来ですが、突き抜けた感覚になって
いました。
わざと暗い感じを残したのかも
しれませんね。TBいただきます☆
投稿: パフィン | 2007年1月11日 (木) 23時25分
もじゃさん、コメントありがとう
とにかく映像は凄かったですね。
ラストはあっけなくて残念です。
migありがとう
ホントに好き嫌いが分かれるでしょうね。
睦月さんいつもありがとう
ラストのどんでん返しは、ちょっと残酷かもしれませんね。
こんな金のかかる映像は、当分出来ないと思いますよ。
投稿: ケント | 2007年1月11日 (木) 18時02分
こんにちわ!
TB&コメントありがとうござます!
前半はかなりタルい感じだったんですが、
中盤以降の物語展開はびっくりでした。
とっても気分が落ち込むようなラストで、
しんどかったです。
この映像はすごかったですね。
大変に興味深いものを観たなあという
感じです。
投稿: 睦月 | 2007年1月11日 (木) 09時54分
けんとさん
こんばんは!
コメントありがとうございます
このみにわかれる作品でしたよねー、、、、
投稿: mig | 2007年1月11日 (木) 02時37分
こんにちは。TBありがとうございます。
ホントこれからって思いきや、あっさり終わってしまいましたね。
映像を手間暇かけたんでしょう、面白かったんですがねぇ。
投稿: もじゃ | 2007年1月11日 (木) 01時19分