連理の枝
★★★
前半はドタバタコメディーで、後半になって急に悲恋ドラマに変身してしまった。途中で気が変わってしまった訳ではないだろうが、韓国映画にはこんな流れが多い。
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連理の枝 販売元:ポニーキャニオン |
国民性なのか、監督のセンスなのか、とにかく「お笑い」が好きだね。それも一昔前のドタバタギャグを、必ずどこかに挿入したがる。僕の感性では、面白いというより、なにかピントがズレていて、かなり虚しく感じてしまうのだが・・。
タイ映画や昔の香港映画も、ドタバタギャグが臭くて嫌だったが、最近の中国映画はかなりシリアスムードになっているよね。やはり映画は単なる娯楽ではなく、ある程度芸術的な香りも織り込んで欲しい。
さて主演のチェ・ジウは31才で、相手役のチョ・ハンソンはまだ25才。いまどき女性が年上で悪いとは言わない。ただストーリーの流れからすると、もっと若い女性のほうが自然だろう。それにこの二人に関しては、見た目にもかなり無理を感じたね。
女性が難病で生きられない、という使いふるされたパターンを避けたのか、実は男性のほうも不治の病という設定。それをいつの間にか、枝の繋がった二本の木(連理の枝)に重ね合わせてしまう。
この美しいはずのラストシーンも、なにか無理やり捻りこんだ感がある。連理の枝も、終盤になって思い出したように登場しているし、ストーリーの流れも不自然な感じがするんだね。
かなり辛口レビューになってしまったが、決してつまらない映画ではない。ただこのDVDが長期間レンタル中だったので、余程感動的名作なのかと、期待過剰になってしまった僕が悪いのだろう。
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