通勤地獄 狭い席
電車の席は7人掛けなのですが、大相撲の桝席同様、戦前の小さな人達を基準に作ってあるような気がします。
だから、男ばかり6人連続して腰かけると、もうあと僅かの小さなスペースしか残りません。大抵の人は、「座りたいけど、ちょっと無理かな・・・」と考えて、大きな駅での大量降車後の『席の再構築』を待ちます。
ところがあとから乗って来る図体のでかい男ほど、この小さなスペースに無理やり割り込んでくるので溜まりません。
それも「すみません」の一言もなく、いきなりでかい尻をドスンと落し、グイグイと大きな体を捻り込んで、隣に座っている人を押しのけるのです。そして「俺は生まれたときからこの席に座っているんだ!」と言わんばかりにふんずり返って大股を広げます。
こんな男が隣の狭い席に近づかないよう、出来れば細い女性が座ってくれるように心の中で祈るのですが・・・
あゝ今日も運悪く、リュックを背負った肥満体のオタクっぽい男が、私の隣の狭いスペースめがけて走り込んで来ました。
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