鬼虫
背景は平安時代、舞台は全員が半裸またはスッポンポンで暮す鬼島と呼ばれる小さな島。このマンガは、その鬼島で暮す人々と島に漂流した“都の女マナメ“とのいさかいを描いている。
女達の裸が、この時代の日本人とは全くかけ離れ、肉感たっぷりのアマゾネスばかりなのである。とてもエロっぽくとゾクゾクするが、同時になにか違和感を感じるのだ。
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鬼虫 5 (5) 著者:柏木 ハルコ |
ストーリーのほうは単調で、都の女に死んだ姉の姿を重ね合わせるアマゾネスのトラゴ。そして彼女は村長の意見に逆らって、マナメを頑固にかばい続ける。だがマナメは、そのトラゴの好意をアダで返し始めるのだ。それでもトラゴは懲りずにマナメに奉仕してしまう・・・。
いくら姉に似ているからと言って、仲間を裏切り命がけで彼女をかばうトラゴに、イライラが募ってくるのだ。
またマナメのしたたかさ執念深さに、現代の都会人の姿がオーバーラップするはずである。
結局これだけのテーマで、かつ舞台も狭い鬼島の中だけなのだが、不思議と飽きることがないのだ。たぶんイライラを早く解消させたいという願望だけで、全5巻をズルズルと読んでしまったのであろう。
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