かもめ食堂
★★★★
フィンランドは国の3分の1が北極圏に位置し、「オーロラ」や「白夜」で有名ですね。そして観光客の大半が日本人だという。
その首都へルシンキの街角に、開店した日本人サチエさんの食堂。それが『かもめ食堂』なのです。
そうレストランではなく、あえて食堂と名乗るのは、日本の家庭料理やおにぎりをメインメニューにしているからなのでしょうか。
ところがオープンから3ヵ月経過しても、この食堂には誰もお客が来ません。それでもサチエさんは、いつか必ず客が入って来ると信じて、店でじっとお客さまを待つのです。
へルシンキの街並は、とても清楚でゆったりと時間が流れているようでした。そしてフィンランドの人々は、よく食べてよく太っていますね。やはり寒冷地で生き抜くための必然性なのでしょうか。
この映画を観ていたら、シャケの塩焼きとおにぎりが食ベたくなりました。そして美味しいコーヒーも・・・。
淡々とゆったりと時間は過ぎてゆき、ひょんな出会いから、ミドリ、マサコという日本人女性も食堂を手伝うことになるのです。そして現地のフィンランド人たちとも、だんだん交流を深めてゆくのでした。
初めは誰も寄りつかなかった食堂でしたが、日本人スタッフが3人になる頃には、とうとう満員になってしまうのです。
サチエを演じた小林聡美の、流暢なフィンランド語と、合気道、そして手際良い料理作りは見事でしたね。その他の出演者も個性的な人が多かったせいか、舞台が狭く、大きな見せ場もないのに、全く退屈しません。
久々にセンスの良い、上質の癒し系映画を観た気がしました。
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» ハラゴシラエしてから観るのだ 「かもめ食堂」 [平気の平左]
評価;75点{/fuki_osusume/}
かもめ食堂
オールフィンランドロケ!と言う割には、フィンランドっぽいロケ場所ではないなぁ。
と最初は思ったんですが、
雰囲気はなんかのんびりとしていて、あちこちに鮮やかな色も見られ、フィンランドらしい映画でした。
売れない食堂をアイデアを出して人気の食堂にするサクセスストーリー!
というのとは少し違います。
雰囲気がゆったりした中で特にオチもす�... [続きを読む]
受信: 2006年10月15日 (日) 21時58分
» かもめ食堂 /小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ [カノンな日々]
ヨカッタぁ、最高ォォ!コレ、絶対チョーオススメですッ!めっけもんの当たりクジって感じでとっても気分いいです。監督は「バーバー吉野」「恋は五・七・五!」の荻上直子さん。この監督の力量はやっぱり本物ですね。「バーバー吉野」を気に入った方ならまず大丈夫、基本的....... [続きを読む]
受信: 2006年10月15日 (日) 22時06分
» 「かもめ食堂」とんみひるとねん [冷たい走り]
ストーリー: サチエ(小林聡美)はヘルシンキで“かもめ食堂”を始めたものの客はゼロ。ある日彼女は最初の客で日本かぶれの青年トンミ(ヤルッコ・ニエミ)にガッチャマンの歌詞を教えてくれと言われるが、出だししか思い出せない。彼女は偶然本屋でミドリ(片桐はいり)....... [続きを読む]
受信: 2006年10月15日 (日) 22時11分
» かもめ食堂 (2005) 102分 [極私的映画論+α]
フィンランドのヘルシンキに“かもめ食堂”という小さな食堂をオープンした日本人女性サチエ。シンプルな“おにぎり”を看板メニューに、フィンランドの人にも日本食のおいしさを伝えたいと張り切るが、やって来たお客は日本のアニメが好きなおたく青年だけ。それでもめげずに淡々と営業を続けるサチエは、やがて訳ありな2人の日本人女性と出会うのだった。
映画館 ★★★★
まったりとした映画でした
舞台はフィンランド・・・しかもオールロケ... [続きを読む]
受信: 2006年10月15日 (日) 22時37分
» 『かもめ食堂』 [京の昼寝〜♪]
それはヘルシンキにある食堂でした。こころをこめた「いらっしゃいませ」とおにぎり。毎日ふつうで、おいしくて、小さいけれど堂々としていました。
■監督・脚本 荻上直子■原作 群よう子(「かもめ食堂」幻冬舎刊)■キャスト 小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、マルック・ペルトラ、ヤルッコ・ニエミ□オフィシャルサイト 『かもめ食堂』 フィンランド、ヘルシンキの街角でオー�... [続きを読む]
受信: 2006年10月15日 (日) 22時42分
» かもめ食堂 [シャーロットの涙]
お腹がすくとなんとなく機嫌が悪くなるもの。まずは腹ごしらえ…
劇中のおいしそうなおかず。食事というものは生きる上でのエネルギーで必要不可欠なもの。そしてそれ以上に、作ってくれた人の愛情が食べた人の心を満足させる。
お腹がすいたから食べたい、飲みたい、のは当然だけど、
その人が作るから、「食べたい」。
その人がいれた珈琲を「飲みたい」。
・・・と、思うのである。
た�... [続きを読む]
受信: 2006年10月15日 (日) 23時04分
» 「かもめ食堂」 [てんびんthe LIFE]
「かもめ食堂」シネスイッチ銀座で鑑賞
シネスイッチのレディスデーの金曜日は最終回が満員で札止めになることもあり、私は係りのお姉さんに「お並びになっても絶対は入れません」といわれ何をしにわざわざ銀座まで出向いていったのかと情けなくなったこともありました。今日は映画の日、10:10の回、絶対に見る!とがんばって9:40に劇場に着いたのですが、すでに「空席の確認をしております。」といった状態。さすが土曜日出足が速すぎます。ま、入れたんですけど、私より10人くらい後の人は「お立ち見です。」といわれてい... [続きを読む]
受信: 2006年10月15日 (日) 23時17分
» かもめ食堂 [日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~]
オールフィンランドロケとなった邦画です。
何故か、フィンランド、ヘルシンキで「和風の家庭料理を中心とした料理を出す『食堂』」を開いている日本人女性サチエ(小林聡美)。そして、この女性とヘルシンキの街で出会う、ミドリ(片桐はいり)とマサコ(もたいまさこ)の二人... [続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 00時36分
» ★「かもめ食堂」 [ひらりん的映画ブログ]
小林聡美主演。
全編フィンランド・ロケで作ったらしいね。
共演は、片桐はいり、もたいまさこ・・・すんごいオバサン・トリオ。
[続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 01時14分
» NO.155「かもめ食堂」(日本/荻上直子監督) [サーカスな日々]
たった2館で上映された「かもめ食堂」は、
女性たちの先進的な意識にシンクロした。
もともと東京と横浜の、たったふたつの単館で、この作品は上映された。多くのミニシアター系映画と同様に、評判がよければ、上映期間が延長されたり、上映館数が拡大されたりするかもしれない・・・そんな幸運は、年に数作あるかどうか、ということなのだが・・・その程度のお披露目であった。
荻上直子監督も、熱烈な邦画ファンなら「バーバー�... [続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 02時19分
» 『 かもめ食堂 』 [やっぱり邦画好き…]
公式サイト
映画 『 かもめ食堂 』 [ 劇場鑑賞 ]
2005年:日 本 【2006年春ロードショー】 [ 上映劇場
]
監 督:荻上直子
脚 本: 〃
原 作:群ようこ
[ キャスト ]
小林聡美
片桐はいり
もたいまさこ
ヤルッコ・ニエミ
タリア・マルクス
マルック・ペルトラ
ハラゴシラエして歩くのだ。
かもめ食堂。
それはフィンランドのヘルシンキにありました。
「ここならできると思ったんで... [続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 02時34分
» [ かもめ食堂 ]おいしい時間をありがとう [アロハ坊主の日がな一日]
[ かもめ食堂 ]@銀座で鑑賞。
スローライフな国、フィンランド。すべてがゆったり、ゆ
っくりしている。時間に追われていない。仕事のために走
っている人もみかけない。のどかな国である。
そんな場所で、「かもめ食堂」という小さな食堂をオープン
する日本人女性・サチエ(小林聡美)。
... [続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 07時51分
» 『かもめ食堂』 [ラムの大通り]
「この映画は映画館で観て大正解!」
----うん。どういうこと?
「映画の中の世界が
ほんとうに、のんびりゆったり。
そう、この映画は休みの日に、
ふだんの煩わしいことをすべて忘れて、
のんびり平和に過ごす……そんな感じの映画なんだ」
----でも、それって環境ビデオと同じじゃ?
映画であるからには、なにか監督のメッセージとかあるんじゃないの?
「う〜ん。そうだね。
思うに、監督の荻上直子は現代のぎすぎすした日本... [続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 10時59分
» かもめ食堂(DVD) [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
03年に『バーバー吉野』でデビューした新鋭・荻上監督の最新作。『バーバー吉野』と続く『恋は五・七・五!』に流れていた、監督独特の心地よい空気感は本作でも健在。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこと、唯一無二の存在感を発揮する女優を迎え、何とも不思議で暖かな...... [続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 11時48分
» 映画「かもめ食堂」 [ミチの雑記帳]
映画館にて「かもめ食堂」
群ようこが映画のために書き下ろした小説を荻上直子監督で映画化。
全編フィンランドロケから流れてくる何ともいえない空気。ゆったりと流れる時間。太陽の日差しもどこか違う。空の青、森の緑、白夜の薄明かり、などなど景色が美しい。耳慣れない言葉。人口密度の低そうな街。色使いが日本とは全く違うファッション。それらのもの全てが私を別世界へといざなってくれた。
店主のサチエ(小林聡美)がヘルシンキでオ... [続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 15時38分
» かもめ食堂 [ライターへの道~私の観るもの、感じる事を伝えたい!~]
かもめ食堂(2006年、メディア・スーツ)
http://www.kamome-movie.com/
?
監督・脚本:荻上直子 原作:群ようこ
出演:小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、ヤルッコ・ニエミ、タリア・マクルス、
マルック・ペルトラ、他
... [続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 16時15分
» かもめ食堂 [映画を観たよ]
知ってました?
スナフキンとミイは兄弟なんですよ。
これ知らなかったから、びっくり!でした。
好き!温かくてゆるゆる〜ふわふわで腹が空く映画でした。
この映画が持っている空気はとても穏やかで何だか可笑しい優しいです。
フィンランドを舞台に3人の女性とかもめ食堂で毎日起こるほんの小さな出来事はこっちを笑わせてくれて何だか優しくのんびりした気分になりました。
何気ない会話は間がとってもよくて笑ってしまい�... [続きを読む]
受信: 2006年10月16日 (月) 21時16分
» かもめ食堂・・・・・評価額1800円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
なんだか「ふわ〜」とか「ほへ〜」とか脱力系の擬音が出ちゃいますな。
この心地よさは一体何だろう。
友達の家でも彼女の家でもいいや、自分が凄くリラックスできる空間で、腹八分目程度に美味しいご飯を食べて、ま〜たり... [続きを読む]
受信: 2006年10月17日 (火) 00時34分
» かもめ食堂 [銅版画制作の日々]
「キートス!」と小林聡美扮するサチエが、かもめ食堂に来店するお客さんに声を掛けます。「キートス!」はフィランド語でありがとうという意味です。実は私事ですが・・・昨年の初夏この映画の舞台となったフィランドへ、トレッキングで10日間の旅行をしました。オールフィランドでのロケだったこの「かもめ食堂」の中の風景に懐かしさも・・・・ヘルシンキは結構こじんまりしたいい街です。その街角にかもめ食... [続きを読む]
受信: 2006年10月17日 (火) 01時22分
» 映画「かもめ食堂」〜小林聡美の不思議な美しさ [小さなことを喜ぼう! 〜女41歳の「ちょいハピ」な日々〜]
映画「かもめ食堂」を、DVDでですが、観ました。
かもめ食堂
思った通り、いい映画でした。
美しい小品、という感じ。
大感動、というわけではないけれど、温かさ、優しさ、美しさに満ちた、心地よい作品でした。
たぶん、特に私ぐらいの年代の女性が観たら、ほとんどの人は大絶賛するんじゃないかな?
私もフィンランドに行ってみたくなっちゃった。
ただ、映画で描かれていたのは夏だったと思うので、冬はまた厳しいんでしょうね。
フィンランド語で普通に会話して、トンカ... [続きを読む]
受信: 2006年10月25日 (水) 00時48分
» 『かもめ食堂』・試写会 [しましまシネマライフ!]
今日は某雑誌サイトで当選した『かもめ食堂』の試写会に行ってきた。 《私のお気に入り度:★★★★☆》 [続きを読む]
受信: 2006年10月28日 (土) 21時59分
» “かもめ食堂”のインテリア [- HOW STYLE - プジョーのblog]
『かもめ食堂』 公開期間が短かったので・・・DVDでやっと観れました。噂ど〜り この映画のお店のセットがスゴイ!北欧の雑貨・インテリアのオンパレードで、センス良くて“やられた〜♪”って感じです。インテリアは北欧建築家“アルヴァ・アアルト”、そして調理小....... [続きを読む]
受信: 2006年10月30日 (月) 11時18分
» かもめ食堂 /ガラスの壁 [マダム・クニコの映画解体新書]
道路に面した食堂の大きなガラス窓と合気道・・・。この映画のエッセンスはそこに詰まっている。
滅多にないのだが、至福の映画がある。できることならいつまでも観ていたい・・・。本作は、そんな気分にさせてくれる貴重な逸品だ。
かもめ食堂
このところ、女性ならではの視点で撮った若手監督の作品が注目を浴びている。この映画もその一つ。荻上直子(「バーバー吉野」「恋は五・七・五!」)の第3作だ。フィンランド�... [続きを読む]
受信: 2006年11月 9日 (木) 17時25分
» かもめ食堂 [映画、言いたい放題!]
この映画も評判いいですね。
奮発して、ビデオ屋で準新作で借りました。(笑)
DVDで鑑賞。
フィンランドのヘルシンキ。
日本人女性のサチエが一人で営んでいる開店休業状態の「かもめ食堂」に
ついに初めてのお客さんの青年トンミがやってくる。
日本かぶれの彼に「ガッチ... [続きを読む]
受信: 2006年12月 6日 (水) 23時39分
» 映画『かもめ食堂』 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
好きなことだけするのか、嫌いなことはしていないのか、それはどちらか分からない・・緩やかに暖かに、流れる時間が心地いい、異国でソウルフードな物語・・
フィンランドのかもめのように、太ったものが好き、太った人が食べているところをみるのが好き、失敗談は猫を太らせ... [続きを読む]
受信: 2007年3月25日 (日) 15時16分
コメント
なぎささんこんにちは
「かもめ食堂」やっと観ましたか。
良い映画でしょう。個性派三人の演技が良かったですよね。同監督の「めがね」がいよいよ上映されますね。楽しみです。
投稿: ケント | 2007年7月21日 (土) 20時34分
ケントさん こんにちは!
良い映画に出会ったら一日気分がイイですねぇ~♪
これね、やっと観れました!
舞台がフィンランドというところからして素敵でしたし、三人の個性派女優の共演がたまらなく良かったです!!!
投稿: なぎさ | 2007年7月21日 (土) 17時47分
マダムクニコさん、こんにちは。
超多忙でいいですね。
さて、最近ゆったりとした映画に癒しを感じるようになりました。年をとったのでしょぅか。
投稿: ケント | 2006年11月11日 (土) 12時48分
>久々にセンスの良い、上質の癒し系映画を観た気がしました。
同感です。
日本の女性監督のセンスはすばらしいですね。
こんなに素敵な作品を世に出せる人は、そうザラにはいません。
今年のマイベストに入れたいほどです。
コメントに感謝!
超多忙につき、ブログを見る暇がなく、お礼が遅くなりました。ごめんなさい。
投稿: マダムクニコ | 2006年11月 9日 (木) 17時24分
MANAMIさん>コメントありがとう
ホントにセンスが良い作品でしたね。観るまでのイメージを一新しましたよ。
kimionさん>こんにちは、「異邦の地でのスケッチ」まさに言い当てています。
睦月さん>ホントにお腹かがすきましたよ。料理も手際良かったし、こんな映画があるんだ・・・と思わせる作品でしたね。
ミチさん>こんばんは。
あの三人は若くもなく、美人でもないのにとても良い感じでした。一人ひとりより三位一体という感じがしました。
投稿: ケント | 2006年10月16日 (月) 21時13分
こんにちは♪
そうそう、特別大事件が起きるわけではないのに引き込まれますよね。
こんなにお腹のすく映画は初めてです。
匂いつき映画だったら大変な事になっていたでしょうね。
主役3人はそれぞれ個性的な女優さんですが、個性が邪魔にならずにピッタリと当てはまっていました。
投稿: ミチ | 2006年10月16日 (月) 15時41分
こんばんわ!TB&コメントありがとうございます!『カリスマ映画論』の睦月です。
この作品にはホントに癒されました。
とても心に残る素晴らしい1作だったと思います。
おにぎりが食べたくなる・・・なんだかお腹がすいてくる・・・そんなほんわかとする映画でしたね。
投稿: 睦月 | 2006年10月16日 (月) 02時43分
TBありがとう。
別になにかがわこるわけでもないんですけどね。ちょっとした、異邦の地でのスケッチ。
でも、ため息をついてしまうんですね。
投稿: kimion20002000 | 2006年10月16日 (月) 02時18分
コメント&TBありがとうございます。
本当にセンスの良い作品で気持ちよく観ることができました。
こちらからも、TBさせていただきます。
投稿: MANAMI | 2006年10月16日 (月) 00時36分