真鶴の魚料理
やっと台風も過ぎて、今日は曇り空だが、最高のドライブ日和。それで朝早く起きて、3年振りに真鶴まで足を伸ばしてみた。
お目当ては、数ヶ月前にTVで紹介された『鯛納屋』の魚料理なのだ。この店は真鶴駅から半島方面に向かって、すぐの二股交差点を右側に入った丘の上にある。またこの店では料理だけではなく、500円で露天風呂に入ることも出来るのだ。
真鶴には予定より少し早めに着いてしまったので、魚市場で車を降りて遊覧船に乗ることにした。
小さな船だが、かなりスピードが出る。半島周辺をぐるりと回って、約30分で戻ってくるのだ。あいにく曇り空で、伊豆半島も初島も見えなかったのが悔しい。・・これで1200円はちょっと高いかな・・。
そろそろお腹が空いてきたので、早速『鯛納屋』へ向かったが、お昼時ということでかなり混んでいた。店の中は大広間のようになっていて、広い座敷には2人用のテーブルが10卓ほど並んでいる。
せっかく来たのだからと、地魚定食と煮魚定食に、それぞれ別注で『伊勢エビ』を加えた。これで二人分合計7600円也!。
刺身は伊勢エビの他に、アワビ、太刃魚、かわはぎ、アジ、ほうぼう、ウニ、イカなどが舟盛りに盛られていた。煮魚のほうは、定番の金目鯛と、伊勢エビがド~ンと横たわる。
これらに海鮮サラダ、甘エビ、太刃魚の酢〆、お新香にごはんと、赤だしがついてくるのだから驚きである。それにこの店はもともと魚屋なので、市場直送の新鮮なお魚ばかりで、とても美味しいのだ。
さてと、満腹になったところで、次は中川一政美術館へ向かう。ここヘ来るのは2度目だが、前に来たのが5~6年前なので、一つ一つの作品については、綺麗さっぱり忘れていた。
中川一政は、岸田劉生に認められ画家を志した。そして誰にも師事せず、一匹狼を貫いた孤高の画家である。そして晩年は真鶴海岸を天然のアトリエにして、毎日毎日同じ風景を描き続けたそうだ。
半島周辺の風景画と、ひまわりや薔薇の絵が多い。だが私はそれらの絵よりも、『あ・うん』と呼ばれる『妙なタッチの狛犬画』が一番好きだ。
この美術館の回りには、木々が生え茂り、エントランス前には、樹齢数百年の大木がそびえる。静かで格調高い雰囲気が香る、素晴らしいロケーションだなぁ。
そして美術館の隣には、展望公園という美しい公園があり、椰子や蘇鉄の木々が颯爽と植えられていた。
木々の隙間から覗く岩場に、波がぶつかって白い渦潮となる。そして左の岸壁からは、真鶴半島の最先端にある三ツ石がうっすらと見えた。
この公園脇にあるアトリエ風の喫茶店で、ガリガリと氷いちごを食ベながら休憩する。そして最後に真鶴岬へ向かって車を走らせた。
以前岬に来たときには、長い階段を下って海岸まで降りて行ったものだが、今日はそこまでの元気は湧かない。展望台から、じっくりと海を眺め、潮風のシャワーを浴びて満足することにした。
そうこうしているうちに、いつの間にやら閉館時間が迫ってくる。なぜか楽しい時は、時間の経つのが早いものなのだ。
帰りがけにひもの屋で『アジとカマスの天日干し』を買うことも忘れなかったよ。明日の朝の食卓がとても楽しみである。
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