空中庭園
★★★
好みの別れる作品かもしれない。角田光代さんの原作は読んでいないが、映画のほうは、家族の日常を非日常的なドタバタ味に演出し過ぎている感がある。 パパと恋人達はノーテンキで、まるでマンガそのものだし、娘の行動は不可解でまるで心がない。
舞台に選ばれた場所は、多摩ニュータウンの外れであり、私の家からもそう遠くはないのだ。たしか国道16号沿いで、『ホテル野猿』 という看板も見た事があるな・・。 少女時代にひきこもりだった、小泉今日子扮するママ。学生時代に母親が担任にグチった「衝撃の言葉」を聞いてしまい、それがトラウマとなり、明かるく隠し事のない家庭を夢見るのである。 かくしてママは、般若の素顔を、おかめのお面で隠して「思い込み人生」を歩み続けるんだね。 喫茶店での心象風景や、コンビニで振返った表情に、それが如実に表われていた。ただラストの「血雨」は過剰表現というか、意味不明で余りいただけないね。
それからさ、病院やバスの中でも、処かまわずタバコを吸う、極道のような祖母を演じた大楠道代は流石のサの字だったな。とどのつまり、キョンキョンと大楠の二人の物語だもんね。
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受信: 2006年6月18日 (日) 11時11分
» 感想/空中庭園 [APRIL FOOLS]
この秋公開予定だった映画「空中庭園」。原作、角田光代。ここにきて、監督の豊田利晃が覚せい剤所持で逮捕! 実は先日、一足早く観てるから、タイムリーに感想をば。
さすがは角田光代。ダウナー、ダーク、ディープの3Dが揃ってますわ。原作読んでないけど、ちょっと読む気にはなりません。つまんない、ってんじゃなくって、しんどくなりそう。ラストはなんとなく救われるんだけど、落とすところまで落とさないと希望つーか、人間のキレイな部分を見せられないのかーと思うと凹むのよ。一度、崩壊させて改めて再構築する、ってのは... [続きを読む]
受信: 2006年6月18日 (日) 11時49分
» 空中庭園 [ネタバレ映画館]
「セフレって何?」と上司に聞かれたとき、答えられなかったよ。 [続きを読む]
受信: 2006年6月18日 (日) 12時39分
» 空中庭園(映画館) [ひるめし。]
あなたたちがいて、よかった
CAST:小泉今日子/板尾創路/鈴木杏/広田雅裕/大楠道代/ソニン/永作博美/國村隼/瑛太/勝地涼 他
■日本産 114分
「家族の間では秘密をつくらない」がルールの京橋家のお話。
でもみんな本当は秘密を隠し持って「学芸会」の家庭を演じている京橋家。
俳優さんたちの演技が良かったなぁ。
キョンキョンもうお母さん役やる年になっちゃったんだね〜。電話越しに「死ねよ」ってマジ恐いっす。
エロ旦... [続きを読む]
受信: 2006年6月18日 (日) 13時25分
» [ 空中庭園 ]板尾の標準語とキョンキョンのパート店員 [アロハ坊主の日がな一日]
映画[ 空中庭園 ]@渋谷ユーロスペースで鑑賞。
より面白さがわかると思い、原作本を読んでこの作品を観た。
このチラシに、原作者角田光代さんから寄せられたコメント
が記されている。
「 家族っていったいなんなのか。それを知りたくて小説
を書いた。書いても見つけられなかった答えを、この映画
は見せてくれた。 」
僕は、映画を観るまではこれは単なるリップサービスだと
思っていた。
... [続きを読む]
受信: 2006年6月18日 (日) 13時33分
» 映画より原作に興味を持った◆『空中庭園』 [桂木ユミの「日々の記録とコラムみたいなもの」]
10月9日(日) ユーロスペースにて
今年の8月末、覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕され、公開も危ぶまれた豊田利晃監督の新作。画面はグラリグラリと揺れ、時には360度回転し、「クスリをやっていた」と聞けば、「なるほどね」と思わざるを得ないシーンが幾度と....... [続きを読む]
受信: 2006年6月18日 (日) 13時38分
» 空中庭園:おかあさんもう死んじゃえば ユーロスペース [気ままに映画日記☆]
郊外の巨大な団地に住む一家は、いつもにこにこ幸せそうだ。家族の決まりは「家族で隠し事をしない」というもの。 今朝は娘のマナ(鈴木杏)が、「私はどこで仕込まれたの」って聞いて、近所の「野猿」というラブホテルと教えられてがっくりきている。 一見絵に描いたよう..... [続きを読む]
受信: 2006年6月18日 (日) 13時54分
» 空中庭園@ユーロスペース [ソウウツおかげでFLASHBACK現象]
曰く付き
の本作は豊田利晃渾身作だった。製作委員会が公開にこぎつけて、監督は獄中にて何を思う。どうしてもそういう目で見てしまい、ドラッグ・ムービーの感を拭えない。
とにかく振り子のようにカメラが揺れる。様々なものを中心に置いて、縦横無尽に、時には1回転し... [続きを読む]
受信: 2006年6月18日 (日) 19時56分
» No161「空中庭園」豊田利晃監督 [パラパラ映画手帖]
最初のタイトルが出てくるまで、
キッチンの真上の蛍光灯の傘ごしに、俯瞰で食卓をうつしていく、
カメラのゆるやかな動きに吸い込まれた。
家族が順に現れ、朝食をとり、何気ない会話をかわす。
皆が出かけると、今度は、ふりこが揺れるように、ゆっくりと
バスに乗っている夫(板尾創路)、娘(鈴木杏)、息子(広田雅裕)をうつしだし、
走っていくバスの天井をうつす。
明るい朝の光の中、何を考えているのかわからない家族の姿が... [続きを読む]
受信: 2006年6月18日 (日) 22時56分
» 「空中庭園」 [或る日の出来事]
(c) 2005「空中庭園」製作委員会
公開前、監督が覚せい剤取締法違反で逮捕され、一時は公開中止も考えられた作品。
メールなどで公開を熱望する声が寄せられたことが、公開に踏み切る原因のひとつになったのだから、... [続きを読む]
受信: 2006年6月18日 (日) 23時00分
» 「空中庭園」鑑賞 [BIGLOBE平社員ブログ]
来週は六本木ヒルズ浸り。
石塚です。 [続きを読む]
受信: 2006年6月19日 (月) 01時55分
» 空中庭園 [ライターへの道。女32歳の挑戦。]
空中庭園(2005年、アスミック・エース)
http://www.kuutyuu.com/
監督:豊田利晃 原作:角田光代
出演:小泉今日子、板尾創路、鈴木杏、広田雅裕、ソニン、大楠道代、他
郊外の分譲マンションに住む家族、京橋家。... [続きを読む]
受信: 2006年6月19日 (月) 20時39分
» 映画「空中庭園」 [ミチの雑記帳]
映画館にて「空中庭園」★★★★
ストーリー:京橋家では<秘密>を作らないことが決まり。それなのに、娘・マナ(鈴木杏)、息子・コウ(広田雅裕)、父・貴史(板尾創路)、母・絵里子(小泉今日子)には、それぞれ秘密があった。
角田光代の「空中庭園」の映画化。
原作を読んだ時のなんともいえない不安定な感じが映画にも現れている。それは、ゆっくりと一回転したり、振り子のように揺れるカメラワークによるものだったりする。地に足の着いていない感... [続きを読む]
受信: 2006年6月19日 (月) 21時45分
» 空中庭園 [映画評論家人生]
千里セルシーシアター 観逃した作品が多い。本作もそうである。なんたらかんたら、たくさんの映画ベスト10に入ってくれたから、再上映で観る機会を得た。 庭園を描く蛍光灯の笠のオープニングカットから、鈴木... [続きを読む]
受信: 2006年6月19日 (月) 21時52分
» 『空中庭園』 [アンディの日記 シネマ版]
恐怖度[:唖然:][:唖然:] 2005/10/08公開 (公式サイト)
満足度[:星:][:星:][:星:][:星:]
【監督】豊田利晃
【脚本】豊田利晃
【原作】角田光代 『空中庭園』(文藝春秋刊)
【出演】
小泉今日子/鈴木杏/板尾創路/広田雅裕/國村隼/瑛太/今宿麻美/勝地涼/ ソニン/永作博美/大楠道代/山本吉貴/渋川清彦/中沢青六/千原靖史/ 鈴木晋介
<ストーリー>
“ダンチ”と呼ばれる東京郊外のニュータウン。そこに暮らす京橋家... [続きを読む]
受信: 2006年6月19日 (月) 23時19分
» 空中庭園/女王は甦る [マダム・クニコの映画解体新書]
冒頭、古代世界の七不思議の一つ「バビロンの空中庭園」を描いた蛍光灯の傘が、家族の食卓の真上に映し出される。この庭園を作ったのは、偉大にして悪女(堤防を築き、夫を毒殺したといわれる)のセミラミス女王という説がある。本作の主人公の絵里子は、現代のセミラミス女王である。
空中庭園
母に愛されなかったという幼い日のトラウマから逃れられない絵里子。高校時代には不登校を繰り返し、母を殺そうとしたことさえある。その�... [続きを読む]
受信: 2006年6月20日 (火) 17時32分
» 空中庭園 [DVD LABORATORY]
色々と曰くのついたこの映画ですが、結構好きです。凄く綿密に練り込まれたような脚本が素晴らしい。さすが鬼才と言われた監督だけのことはある。買って良かったと思われる一品です。ゆらぐ・まわるカメラワークが印象的。そして狂気が見え隠れする演出が絶妙ですね。それ...... [続きを読む]
受信: 2006年6月24日 (土) 15時13分
» 空中庭園 ★★★★★ [つぶやき。。。(日記帳)]
「ねえ、お母さん」
「ん?」
「もう死んじゃえば?」
頭をガツーンと打たれたような、衝撃を受けた。
そんな映画だった。
(ネタバレ注意)
この映画は本当はテアトル新宿で上映するという予定だったので、株主優待券(僕は東京テアトルホルダーなのです。)で観にいこうと思っていたのですが、この作品の豊田監督が不祥事を起こしてしまったため、上映中止となってしまったので、劇場で観るのはあきらめてDVDになってからにしようと考えていました。それでも、原作が文庫本になったので、こうなったら先に原作を読んでやれっ... [続きを読む]
受信: 2006年6月25日 (日) 00時36分
» 空中庭園 [悩み事解決コラム]
{amazon}
角田光代原作・豊田利晃監督、映画『空中庭園』主人公
絵里子(小泉今日子)は家族には隠し事をしない、秘密を持たない
というルールをあくまで貫徹させようとする。だが、夫、貴史も
姉マナも弟コウも秘密を全て話している仲の良い家族ごっこ... [続きを読む]
受信: 2006年6月26日 (月) 08時23分
» 空中庭園 [まつさんの映画伝道師]
第248回
★★★☆(劇場)
(核心に触れる文面あるので、ご注意あそばせ)
家庭を守ろうとするあまりに家庭が崩壊する皮肉。
そこには「本音」で語り合うことがあっても「誠実」ではないという歪がある。
「空中庭園」は角田光代の直木賞候補作ともな....... [続きを読む]
受信: 2006年7月 8日 (土) 22時07分
» 空中庭園 [ m e r c i *]
角田光代の同名小説の映画化。
幸せ家族は学芸会のようなもの。
仲のいい家族が、それぞれ秘密を抱えつつも、
じつはその幸せ家族を守りたいと思う姿もあると
映画は語っているよう。思い込みが自分の首を苦しめ、
間違うと幸福を見失ってしまう危険をはらんでいる...... [続きを読む]
受信: 2006年8月13日 (日) 13時18分
» ひさしぶりに、キョンキョンを見ました、「空中庭園」 [ミュージックファクトリーの音楽・映画情報]
一昨日、ひさしぶりにカラ館で熱唱しちゃいました。
歌がヘタとか関係なく、たくさんの曲を歌いました。
ケツメイシの曲しかうたってねぇー、みたいな!!
「さくら」→「トモダチ」→「花鳥風月」→「男女6人夏物語」→「よるかぜ」→「幸せをありがとう」→「旅人」と、メド... [続きを読む]
受信: 2006年9月 5日 (火) 21時35分
» 空中庭園 [映画、言いたい放題!]
レンタルビデオ屋でよく貸し出し中になっているので
気になって借りてみました。
角田光代さんの同名の小説が原作だそうですが
未読です。
「家族の中では隠し事をしない」
幸せな家庭、家族を守るための絵里子の決めた京橋家のルールだ。
だが、家族はそれぞれ秘密を持っ... [続きを読む]
受信: 2006年9月24日 (日) 13時56分
» 「空中庭園」鑑賞 [BIGLOBE平社員ブログ]
来週は六本木ヒルズ浸り。
石塚です。 [続きを読む]
受信: 2006年10月13日 (金) 02時50分
» 空中庭園 [k.onoderaの日記]
桃井かおりの『無花果の顔』の設定は、この『空中庭園』にそっくりだった。
だが両者を比べると分かるように、映像の表現力は段違いである。
まあ、日本の映画界でも、ヴィジュアルセンスはピカイチの豊田利晃監督と比べるのはあま... [続きを読む]
受信: 2007年1月24日 (水) 00時43分
コメント
ミチさん>コメントありがとう。原作は読んでいませんが、そんなに居心地が悪いのでしょうか。図書館で借りられたら読んで見ますね。
マダムクニコさん>コメントありがとう。ホントに二人のこだわり話だったと思います。大楠道代は、また助演女優賞でも取りそうですね。
投稿: ケント | 2006年6月21日 (水) 20時13分
>キョンキョンと大楠の二人の物語だもんね
同感です。
二人に大賞をあげたいくらい。
存在感の強烈さは、今もなお・・・。
TBに感謝!
投稿: マダムクニコ | 2006年6月20日 (火) 17時31分
こんにちは♪
確かに好みの分かれる作品かもしれませんね~。
突き詰めて言えばキョンキョンと大楠道代のお話でした、うん!
原作もなんとなく居心地が悪いのですが、映画では赤い雨に打たれるシーンやゆれる映像にもっともっと居心地の悪さを感じました。
投稿: ミチ | 2006年6月19日 (月) 21時47分