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2006年6月18日 (日)

空中庭園

★★★

 好みの別れる作品かもしれない。角田光代さんの原作は読んでいないが、映画のほうは、家族の日常を非日常的なドタバタ味に演出し過ぎている感がある。
 パパと恋人達はノーテンキで、まるでマンガそのものだし、娘の行動は不可解でまるで心がない。

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販売元:ポニーキャニオン
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 舞台に選ばれた場所は、多摩ニュータウンの外れであり、私の家からもそう遠くはないのだ。たしか国道16号沿いで、『ホテル野猿』という看板も見た事があるな・・。
 少女時代にひきこもりだった、小泉今日子扮するママ。学生時代に母親が担任にグチった「衝撃の言葉」を聞いてしまい、それがトラウマとなり、明かるく隠し事のない家庭を夢見るのである。
 かくしてママは、般若の素顔を、おかめのお面で隠して「思い込み人生」を歩み続けるんだね。喫茶店での心象風景や、コンビニで振返った表情に、それが如実に表われていた。ただラストの「血雨」は過剰表現というか、意味不明で余りいただけないね。

 それからさ、病院やバスの中でも、処かまわずタバコを吸う、極道のような祖母を演じた大楠道代は流石のサの字だったな。とどのつまり、キョンキョンと大楠の二人の物語だもんね。
 

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コメント

ミチさん>コメントありがとう。原作は読んでいませんが、そんなに居心地が悪いのでしょうか。図書館で借りられたら読んで見ますね。

マダムクニコさん>コメントありがとう。ホントに二人のこだわり話だったと思います。大楠道代は、また助演女優賞でも取りそうですね。

投稿: ケント | 2006年6月21日 (水) 20時13分

>キョンキョンと大楠の二人の物語だもんね

同感です。
二人に大賞をあげたいくらい。
存在感の強烈さは、今もなお・・・。

TBに感謝!

投稿: マダムクニコ | 2006年6月20日 (火) 17時31分

こんにちは♪
確かに好みの分かれる作品かもしれませんね~。
突き詰めて言えばキョンキョンと大楠道代のお話でした、うん!
原作もなんとなく居心地が悪いのですが、映画では赤い雨に打たれるシーンやゆれる映像にもっともっと居心地の悪さを感じました。

投稿: ミチ | 2006年6月19日 (月) 21時47分

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