大腸ポリープの手術
ポリープって内臓に出来るイボみたいなものなんです。15mm以上になるとガン化すると言われて、思い切って手術することにしました。
手術といっても、お復を切るわけではなく、ファィバースコープを肛門から押入して、レーザーメスで患部を切りとってしまうのです。
手術はわずか20分で終了。麻酔もせずに、TVに写るグロテスクな自分の大腸内部を鑑賞しながら、医者や看護婦と話をしているうちに、あっという間に終わってしまいました。
これは手術というよりは、まさに検査であります。それにしても医療技術の進歩には、いちいち驚かされてしまいますよね。
でもファイバーがS字状結腸という、大腸の曲がった部分を通過するときは、さすがに気分が悪いのと痛いので、おもわず大声出して叫んでしまいましたよ。
しかし一度てっぺん(小腸入口)まで入ってしまうと、もう全然痛くないから不思議ですね。それから患部が良く判るように、ヨードチンキのような色をした塗り薬を噴射するのです。あとはハサミのようなレーザーメスで、チョッキンとポリープを切りとって、傷口をクリップで留める。そして切削したポリープを摘まんで、他にもポリープはないかとキョロキョロ観察しながら、引き揚げてゆくのでありました。
という訳で、この約20分間の実況中継を、独占特等席の『手術台』に横たわりながら鑑賞したわけでございます。
手術そのものは、こんな簡単に終わるのですが、むしろその準備とアフターケアが、結構面倒くさいのであります。
食物が消化・蓄積され、老廃物となって排出されるには約2日間かかります。だから胃の検査のように食事は前日午後9時迄~というような訳にはいきません。
まず前日の朝から、検査食というカロリーメイトのようなものしか食ベられず、検査当日は2リットルの水に下剤を解いて、約2時間かけてこれを飲み干すのです。これがかなりハードで、100%飲める人は余りいないそうですから、70%位飲めれば良しとしておきましょう。
それから、手術が終ると今度は2~3日間、まっとうな食事が許されません。重湯にスープと実のない味噌汁という、飲む食事と点滴3本という悲しいメニューなのです。
体はピンピンしているのにべットに縛りつけられて、食べるものもままならないなんて・・・「こんな悔しい思いをするのはもう沢山だ!」と誰もが唇を噛みしめることでしょう。
はいそういうことで、手術後3泊して退院しましたが、やはりシャバの空気は旨いねえ!・・・しかしあと一週間は禁酒で、食事制限つきなのです。トホホホ。
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