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2006年5月21日 (日)

ふたりの5つの分かれ路

★★★

 中年夫婦が、離婚誓約書にサインするシーンからスタートする。その後二人は『最後のセックス』をして別れるが、別れ際に夫が「もう一度やり直せないか」と問いかける。
 その後の展開は、時間を逆転させて、4つの過去シーンが黄泉返ってくる。
1.息子が少年時代に、夫の兄とゲイの恋人が遊びに来て、4人で飲食するシーン
2.難産だった妻の出産日のシーン
3.夫婦の結婚式と披露宴のシーン
4.ふたりが出会った、ある島でのシーン

ふたりの5つの分かれ路 DVD ふたりの5つの分かれ路

販売元:メディアファクトリー
発売日:2006/02/24
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 時間を遡ってストーリーが流れてはいるものの、『メメント』のような難解さや驚愕はない。ただ淡々と5つのお話が続いてゆくだけであった。もし時間を逆転させていなければ、単なるTVドラマといった印象がする。
 タイトルの「5つの分かれ路」という表記からは、「もしあの時こうしていたら・・」というようなストーリーが想像された。私はそれを期待してレンタルしてしまったため、かなりがっかりしてしまった。
 だからと言って悪い映画じゃないし、ストーリーがつまらないわけでもない。また夫婦とは、こんなものだというメッセージは伝わったと思う。
 しかしこの夫婦が、共有するものは「子供」でもなく、「趣味」でもなく、「価値観」でもなく、ただセックスだけというのも、なにかもの足りない。それがこの監督の感性だとしたら、彼はかなり淋しい男だね
 特に盛り上がるシーンもなく、ラストの終り方もあっさりし過ぎていて、なにか中途半端な映画だったな。
 あとは、映画を観る人が、自由に想像してくれ!。・・・というのが、フランス流だと言えばそれまでだが、個人的には、心に染み込んでくるような共感を呼ぶ映画のほうが好きだね。

 ただ妻役のヴァレリア・ブルーニ=テデスキは、素敵な女優だと思った。顔の細かい皺は別として、過去に戻るほど瑞々しい姿と心に変貌していたのは見事だった。と付け加えておこう。

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コメント

こんにちは♪
これが「フランス流」なのでしょうかねぇ。
それにしても男性が「最後の一回」をやりたがるのはどの国も同じなのかなぁと思いました。
(ワタクシの経験じゃないですよ、念のため>>>爆)

投稿: ミチ | 2006年5月21日 (日) 17時51分

ミチさんいつもコメントありがとう。
彼らの仲は、既に結婚式の日に終わっていたのかもしれませんね。それにしても、すぐ寝ちゃう夫も夫だけれど・・・

投稿: ケント | 2006年5月21日 (日) 18時14分

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