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2006年3月18日 (土)

プリティ・へレン

★★★★

 ここのところ『ミュンへン』とか『シリアナ』とかの重くて暗い映画ばかり観てしまったので、軽くてノリの良い映画が観たくなっていた。
 それで内容も良く調べずに、この映画を選択してしまった。確かにこのタイトルと主演のケイト・ハドソンのハデなポスターを見れば、誰でもハデハデで、のりの良いラブコメを想像してしまうはずである。

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 もちろん重い作品であるはずはなく、ジャンル分けすればラブコメと言っても間違ってはいないだろう。しかしチョット違うのだ。良い意味で勘違いしていたかもしれない。
 主役のへレンは、モデルをマネージメントする会社でマネージャーとして働き、派手な服を着て、派手な人々と楽しく遊び回わるような、独身貴族生活を謳歌していた。彼女には二人の姉がいたが、二人とも結婚して子育てと家事をりっぱにこなす、プロのママ達なのである。
 ところがある日突然、上の姉夫婦が三人の子供を残して、事故で死亡してしまうのだ! そして弁護士からへレンと、下の姉に遺言状が手渡されるのだが・・・
 なんとへレン宛の遺言状には、残った三人の子の親権が委任されていたのだ。何故子育てのプロである、しっかり者の下の姉に委任せずに、遊び人で家事のカの字も知らないへレンに委任したのか、二人とも納得出来ない。しかし子供好きで人の好いへレンは、あえて三人の子供を育てることを決心するのだ。
 当然といえば当然であるが、自由奔放な生活をしていたへレンに、まっとうな子育てや家事が出来るわけがなかった。そして中途半端で無理な生活を続けるうちに、仕事も続けられなくなってしまうのである。
 そんなへレンに何故上の姉は、親権を委任したのか?その理由は下の姉に宛てた遺言状に書いてあるのだが、何故か下の姉はそれを読ませてくれないのだ。ラスト近くになって、その遺言状の内容が明かされるが、ここで大感動なのである。
 三人姉妹の心の絆と、アメリカ式子育法、そして何よりも「ママ達の強さと真の愛情」を観た気がしました。そして登場人物達が皆良い人達で、個性的な人物が多かった。特に金属バットを振りかざして悪ガキ達を追い払う、ラテン系の隣のママと、中古車販売会社の、厳しいが誠実で人間味のある社長が、とても素晴らしい人物だと感じた。
 笑いよりも心暖まる涙を流せる、そして皆ハッピーになれる素敵なコメディーなので、現実を忘れて映画の世界にどっぷり浸かりたい人にはお勧めの作品である。

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コメント

こんにちは。TBありがとうございます。
このタイトル、ちょっと紛らわしいですね。
コテコテのラブコメじゃないですしね。
ラストの姉宛の手紙の内容にはグッときました!

投稿: もじゃ | 2006年3月18日 (土) 22時19分

もじゃさん>コメントありがとう原題は「RAISING HELEN」ですが、監督がプリティーウーマンの監督なので、無理やりつけた邦題みたいですね。

投稿: ケント | 2006年3月19日 (日) 11時09分

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