任侠中仙道

★★★
製作:1960年 日本 上映時間:91分 監督:松田定次
 
 片岡千恵蔵扮する清水の次郎長と、市川右太衛門の国定忠治が手を取り合って、悪代官と悪博徒一味を退治する勧善懲悪時代劇である。余りにもご都合主義で単純な脚本だが、東映恒例の正月オールスター映画であり、ストーリーより超豪華な俳優総出演が見所の作品なのだ。
 
 先にあげた千恵蔵、右太衛門のほか、中村錦之助、大川橋蔵、東千代之介、里見浩太朗、若山富三郎、大友柳太朗、黒川弥太郎、山形勲、進藤英太郎、大河内傳次郎、月形龍之介、などなどいつでも主役を張れる大物俳優たちがズラリと並んでいるのだ。…ということで日本中が沸きに沸き、当時の配収は3億5091万円を達成し1959年度の邦画配収ランキング第1位となったという。
 
 それにしてもまさに大東映時代の超豪華な時代劇である。撮影場所と時代劇俳優が、湯水のようにふんだんに溢れていた良き時代でもあった。もうこうした大時代劇は現代では絶対に創れないだろう。
 また「パシャッ」「カキーン」といった派手な擬音や、首や腕がふっ飛ぶなどの残酷描写は皆無の殺陣だが、よく観ているとそれなりにスピード感もあり完成度の高さが感じられた。さすが誰も彼もが時代劇俳優たちである。
 
 さらに月形・山形・進藤などの、板についた悪役振りも実に懐かしく見せてもらった。彼らは実生活でも悪人なのだと、当時子供心に信じていたくらいの嫌われ役者で、こんな俳優も今では余り見当たらない。まあ映像技術や脚本が現代では通用しないものの、たまにはこうした安心できる東映時代劇に浸って心を癒すのも良いかもしれない。
 
 
評:蔵研人
 

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2022年9月23日 (金)

最高の人生のつくり方

★★★★
製作:2014年 米国 上映時間:94分 監督:ロブ・ライナー
 
 熟年の良作ラブコメである。主演は頑固で変人の不動産エージェント・オーエンにマイケル・ダグラス、隣人の歌手リアにダイアン・キートンという名実ともに熟年の名優が扮する。また監督は『スタンド・バイ・ミー』『恋人たちの予感』『最高の人生のはじめ方』などで有名なロブ・ライナーでありやはり熟年である。本作撮影時は三人とも60代後半で、まさに熟年トリオが創った映画と言えよう。従って若者はともかくとしても、熟年観客にはじっくり楽しめるはずである。
 それにしても邦題には、同監督の前作『最高の人生のはじめ方』にあやかりたい感がプンプン臭うところが嫌みだが、原題の『AND SO IT GOES』が余りぱっとしないので仕方ないか…。
 
 引退間近の偏屈親父・オーエンは、音信普通だった息子が刑務所に入所している間に、初めて会う孫娘を嫌々預かることになる。そんな彼の態度を見た隣家のリアが孫娘の面倒を見てくれる。この孫娘の存在が鎹となり、オーレンの頑な心は少しずつ解きほぐされてゆく…。という単純で平凡なお話なのだが、恋愛だけではなく、親子愛や友情なども鏤められているので、熟年には分かり易くてほっこりするのである。
 
 
評:蔵研人
 

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2022年9月18日 (日)

元彼の遺言状

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著者:新川帆立
 
 若くして亡くなった麗子の元彼が残した遺言状は、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という荒唐無稽なものであった。そしてその財産の時価はなんと数百億円に及ぶと言うのである。やり手でかつ強気一辺倒の弁護士である剣持麗子は、犯人選考会に犯人の代理人として乗り込むのだが……。
 それにしても主人公の剣持麗子は、自信過剰で負けん気の強い女性弁護士である。ボーナスが減額になったと、大御所の弁護士でオーナーでもある津々井先生に文句を言い、事務所を辞めてしまったり、大企業の森川製薬でもトップの三人に対して平気でハッタリをかます。それどころか警官やチンピラヤクザに向かっても全く動じない。まさにこの世の中には、怖いものなしのスーパーウーマンなのだ。
 
 この主人公はもしかすると、作者の新川帆立自身のコピーなのかもしれない。彼女は1991年生まれで、米国テキサス州ダラス出身で、東大法学部卒業後に弁護士として活躍している女性だし、弁護士・作家のほか麻雀のプロでもあり、高校時代は囲碁部所属で全国大会への出場経験もあるという。まさに剣持麗子同様のスーパーウーマンなのである。
 
 本作は宝島社主催の「第19回『このミステリーがすごい!』大賞」の大賞を受賞している。たぶんそれは本作のタイトルと「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」というストーリーテーマのお陰であろう。また序盤からバンバンと出し惜しみせず、面白い話をスピーディーに書き連ねていることも審査員たちの印象に残ったのかもしれない。そういう意味では、弁護士で培った「教養とハッタリ」が、上手くブレンドされて本作を生み出したのだろう。まさに受賞するためのテクニック全開であり、受賞するべくして受賞した作品なのだ。
 
 ただ残念ながら、面白かったのは序盤だけで、読むにつれてワクワクドキドキ感がだんだん薄れてゆく。また伏線回収はされているのだが、登場人物たちの深堀がなくストーリーが単純で未消化であった。さらに終盤の犯人登場や種明かしもあっけなく、なんとなく気怠さを感じただけでさしたる感動も湧かなかったのである。
 さて本作は綾瀬はるか主演のTVドラマが創られていて、かなり好評だったようである。と言うことは、もしかしたら小説というよりはTVドラマの脚本向けの作品なのかもしれないね……。
 
評:蔵研人
 

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2022年9月14日 (水)

ロストワールド

★★★
製作:1997年 米国 上映時間:129分 監督:スティーヴン・スピルバーグ
 
 ジュラシック・パークシリーズの第2弾であり、タイトルが語る通りコナンドイルの『失われた世界』を髣髴させられる。ヒロインのサラが登場したとき、どこかで観たような女優だなと思っていたら、なんと若かりし日のジュリアン・ムーアであった。ただこのサラの行動がハチャメチャで、あとから来た調査団が捕獲した恐竜を逃がしたり、Tレックスの赤ちゃんを連れてきたりとやりたい放題。
 
 そしてその結果として大勢の人が死に、街が破壊されてしまうのである。ところが彼女のそんなデタラメ行動には何のお咎めもなく、何事もなかったかのように淡々とストーリーが進んでゆくのだ。もうそれだけでも一体何のためにあの島に行ったのかも不明で、ストーリーも非論理的なのだ。スピルバーグ監督は、なぜこれほど破壊された脚本を野放しにしたのだろうか。
 
 ただ恐竜の数と種類は前作を遥かに上回っているし、精巧なロボット恐竜を使った迫力たっぷり映像は、素晴らしい技術力の結晶だと感じた。また車が崖から落ちるシーンは大迫力で、俳優さんたちの命懸けの演技に感動したものの、なんとなく『インディージョーンズ』の焼き直しのような気がしないでもなかったね。そしてTレックスが赤ちゃんを探して街で大暴れするシーンは『ゴジラ』と『キングコング』と『怪獣ゴルゴ』のカクテルかな…。
 
評:蔵研人
 

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2022年9月11日 (日)

柳生武芸帳 柳生十兵衛五十人斬り

★★★☆
製作:1990年 日本 放映時間:109分 監督:原田雄一
 
 BS日本テレビの「時代劇スペシャル」で単発で放映されたドラマであるが、東映が製作しており舞台設定もしっかりしている。また主役の柳生十兵衛に松方弘樹を配し、山村總、京本政樹、長門裕之、中条きよし、高橋幸治、草笛光子、斉藤慶子、など錚々たる俳優たちが脇を固めている。もうこうなるとテレビドラマと侮れず、全くもって映画そのものであった。
 
 映画と言えば、『柳生武芸帳』は松方の父親である近衛十四郎の当たり役であり、シリーズとして1961年から1964年にかけ9作品が製作されている。さらにその後TVドラマとしても、NET系列で26話も放映されているのだ。
 その父の意思を受け継いだかのように、松方版の『柳生武芸帳』は日本テレビのスペシャルドラマとして5作放映されており、本作はその中の第2話である。彼が演じる十兵衛は実に人情味溢れていて、いかにもTVドラマ向きという趣きが漂っていた。
 
 ざっとあらすじを記すと次のようにまとめられる。
 徳川家光の時代に参勤交代制度が定められ、諸大名から反発の声があがるなか、その制度を提案した柳生家の門前に、薩摩に送った裏柳生の隠密5人の生首が届けられるところから始まる。
 実は大坂夏の陣で死んだとされる豊臣秀頼が薩摩で生き延びており、島津藩主島津義弘と共に徳川幕府転覆を謀っているのでは…という情報がもたらされていたのである。この情報の真偽を探るため、父・柳生宗矩の命を受けて柳生十兵衛が旅立つのだ。しかしこの情報の裏にはいろいろな思惑が絡み事情を複雑にしていた。果たして真実はいかに。
 
 ……といったところであり、クライマックスの50人斬りがなかなか凄まじい。松方弘樹の殺陣もなかなか見応えがあったが、やはり父親の近衛十四郎の豪快な殺陣にはいまひとつ及ばなかった気がする。それともテレビドラマということもあり、ひたすら残酷さを排除した殺陣だったのだろうか。
 
 
評:蔵研人
 

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2022年9月 6日 (火)

囲碁殺人事件

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著者:竹本健治
 
 『囲碁の鬼』と恐れられている槇野九段が、タイトル防衛戦の最中に何者かに殺されてしまう。しかも首なし死体で発見されるのである。一体誰が何の目的でこのような大事な時に、このような残酷な殺人をしたのであろうか。
 本作は囲碁知識を鏤めながら、天才囲碁少年・牧場智久とミステリーマニアの姉・典子、そして彼女の恋人で大脳生理学者の須堂信一郎の素人探偵トリオが迷宮事件を推理してゆくやや明るいタッチのミステリーである。
 前半は謎解きと犯人捜しに終始する。そしていつしか、智久が犯人の目星をつけるのだが……。今度はそれを良しとしない犯人が、智久を執拗に襲撃するのであった。
 
 著者の竹本健治は『匣の中の失楽』や『ウロボロスの偽書』などの幻想的で毒の漂うような作品で有名だが、本書はその概念を一掃するような健康的なミステリーだ。そしてさらに本作の続編とも言える『将棋殺人事件』と『トランプ殺人事件』さらには短編の『チェス殺人事件』へと繋がってゆくのである。
 こんな小説を書くくらいだから、もちろん竹本健治は大のゲーム好きのようだ。そしてその中でも囲碁に一番憑りつかれていて、アマ五段の腕前だという。従って本書の中では、囲碁用語や実在したプロ棋士の名前などが頻繁に登場する。だからと言って決して囲碁知識がなければ読めない小説ではないのだが、やはり多少でも囲碁に興味がないと殊に前半はやや退屈かもしれない。
 
 私自身は一応囲碁をたしなむため、前半は全く退屈しなかったし、後半の謎解きや智久が犯人に襲撃されるシーンも、ハラハラドキドキしながら十分に楽しめた。ただ犯人が解明されるシーンのあっけなさや、殺人の動機・殺害方法などにかなり無理があり、急にエネルギーが減速してしまった感がある。もう一捻りの構想が欲しかった、と感じたのは私だけであろうか。
評:蔵研人
 

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2022年9月 1日 (木)

禁断の惑星

★★★★
製作:1956年 米国 上映時間:98分 監督:フレッド・マクロード・ウィルコックス
 
 小学生の頃、この映画のポスターを何度か見て、この映画を観たくて堪らなかった。だが残念ながら、その機会がないまま時が過ぎてしまう。ただその後あのロボットのロビーが、動くおもちゃとして長期に亘って人気を博していたことが記憶の底にへばりついていた。そしてたまたま運よく、TVでこの作品が放映されることが分かり、約66年の時を超えて本作を鑑賞することになったのである。
 
 という経過の中で恐る恐る本作を鑑賞したのだが、「期待通りの名作」と言っても良いほどの出来栄えであった。円盤型の宇宙船がかなりチープなのは残念だったが、多少古臭さを感じるものの66年前の特撮技術を考えれば「立派な映像だ!」と拍手喝采しても良いだろう。
 また映像だけではなくSF的なストーリー構成にもセンスの良さを感じずにはいられない。そして男性なら誰もが、博士の娘役を演じた『アン・フランシス』の美貌と抜群のプロポーションに、思わず唾を飲み込んでしまうはずである。さらにラストの哲学的なオチも、この作品が只者ではないことを匂わせていたよね。
 
 
作:蔵研人
 

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2022年8月26日 (金)

時の罠

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著者:辻村深月、万城目学、米澤穂信、湊かなえ
 
 『時』をテーマにした4人の作家によるアンソロジー、と聞いて飛びついたのだが、私が期待したタイムトラベルものではなかった。初出誌はいずれも『別冊文藝春秋』で、タイムカプセルがらみの作品が2つ重なっているし、どちらかと言えば『時間の経過』をテーマにしたような話ばかりだった。
 
 まあだからと言ってつまらなかった訳ではなく、そこそこ楽しめたのでここにその四作の内容を簡単に記しておきたい。
タイムカプセルの八年  著者:辻村深月
 四作の中では本編が一番長編で、かつ一番出来が良かった気がする。さすが人気の辻村深月である。テーマのタイムカプセルよりも、いつまで経っても大人になり切れない『人見知り・事なかれ親父』の心情と家庭の事情を、面白おかしく上手に描いている。
トシ&シュン  著者:万城目学
 縁結びの神様が学問の神様の手伝いをするという荒唐無稽なお話。それの何が時間テーマに繋がるのかと言うと、神様と人間の時間間隔の違いと言うところかな・・・。
下津山縁起  著者:米澤穂信
 下津山の大規模土地開発にからむ出来事を2000年間に亘って語り紡いでゆくお話。出来が悪いわけではないが、四作の中では一番短編なのだが退屈だった作品でもある。
長井優介へ  著者:湊かなえ
 本作もタイムカプセルがらみの作品なのだが、主人公の耳が悪くて三秒後にしか相手の声を聴くことが出来ない。それが原因で相手に誤解を与えてしまい、いじめにあったこともある。だがある人にもらった『お守り』のお陰で無事成長することが出来た。その『お守り』とは一体何だったのか。実はタイムカプセルの中に封印してあったのだ。さすが実力派の湊かなえである。辻村深月作品といい勝負だね。
 
評:蔵研人
 

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2022年8月22日 (月)

怪猫からくり天井

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★★★☆
製作:1958年 日本 上映時間:72分 監督:深田金之助
 
 舞台は鍋島藩で、いわゆる化け猫怪談時代劇である。子供の頃に何度か似たような映画を観ている。そして眼の不自由な囲碁打ちが、殿さまに手打ちになると言う設定や、化け猫が行燈の油を舐めるシーンもよく覚えているので、もしかすると大昔に本作を観ているのかもしれない。
 
 子供の頃は化け猫映画が怖くてトイレに行けなくなったものだが、今になって観てみると単純でばかばかしくて全く怖くないのだ。なんと言っても化け猫のキャラが歌舞伎調で笑ってしまう。もし現代のCG技術を駆使しすれば化け猫キャラを、エイリアンのようにおどろおどろしく作れるかもしれないが、まあ64年前の作品なので仕方ないよね。
 
 ただ化け猫映画と言っても、化け猫が飼い主を殺された恨みを晴らすため、殿さまに復讐しておしまいという話ではないのだ。つまり本当に悪い奴は殿さまではなく、殿さまの悪行を後押して失脚させ、お家乗っ取りを謀っている悪家老なのだった。この悪家老に当代一の悪役だった三島雅夫が悪人臭を漂わせ、それを阻止しようとする重臣役・月形龍之介の渋み走った演技にしびれてしまうのだ。なんと化け猫映画というよりは、化け猫をダシに使った「東映本格時代劇」という趣であった。いずれにせよ私のような老人には、郷愁を呼び起こされる懐かしい映画と言えるだろう。
 
作:蔵研人
 

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2022年8月18日 (木)

七花、時跳び!

★★★
著者:久住四季
 
 一時は100名もいた部員が、いつの間にか部長の柊和泉と後輩・七花蓮のたった二人になってしまった『未来研』だが、なかなか新規入部者が集まらない。そんなある日突然、なんと七花にタイムトラベル能力があることが分かってしまう。それから二人は『退屈しのぎのタイムトラベル遊び』を始めるのであった。
 登場人物はこの二人に加えて、柊の同級生・鈴ヶ森くるみと二人の先生だけのたった5人、しかも舞台はほぼ高校の中だけという超低予算C級映画といった趣である。まあ厳密に言えば過去や未来の二人も出演しているのだが、それが話を少しややっこしくしている。それにしてもこれだけの構成で300頁近く稼いでいるのだから、稼ぎ過ぎではないだろうか(笑)。
 
 前半はやや退屈なのだが、後半からタイムパラドックスがらみの展開となり、私的には俄然面白くなってくる。ただ気になったのは主人公の柊が余りにもおバカ過ぎてウザイこと、小説というよりはアニメやゲームで観たくだらないギャグとタメ口満載のマンガそのものだということ。
 さらにタイトルは梶尾真治の『つばき、時跳び』のパクリだし、世界観は『サマータイムマシン・ブルース』のオマージュというかパロディーというか、いずれにせよいろいろなところからの寄せ集めといった感が拭えないのだ。そのうえラストは「特別な捻り」もなくあっさり幕となり感動も湧かない。結局のところ本作は「タイムトラベルをおもちゃにした世界観の狭い軽い学園ラブストーリー」だったのかもしれないね。
 
評:蔵研人

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2022年8月15日 (月)

俺たちは天使じゃない

★★★★
製作:1989年 米国 上映時間:107分 監督:ニール・ジョーダン
 
 1935年、カナダに近いアメリカの某刑務所で、極悪囚人のボブが処刑されることになる。ところがボブが電気椅子に座ると急に停電になり、彼は看守から奪った銃で周りの看守たちを撃ち殺して脱走を謀る。
 そのときたまたま処刑場に居合わせたコソ泥のネッドとジムは、無理矢理ボブに連れられて一緒に脱走する羽目になる。翌朝ボブとはぐれたネッドとジムの二人は、カナダ国境を目指すのだが…。国境の小さな町で著名な神父と間違われて教会に身を潜めることになる。そしていくつもの偶然が重なり、国境をなかなか超えることが出来ずモタモタしているところへ、刑務所の所長たちが彼等を探しにやってくるのだった。
 
 主演はロバート・デニーロとショーン・ペンで、そこに貧しい母親役としてデミ・ムーアが花を添えている。基本はドタバタコメディーであるが、ロバート・デニーロとショーン・ペンの軽妙なおとぼけ演技と、ハラハラドキドキ感がなかなか絶妙にブレンドされているではないか。
 また涙を流すマリアと神父の祈りが、摩訶不思議に絡み合うところも、なかなか感動的でただモノではない。さらにいかにもアメリカンなラストシーンにも、思わずニヤリとせずにはいられないだろう。
 
評:蔵研人
 

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2022年8月11日 (木)

NINJA THE MONSTER

★★
製作:2015年 日本 上映時間:84分 監督:落合賢
 
 長野藩の取り潰しを救う方法は、幸姫が幕府老中の側室になるしかなかった。だが江戸に向かう長野藩の幸姫一行にもののけか襲いかかり、一行はほぼ全滅してしまう。それでもなんとか生き残った護衛の忍者伝蔵と幸姫は、苦渋の決心をして二人だけで江戸に向かうのだった。…という展開のロードムービーなのだが、天下の松竹が配給している割には余りにも製作費をケチり過ぎている感がある。
 
 まず登場人物は10人以下だし、知っている俳優は忍者役のディーン・フジオカぐらい、それにギョロ目のお姫様にもゲンナリだ…。さらにCGは貧弱過ぎるし、ただ山の中を彷徨っているだけの背景の繰り返しも退屈この上ない。
 それに人は絶対に切らないし、忍びの技もなにもなし。海外向けに製作したと言うが、外人はこんな程度の映画で満足するのだろうか。それでは余りにも外人を馬鹿にしているとしか思えない。
 
 またなかなか姿を見せないもののけにもイライラし続けたが、正体を見てもっとガッカリしてしまった。なんだこのお粗末さは、もし劇場で鑑賞していたら「金返せ~!」叫んでいたことだろう。
 
 
評:蔵研人

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2022年8月 6日 (土)

秘忍伝 NINJA KILLER

★★☆
製作:2008年 日本 上映時間:86分 監督:雑賀俊郎
 
 幕府の女隠密組織?に鍛えられた三人の女性剣士が、討幕をたくらむ悪人たちを退治するというお話。タイトルから想像するとまるで女忍者(くノ一)なのかと錯覚させられるが、彼女たちは忍者ではなくそれぞれ槍使い・一刀流・二刀流の女剣士である。
 
 なんとなく『あずみ』と『無限の住人』を足して二で割ったようなパクリ的作品ではあるが、構想的にはなかなか面白そうじゃないの…。と思ったのもつかの間、何と言っても所詮はⅤシネマであり、圧倒的な資金不足と役者不足が否めない。
 やはり時代劇は製作費がかかるのでⅤシネマには荷が重い。それに主役の三人がほぼ無名で演技も殺陣もかなり悲しいレベル。それらをなんとかカバーしていたのが、「敵キャラのどぎつさ」と「ギリギリ特撮」くらいかもしれないね。
 
 まあ上映時間が短いから、なんとか我慢して最後まで見ることが出来たのだが…。せっかくAV女優?が出演していたのだから、露天風呂のお尻出しシーンだけではなく、もっとエロいシーンを織り込んでいたならもっとヒットしたような気がしたのは私だけであろうか。
 
 
評:蔵研人
 

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2022年8月 2日 (火)

天国までの49日間

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★★★
著者:櫻井千姫
 
 中学2年生の少女・折原安音は、女子クラスメイトからのいじめに耐え切れず、マンションの最上階から飛び降り自殺する。ところが死んだ直後に天使が現れて、49日の間に天国へ行くか地獄へ行くかを考えて決めろと言う。
 もちろん幽霊になった安音はものに触れることもできないし、誰にもその姿を見ることが出来ない。はずなのだが、なんと男子クラスメートの榊洋人にだけは姿も見え会話もすることが出来るのであった。そして安音は彼の家に転がり込んで、常に彼と一緒に過ごすことになる。
 
 そんなマンガのようなストーリー展開なのだが、本作では中学校でのいじめの実態とその問題点にのめり込んで追及しているようだ。もしかすると著者自身のいじめ体験を小説化したのかもしれないね。
 あとがきで著者自身が認めているが、文章はやや稚拙でいじめ以外の内容は底が浅い感がある。ただいじめや友情に対する熱意だけはひしひしと伝わってくるため、同年代読者の圧倒的な支持を得たのだろう。そしてそのあたりが評価されたことこそ、本作が日本ケータイ小説大賞を受賞した理由かもしれない。
 
評:蔵研人
 

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2022年7月29日 (金)

ソード・オブ・レジェンド 古剣奇譚

★★★
製作:2018年 中国 上映時間:105分 監督:レニー・ハーリン
 
 中国製の人気ゲームを映画化したものらしい。主人公のユエ・ウーイーは、失踪した師匠を探す旅に出るのだった。そして手掛かりの指輪を手に入れるのだが、この指輪を巡って「指輪争奪戦」が始まる。はじめはメインキャラ同士が戦っているのだが、共通の敵が現れて共闘しているうちに、いつの間にか仲間になってしまう。
 
 この辺りまではアクションも素晴らしく、なんとか先に期待を持つ展開だったのだが、そのあとだんだんストーリーが雑になり、登場人物も限られてくるので急にテンションが下がってゆく。また忍者・妖怪・ロボットなどなどが無意味に登場するのだが、その真意が掴めずなかなか物語に入り込めない。さらに敵ボスだと思っていた者が悪人ではなく、実は鬼のような不気味な妖怪がラスボスだったというその場凌ぎ的な急展開。
 
 どうしようもなくつまらない訳ではないのだが、もう少し丁寧に脚本を練って欲しかったね。まあゲームの実写化なんてこんなものなのかな。

 

評:蔵研人
 

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2022年7月25日 (月)

ラヴレター

★★★★
著者:岩井俊二
 
 岩井俊二と言えばその昔、若手有望監督として廃れていた日本映画界に新風を吹き注目されたものだが、来年はいつの間にか還暦を迎えるらしい。私も彼のピュアな映画が大好きで彼のほとんどの作品は観たつもりである。ただ近年上映された類似作品『ラストレター』は覚えているのだが、本作を映画化した『Love Letter』は観たのか観ていないのかよく覚えていないのだ。
 
 映画ではまだ若かりし頃の中山美穂が二役を演じて話題になったり、日本アカデミー優秀作品賞に輝いているし、なんと韓国でも大ヒットを飛ばしたようである。だからという訳ではないが、小説との比較のためにも、既に観ていたとしても改めてこの映画を観てみたい気がする。
 それにしても映画監督は脚本を手掛けることが多いので、小説を書いてもおかしくはないのだが、本作はなかなか出来の良い小説だと感じた。それもそのはず岩井俊二は、学生時代から小説家を目指していたのだと言うではないか。
 
 ラヴレターというタイトルであるが、手紙の交換は藤井樹と渡辺博子という二人の女性の間で行われる。もっとも最初に渡辺博子が雪山で遭難したフィアンセに宛てて書いたつもりの手紙が、同姓同名の女性に届いてしまったという偶然から始まるのだが…。
 もしかすると天国のフィアンセからの手紙なのかもしれないと、夢のような微かな希望にすがる博子の純なこころが痛ましく悲しい。ただ誰もがその瑞々しさと切なさの中に、青春時代のノスタルジーを感じとるはずである。
 
評:蔵研人
 

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2022年7月19日 (火)

アトリエの春、昼下がりの裸婦

★★★☆
製作:2014年 韓国 上映時間:102分 監督:チョ・グニョン
 
 原題は『春』というような意味のようだが、どうも邦題の「アトリエの春」にぶら下がっているサブタイトル「昼下がりの裸婦」がいやらしくて余り感心しないね。確かにデッサンのモデルとして全裸になるシーンが多いし、ヘアーもはっきり映っているが、助平な映画ではなく純粋な文学作品なのだ。それに愛はあるが、セックス描写は殆どないので、くれぐれも変な期待をしないこと。
 
 圧倒的に超美麗な映像には、思わずうっとりしてしまうが、まるでその自然描写が少ないセリフをカバーしているかのようであった。またなんとなく納得してしまう衝撃のラストも必見である。それにモデル役の女性も美しいが、何と言っても献身的で上品な妻を演じた、竹内結子似の女優さんに惹かれてしまった。
 
 ざっとあらすじを記しておこう。
 時代背景は1969年、全身の麻痺が進む難病を抱えた彫刻家ジュングは湖畔のアトリエで療養していたが、もはや生きる希望を失っていた。それを見かねた妻は、創作意欲を取り戻させようと、貧しい村娘のミンギョンを連れてくる。
 アトリエでミンギョンをモデルに創作を再開したジュングは活力を取り戻す。またミンギョンも辛く貧しい家庭生活から解放され、本来の明るさを取り戻しつつあった。そしてふたりは男女関係を超えた深い絆で結ばれていく。だがミンギョンには小さな子供二人と博打三昧のDV夫がいた…。
 韓国映画であるが、どちらかと言えばフランス映画のような創り方であった。
 
 
作:蔵研人
 

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2022年7月15日 (金)

ザ・ヴォイド 変異世界

★★
製作:2018年 米国 上映時間:90分 監督:ジェレミー・ギレスピー
 
 保安官ダニエルが夜道で血まみれになっている男を助けて病院に運び込むところから始まる。舞台はこの田舎町の病院の中だけ、登場人物も限られ脚本もほぼデタラメなB級ホラー作品である。
 またホラーと言っても全く怖くもなく、ただ気味が悪くて胸糞が悪くなるだけ。そして画面も薄暗くてよく見えないまま、ぐちゃぐちゃで不潔な怪物が襲いかかってくるだけという代物であった。
 それにしても、先が読めなくてなんとなくワクワクしたのは序盤だけで、あとはどうでもよいシーンを意味もなくゆっくりしつこく映しているだけの駄作のような気がする。ただラストシーンだけは妙に気にかかったね。
 
評:蔵研人
 

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2022年7月11日 (月)

オーディション

★★★☆
 
製作:2000年 日本 上映時間:115分 監督:三池崇史
 
 青山重治は7年前に妻と死別したが、現在は独立して起業し高校生の息子と二人暮らし。ある日その息子に再婚を勧められたのをきっかけに、真剣に再婚を考え始める。その話を悪友の吉川にすると、芸能関係の仕事をしている吉川は、「映画のオーディションで結婚相手を探そう」と提案する。
 いたずら半分の架空オーデションであったが、なんと大量の履歴書が届く。その中から30人に絞ってオーデション審査をしたのだが、妙に青山の心を惹きつける女性がいた。長いストレートヘアーを胸まで垂らした、清楚で色白な山崎麻美という24歳の美女であった…。
 
 その後青山は年甲斐ものなく麻美に夢中になり、何度か逢瀬を重ねてゆく。そして「どうも引っかかるので、やめたほうが良い」と言う吉川の牽制を振り切って、麻美を旅行に誘ってしまうのであった。そしてその夜、当然のように二人は結ばれるのだが、ここからストーリーは急展開してしまうのである。
 
 サイコホラーなのだが、なんと原作は芥川賞作家の村上龍なのだ。さらに三池崇史監督のもと、キャストは主演の石橋凌をはじめ、國村隼、石橋蓮司、大杉漣、光石研、松田美由紀と錚々たるメンバーが集まっているではないか。つまりこの作品は、そこいらにあるB級ホラー映画じゃないよ、と自負しているようだ。
 そう言えば旅行に行くまでは丁寧に創っていたのだが、そこからが訳の分からないストーリーに突入し、気分の悪くなるような拷問から、あっという間に収束してしまったのが残念である。まあいずれにせよ中年男が、理由もなく若い美女に好かれるはずがない。世の中そんなに甘くないよ、という教訓映画だったのだろうか。
 
 
評:蔵研人
 

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2022年7月 6日 (水)

アルティメット

★★★☆
製作:2004年 フランス 上映時間:85分 監督:ピエール・モレル
 
 荒廃した近未来のパリが舞台で、危険地区「バンリュー13地区」に居座るギャングとの戦いを描いたアクション映画。主演は『キス・オブ・ザ・ドラゴン』のシリル・ラファエリと『YAMAKASI ヤマカシ』のモデルとなったダヴィッド・ベルの二人である。
 とにかくスタントやワイヤーを一切使用しない迫力のアクションシーンが見どころだが、ストーリーは全くないに等しい。アクションにつぐアクションで、全く休む暇がない。このハチャメチャなおバカ展開は、なんだかリュック・ベッソンモードだな、と思ったらやはり脚本に彼が絡んでいた。
 
 まあはっきり言えば序盤の30分間のパルクールアクションが全てと言っても良いかもしれない。だからと言って決してつまらない映画でもない。とにかく百の解説よりも一度観ればわかるさ、という感じかな…。
 
作:蔵研人
 
 

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2022年7月 2日 (土)

帰去来

著者:大沢在昌
 
 主人公は亡父のあとを継いで警官になった志麻由子という美人婦警である。彼女は連続殺人事件の犯人逮捕のため、公園でおとりになっていたのだが、突然背後から犯人らしき人物に首を絞められてしまい意識を失ってしまう。
 その後彼女が目覚めた場所は、なんと光和27年という聞いたこともない時代だった。ただその時代背景や闇市が幅を利かせている街の雰囲気などは、まさに太平洋戦争直後の東京にそっくりなのだ。だが歴史や地名などが微妙に異なることから、過去にタイムスリップしたのではなく、全くの別世界つまりパラレルワールドに迷い込んでしまったのであろうか…。
 
 また現代では巡査部長でお荷物的存在だった由子だったが、この奇妙な世界では大出世して警視まで昇りつめている切れ者刑事だったのだ。ところがこの世界の由子は全く見当たらない。もしかすると由子の精神だけが、この世界の由子に転移してしまったのだろうか。いずれにせよ元の世界に帰れないのなら、なんとかこの世界で生き抜いて行くしかないと由子は決心するのだった。
 
 パラレルワールドと言えばSF小説のテリトリーなのだが、本作はSFというよりは「刑事もののミステリー小説」なのだと考えたい。たまたまパラレルワールドを「舞台装置」に使ったというだけなのであろう。そう考えないと余りにもSFらしくない顛末だし、超小型タイムマシンの発想はまるでドラエモンで、余りにもお粗末だからである。
 
 ただ本書はなんと500頁を超える分厚い単行本なのだが、あっという間に読了してしまうほど面白いことだけは保証しても良いだろう。それはドキドキワクワクさせるアクション系の際どいストーリーに加え、パラレルワールドはなぜ出現したのか、果たして由子は現代に戻れるのだろうか、もう一人の由子とは対面できるのだろうか、また連続殺人事件の犯人は逮捕されるのだろうか、などなどの謎を解明したいという読者心理をわしづかみにしているからである。まあいずれにせよ近いうちにTVドラマか映画化されるような気がしてたまらない。
 
評:蔵研人
 
 

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2022年6月28日 (火)

ダンスウィズミー

★★★☆
製作:2019年 日本 上映時間:103分 監督:矢口史靖
 
 『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』を手掛けた矢口史靖監督のミュージカル風コメディー。この監督独特の味のあるパワーコメディーで、「音楽を聞いた瞬間に歌って踊りだすという催眠術」をかけられた女性のハチャメチャストーリーである。
 ヒロインの鈴木静香を演じたのは、オーディションを勝ち抜いた『旅立ちの島唄 十五の春』などの三吉彩花で、得意の華麗な踊りと歌声を披露している。歌には山本リンダの『狙いうち』などの古い歌が多く、年配の人には楽しめるが若者たちはどうかな…。
 
 まあいろいろ突っ込み処は多いのだが、やしろ優との凸凹コンビのロードムービー仕立ては面白かった。また脇を固めたchay、ムロツヨシ、宝田明などもぴったしカンカンだったね。ただフレンチレストランでの大暴れがピークで、その後はとくに凄い踊りも歌もなかったのが残念である。総じてミュージカルというよりカラオケのレベルだったかな。
 いずれにせよ、寝っ転がってお気楽に観る映画としては合格にしても良いのだが、なんだかラストがしっくりしなかったのは私だけであろうか…。
 
 
作:蔵研人
 
 

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2022年6月23日 (木)

エンドオブキングダム

★★★
製作:2016年 米国 上映時間:99分 監督:ババク・ナジャフィ
 
 英国首相が急死し、その葬儀に参列するために世界中の首脳がロンドンに集結するのだが、いきなり大規模な同時多発テロが発生する。そしてロンドンの歴史的な建物が次々に破壊され、街は火の海と化し大勢の犠牲者が続出してしまう。またこのテロのターゲットは米国大統領で、彼を捕らえて公開処刑することが目的のようだ。
 そしてこのテロを企み実行した主犯は武器商人アーミル・バルカウィで、2年前に米国軍に空爆され娘を失った復讐なのだという。そして英国首相の急死も、彼の指示による暗殺であり2年間に練りに練り準備を重ねたテロだったのである。
 
 このテロの襲撃から米国大統領を守りながら、次々に敵を倒してゆくのが、ジェラルド・バトラー扮するところの最強のシークレットサービス・マイク・バニング特別捜査官なのだ。とにかく息つく暇もないテロ集団の襲撃を、このマイク・バニングがナイフ・銃・格闘技を駆使して払いのけてゆく。そのスーパーマン的な強さを誇るアクションシーンを観ていると、まるでアクションゲームなのかと錯覚してしまいそうだ。
 
 それにしても警官隊や近衛兵の中に刺客が大勢紛れ込んでいて、誰が味方なのか敵なのかさっぱり分からない。というよりほとんど全員が敵だというのはなぜだろう。大体あれだけ世界の首脳が終結して大惨事が起きたというのに、余りにも警護がお粗末でおろそかではないだろうか。それにこの破壊力とパワーはテロというより戦争じゃないの。まあアクションそのものはスカッとするのだが、さすがに余りにも現実離れし過ぎた脚本には苦笑せざるを得ないね。
 
 
作:蔵研人
 
 

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2022年6月17日 (金)

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷

★★★
 
製作:2019年 米国 上映時間:92分 監督:スコット・ベック
 
 お化け屋敷を舞台にしたアトラクションホラーだ。ハロウィンの夜である、ハーパーはルームメイトとパーティで知り合った男子学生たちと一緒に、二次会の余興として郊外にあるお化け屋敷に入ることに…。
 
 その廃墟のような建物の前に立つ不気味なピエロ。そしてハーパーたちは、期待に胸を膨らませて建物の中へと入ってゆく。だがそこはありきたりの仕掛けのお化け屋敷だった…と思ったら、ガラスの壁の向こう側では少女が顔に焼けた鉄を押し付けられて「見てないで、助けて!」と叫び声をあげているではないか。その少女の必死な形相を見たハーバーたちは、そのただならぬ空気に困惑し、ここが単なるお化け屋敷でないことに気づくのだが、時すでに遅しで次々に仲間が殺されてゆくのである。
 
 ホラー映画によくあるパターンであるが、舞台がお化け屋敷という設定は、トビー・フーパーの『ファン・ハウス/惨劇の館』のオマージュなのだろう。またある意味で「密室もの」なので、『キューブ』とか『エスケープ・ルーム』のエッセンスも含まれているようだ。ただ奇妙な仮面を被って襲ってくる殺人鬼たちの素顔は、仮面以上に不気味なのだということだけは特筆したい。それ以外は殆ど怖くないホラーなので、怖がりの人でも安心して観れるかもしれない。
 さて弱虫のハーパーが急にリプリー並みに強くなったのには苦笑してしまったが、ところで「彼女の父親は一体何者だったのか」、「殺人鬼たちの目的は何だったのか」さらに「ラストシーンの意味は何なのか」疑問が残り過ぎなのだ。単に雑な脚本だったのだろうか、いずれにせよなんだかモヤモヤ感の残る映画だったね。
 
評:蔵研人
 
 

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2022年6月10日 (金)

天使の歩廊

著者:中村弦
 
 時代背景は明治末期から昭和初期まで、主人公は笠井泉二という建築家である。だが笠井は単なる建築家ではなく、悪魔的というか幻想的というのか、とにかく摩訶不思議な建物を設計するのだった。本書はその笠井泉二と彼が創作した建物を取り巻く話六作を繋いだ連作短編集である。
 
 著者の中村弦は本作にてデビューし、同時に「日本ファンタジーノベル大賞」を受賞し、選考委員たちから絶賛のエールを送られたという。それにしてもひとつひとつのストーリーは丁寧な構成で味わい深く、江戸川乱歩のようなおどろおどろしさや、SF的異次元世界の壮大感も漂ってくるではないか。
 ただ洗濯屋の次男として生まれた主人公が、なぜこれほど超天才的な能力を発揮できたのかの説明は一切なされていないし、ラストも曖昧なまま無理矢理閉めた感がある。もちろん謎めいた存在感に満ちているからこそファンタジーなのだが、一抹の違和感は拭いきれない。
 
 建築物自体はまさに物質の塊なのだが、そこにはなんとなく怨念や異様な雰囲気を感じることがある。それはある意味「別世界への入口」に通じるからなのだろうか。そして小説のメインテーマに特殊な建物を選んだことが、前述した選考委員たちの絶賛を浴びた一因なのかもしれない。それにしても、著者も本作の主人公同様ある種の天才なのだろう。
 
評:蔵研人

 

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2022年6月 7日 (火)

コードネーム U.N.C.L.E.

★★★
 
製作:2015年 米国・英国 上映時間:116分 監督:ガイ・リッチー
★★★
 
製作:2015年 米国・英国 上映時間:116分 監督:ガイ・リッチー
 
 スパイ映画だと言うことは承知していたのだが、まさかあの『ナポレオン・ソロ』だったとはね。その「ナポレオン・ソロ」と言えば正式には『0011ナポレオン・ソロ』というタイトルで、1960年代にTVドラマとして放映された作品である。そして主役のナポレオン・ソロにはロバート・ヴォーン、相棒のイリアはデヴィッド・マッカラムが演じていた。
 
 どちらかと言えばややコミカル風味で、ソロは女たらしのプレイボーイ、イリアはクールで中性的という相反する性格のコンビネーションが面白かったのである。だが本作はアクション中心で、コミカル風味はかなり薄められていた。
 
 まずソロ役にスーパーマン俳優のヘンリー・カヴィルをキャスティングしたのが、そもそもの失敗ではないだろうか。彼はロバート・ヴォーンのような遊び人タイプではなく、真面目で堅いイメージが漂っているため、ソロのイメージからはだいぶ乖離しているからだ。さらにソロのベッドシーンが声だけで、映像が全くないところも食い足りない。
 またあれだけのスパイと軍隊が登場しているのに、アクションはソロとイリアだけ、というのも現実感が全くないではないか。ロシアとアメリカが手を組むという設定は好感が持てるし、起承転結もしっかり守っているのだが、なんとなくモヤモヤ感が残り不完全燃焼だったのは私だけであろうか。
 
評:蔵研人

 

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2022年6月 2日 (木)

イコライザー2

★★★☆
 
製作:2018年 米国 上映時間:121分 監督:アントワーン・フークア
 
 2014年に公開された『イコライザー』の続編である。ただデンゼル・ワシントン演じる凄腕の元特殊工作員・ロバート・マッコールが悪人どもを次々に葬る「必殺仕置き人」であること以外はだいぶ設定が異なっている。まず前回はホームセンターの従業員だったが、今回は配車サービスの運転手だ。そして前回は武器は持たず、その場に存在するあらゆるものを、瞬時に武器として利用して敵を倒していた。
 
 例えばホームセンター内での戦いでは、店の棚にあるドリルや釘、有刺鉄線、バーナー、釘打ち機など様々な日用品を用いて敵を次々と処刑していったのである。この武器を所持しないという設定がユニークで話題を呼んだものだが、この続編では常に拳銃を所持しているのだ。
 
 だからと言ってつまらない訳ではないのだが、物語の構成が複雑で少し分かり辛いこともあり、前作のほうに軍配を上げたい。まあ続編とはこんなものなので腹は立たないし、デンゼル・ワシントンの秒殺アクションを観るだけでも楽しいかもしれないね。
 ただバタバタと悪人どもを瞬殺してゆくシーンはスカッとするのだが、悪人どもにも「何も知らない優しい妻や可愛い子」がいるのだと考えると、つくづく暴力は何も生み出さないことを再確認せざるを得なかった。
 
評:蔵研人

 

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2022年5月29日 (日)

Swallow/スワロウ

★★★☆
製作:2019年 仏・米国 上映時間:95分 監督:カーロ・ミラベラ=デイヴィス
 
 超裕福な青年と結婚し、ニューヨーク郊外の高級住宅で暮らすハンター。誰もが羨むようなハンサムで優しい夫と、将来を保証されているリッチな生活、これ以上の幸せは望みようがない。だが何か歯車が合わないようなのだ。
 そんなある日、妊娠して夫と義父母に祝福されるのだが、やはりなぜか素直に喜べない。そして夫や義父母のちょっとした態度にも神経を使い、だんだん孤独感が深まってしまうのである。
 
 そんな彼女が唯一自分を取り戻せるのが、「異物を飲む」と言う信じられない奇行だった。はじめは冷たい氷のかけらから始まり、次はビー玉を飲んで排便によってその行為を再確認するのだ。そして二度目はなんと書類を壁に止めるピンだった。これを飲み込むには口の中を血だらけにし、体の内側をかなり傷つけてしまう。その後その行為はますますエスカレートし、石ころ・電池・歯車まで飲み込むようになってしまう。その行為はまるで麻薬中毒者の様であり、彼女は痛みと引き換えに快楽と充足感を得るのだった。
 
 ジャンルとしては、スリラーとかサスペンスに分類されているが、どちらかと言えば深層心理劇であり、暗くて余り気分の良い映画ではない。また余りにも救いがなさ過ぎて辛いし後味も良くなかった。だがこの狂気のハンターを演じた「ヘイリー・ベネット」という女優さんの演技力は賞賛してもよいだろう。精神的に追い詰められながら、誰にも頼ることのできない切なく悲しい姿が実に痛々しかったね。
 それにしてもいやにトイレの登場の多い映画だったな。またエンディングが女子トイレで、エンドロール中にトイレシーンが延々と流れていたのは皮肉なのだろうか。
 
 
評:蔵研人

 

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2022年5月23日 (月)

ラン・オールナイト

★★★☆
製作:2015年 米国 上映時間:114分 監督:ジャウマ・コレット=セラ
 
 超簡単に言えば「子供の喧嘩に親が出て落とし前をつける」という話である。主演は初老の凄腕殺し屋ジミー・コンロンにリーアム・ニーソンが扮し、その息子・マイクにジョエル・キナマン、親友のマフィアのボス・ショーンにエド・ハリスが脇を固めている。
 
 ストーリーは超単純である。ある日マイクは、ショーンのバカ息子の殺人現場を見てしまう。そのため命を狙われる羽目になる。そしてあわや危機一髪のときにジミーに助けられる。
 だがバカ息子を殺されたショーンが怒り狂って、部下たちにジミーとマイクを殺害する指令を発信する。そしてここからジミーとマフィアたちとの殺し合いのゴングが鳴るのである。
 
 とにかく警察までもが、何が正しくて何が悪いなんてことは無視し、復讐と怨念がらみのドンパチに明け暮れる。中身のない薄っぺらな内容だが、渋いアクションと、ドキドキハラハラ感だけは天下一品なのだ。それで結局は最後まで画面に釘付け状態になってしまうのである。
 余りにも単純な展開ではあるが、家族愛とアクションを求める人にはお勧めできる骨太な映画と言えるかもしれない。
 
評:蔵研人

 

 

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2022年5月20日 (金)

ヒットマン エージェント・ジュン

★★★
 
製作:2020年 韓国 上映時間:110分 監督:チェ・ウォンソプ
 
 オープニングのアクションは実に素晴らしい。孤児少年だったジュンは、国家情報院に拾われて暗殺要員として育てられる。そして今や伝説の暗殺者に成長しているのだが、なんと不運にも殉職してしまう。
 ところがその死んだはずの暗殺者が、10年後には売れないアホな漫画家になっているのだった。ここからそれまでシリアスだった映像から、急におバカチックな映画にチェンジしてしまうのである。これは一体どうなっているのだろうか、それまでが夢だったのだろうか、それともここは天国で、生前好きだった漫画家の夢を叶えさせたのだろうか…。どうもこの急展開には頭がついて行かないのだ。
 
 と思ったのもつかの間、なんだ偽装死して暗殺要員から逃げ出して、夢にまで見た漫画家として生活していただけだったのだ。いろいろ考え過ぎたが、実は余りにも単純で軽薄な理屈であった。バカにするな!。もうこのあたりでこの映画を観るのは辞めようかと考え始めてしまう。だがオープニングのアクションが余りにも素晴らしかったので、もう少し我慢をして様子を見ることにした。
 そのうち本人が悪党と国家情報院に追われる身となり、妻が悪党にさらわれ、娘が国家情報院に拘束され、無意味なカーチェイスが始まったりで、ハチャメチャな展開が延々と続いてゆく。ここでまたこの映画を放り投げたくなるのだが、すでに画面はクライマックスを迎えつつあり、ここで投げてはもったいないと考え直す。
 
 そもそも自分はコメディーと言うより「おバカ映画」が苦手なので、本作は観るべきではなかったかもしれない。ただアクションが良かったことと、コメディー好きの方には楽しめるかもしれないので、その中間評価として★★★とすることにした。
 
 
評:蔵研人

 

 

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